「アニヴェン(uneven)」が、ブランド初のスキンケアアイテムを10月26日に発売する。2020年のブランドデビュー以降、ファッションの感覚を取り入れたアイテムの、「ありそうでない、独自のカラーラインナップ」のメイクアップで人気を集めているアニヴェン。セレクトショップなどでのポップアップでは、スタッフとお客がメイクだけではなくファッションについても話し、熱量の高いファンが集まるのがお決まりの光景になっている。今後は、ビューティブランドとしての発信も強化する考えで、都内に直営店を出す計画も進める。
アニヴェンは2020年にアパレル、化粧品の企画製造販売などを展開するレザボア運営の元、ヘアメイクアップアーティストの小島紗希をディレクターに迎えて誕生。デビューアイテムとなったカラーマスカラでは、砂のようなサンドベージュのカラーがSNSでバズり入荷のたびに完売。お客からの多数のリクエストを受け、今年復刻版を発売した。そのほか、ヴィヴィッドなグリーンやブルー、イエロー、センシュアルなヌードピンクなど、「ありそうでない色」「ひと塗りでおしゃれになる」アイテムが人気を集める。現在は、リップ、アイシャドウ、チーク、アイラインなどに使用できるマルチスティックや、アイライナー、単色アイシャドウ、アイシャドウパレット、ネイルポリッシュといったラインナップに拡充。なお、小島は2023年7月末をもってディレクターを離れ、今後はブランドチームがさまざまな展開に向けてクリエイションをしていく予定になっている。
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主な販路はブランドの公式ECだが、ユナイテッドアローズの「6(ROKU)」や、大阪の「litmus」、名古屋の「UNEVEN HUB STORE」といった各地で人気が高いセレクトショップなどでのポップアップを不定期で開催。ポップアップでの接客では、メイクだけではなく店頭に並ぶファッションアイテムとの組み合わせなど、トータルコーディネートの相談に乗ることも少なくない。レザボアのブランド担当者は、「ファッションがお好きな方々に、イエベ・ブルベや似合う・似合わないはさておき、挑戦してみたい・自分がつけてみたい色を自由なバランスで楽しめるような提案を続けてきたことが、今につながっているのではないか」と振り返る。9月に開催されたパリ・ファッションウィークでは、「リトコフスカヤ(LITKOVSKAYA)」のバックステージを担当するなど、ファッションとの結び付きは引き続きブランドを支えている。
今後はこれまでのファッション感度の高い発信と並行して、ビューティブランドとしての発信にも力を入れる。このほど発売するスキンケアカテゴリーからは、拭き取りタイプのクレンジングウォーター「uneven mild cleansing water」(115mL、税込3850円)とアルガンオイルなど4つの成分でシンプルな処方を叶えた石けん「uneven mild soap」(90g、同2750円)をラインナップ。同カテゴリーのほか、メイクアイテムの商品数も拡大する。ブランドの世界観を体験できる場として、直営店の出店も計画。これまで実施してきたポップアップやインスタレーションでの経験を活かした空間を検討しているという。
■アニヴェン:公式サイト
Image by: uneven
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