シンゾーン 表参道店の内観
Image by: FASHIONSNAP
「デニムに合う上品なカジュアル」をコンセプトに掲げるウィメンズブランド「シンゾーン(Shinzone)」が、表参道店を移転し、旗艦店としてリニューアルオープンする。オープン日は5月18日。
同店では、「ファッションとウェルフェア(福祉)の架け橋」を掲げ、エコフレンドリーな要素を充実させた店舗運営を行う。内装のメイン資材には、600年の歴史を持つ京都の「北山丸太」を採用。近年、和風建築の建設件数が減り丸太の使用が減少している中で、和風用材をモダンな内装に採用する事例を作ることで、過剰在庫のリスクを減らし日本の伝統工芸を継承することが狙いだという。
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また、オープンに伴い、同店を含むシンゾーンの全店舗に給水スポットを設置し、シアトル発のボトルブランド「ミアー(MiiR)」のシンゾーンのロゴ入りボトルを販売。給水スポットは、誰でも好きなボトルで利用することができる。
Image by: シンゾーン
そのほか、社会的養護下にある子どもたちのサポートとして、里親養育支援を行う一般社団法人 COCO PORTAとタッグを組み、里親家庭の子どもと内装や取扱商品の一部を制作。シンゾーンのスタッフと子どもたちの共同制作によるタフティングを刺繍したカーテンをフィッティングスペースに設置するほか、同店で販売されるライフスタイルブランド「ウカイブルックリン(UKAI Brooklyn)」のハーブティー(1320円)のパッケージには子どもたちによるイラストをデザインした。同店では、今後もワークショップなどを通して、さまざまなプログラムを開催予定だという。
子どもたちのタフティングをあしらったフィッティングカーテン
Image by: FASHIONSNAP
シンゾーンの染谷裕之代表取締役は、表参道店を旗艦店として移転するに至った経緯について「一昨年でブランド設立から20周年を迎えましたが、コロナで世の中が大きく変わる中で、この先の10年、20年を想像した時にブランドを進化させる必要性を感じました。シンゾーンの新しい提案として『ファッションとウェルフェア(福祉)の架け橋』を掲げ、その提案を発信するための店舗として運営していきます」とコメントした。移転前と比較し、総面積は約3倍にアップデート。顧客がゆっくりと落ち着いて買い物ができる空間に仕上げた。
また、同店にはシンゾーンが骨董通り沿いに出店していたヴィンテージショップ「プレラブド(Preloved)」を統合。兼ねてから「シンゾーンとプレラブドのアイテムを同じ空間で見たい」という顧客の要望が多かったといい、ジーンズをはじめとしたヴィンテージアイテムをシンゾーンのオリジナルアイテムとともに展開することで、ブランドコンセプトとして掲げる「デニムに合う上品なカジュアル」のスタイルの魅力をさらに発信していく方針だという。
オープンを記念し、同店では「ジョンズ クロージング(Johnʼs Clothing)」に別注した廃棄デニムによるコレクションとして、デニムジャケット(6万8200円)とデニムフレアパンツ(3万9600円)、デニムペインターパンツ(4万1800円)を展開。それに加え、コットンリネンの残反生地で制作した定番のスラックス「クライスラーパンツ(CHRYSLER PANTS)」(2万900円/いずれも税込)も販売する。
■シンゾーン 表参道本店
オープン日:2023年5月18日(木)
所在地:東京都渋谷区渋谷4-1-18 南⻘山ノグチビル1階
営業時間:月〜土 12:00〜20:00/日 12:00〜18:00
敷地面積:114平方メートル
公式サイト
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