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小田急百貨店新宿店が本館での営業を終了、感謝のメッセージをライトアップ

 小田急百貨店新宿店本館が10月2日の今日、55年にわたる現館での営業を終了した。今後は、新宿西口ハルクに売場を移し10月4日にリニューアルオープンする。営業最終日には多くの人が来店し、買い物を楽しんだほか記念撮影を行う人々で賑わう様子がみられた。なお、レストランフロアは22時30分まで営業している。

大勢の客が駆けつけた営業最終日の様子 Image by FASHIONSNAP
大勢の客が駆けつけた営業最終日の様子
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 小田急百貨店新宿店本館は1967年にオープン。モダニズム建築の坂倉準三氏がデザインを手掛けたことでも知られ、2つのビルの外観を同一のアルミパネルで統一することで、1つの建物のように見える意匠が特徴となっている。地下2階から地上14階に売場を構え、紳士・婦人服や化粧品、家具・インテリアなどを取り扱ってきた。

 営業終了に伴い、小田急百貨店では新宿店本館のイルミネーション企画としては初となる窓を活用したライトアップを実施。高さ約30m、幅約115mに及ぶ一面に、同百貨店のストアカラーであるブルーとピンクを基調として「小田急百貨店(社紋)+LOVE(ハート)+YOU(U)」のメッセージを掲示した。

 新宿店本館では、5月から「新宿店[本館→ハルク]お引っ越し前の売りつくし!」と題したセールを実施。最終日の今日は20時30分の閉店まで客足が衰えず、館内は賑わいを見せた。数年前まで同店で働いていたという東京都在住の60代女性は「小田急百貨店新宿店本館は、お客様から従業員まで皆さんが温かい素晴らしい百貨店だった。営業終了はとても寂しいが、移転しても多くの人に愛される商業施設であり続けてほしい」とコメント。同じく東京都在住の50代男性は「自分が生まれた年に小田急本館が営業スタートし、これまで一緒に歳を重ねてきた。父が本館の近くで仕事をしていたこともあり、馴染み深い商業施設だったので営業終了は寂しい。今日は営業最終日なので足を運んだ」と同館の営業終了を惜しんだ。

 この日の館内放送では、新宿店の林幸一店長が「小田急百貨店新宿店は、開業の場所であるハルクで新たな門出を迎える。新生 新宿店は、『スマート』をテーマにより一層支持される店づくりを目指していく」と移転の抱負を語った。

 閉店時刻の20時30分頃には多くの人々が閉店の様子を見守るため大階段口付近に集結。中には、「ありがとう小田急百貨店」と書かれた自作うちわを掲げる人や同館への感謝を表す仮装をした人も現れた。小田急百貨店新宿店は急遽「閉店セレモニーはございません。10月4日より新宿西口ハルクにて営業いたします。皆様のまたのご来場心よりお待ち申し上げます」とアナウンス。大勢の人の拍手と「ありがとう」の歓声とともに、同館55年の歴史に幕を下ろした。

小田急百貨店 新宿 解体

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■小田急百貨店:公式サイト

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