ファッションビジネス専門紙「繊研新聞」公式サイト
繊研plus10月の訪日客数がコロナ前実績を上回るなど、インバウンド(訪日外国人)が戻ってきた。東京も多いが、京都でも売り上げの半分以上をインバウンドが占めるアパレル専門店がある。飲食店はさらに多い。ある老舗のうなぎ屋は外国人観光客で店内が埋まり、顧客の来店頻度が減って売り上げが減少したという話を聞いた。
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ファッション店も、コロナ前に品揃えをアジア客向けにシフトし、ローカル客が遠のいてしまったという話があった。つい「またか」とその頃を思い出す。もっとも、当時と比べて変化もある。アジア人観光客を見てもおしゃれになり、雰囲気などが変わったと感じる。前よりも何となく街に溶け込んでいる人が増えた気がする。
実際、「日本人に提案している物にも、欧米人は興味を示して買ってくれる」と京都のセレクト店が話していた。外国語を使ったアプローチ・接客も、コロナ前より数段レベルアップしている。大阪万博に向け、さらに増えるインバウンド需要をバランス良くつかみ、明るい未来を広げていって欲しい。
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