
Image by: Top Left Photo:片山真理 caryatid004 Top Right Photo:小林エリカ "My Blood" (c) 2025 Erika Kobayashi, Yutaka Kikutake Gallery Photo:Kasane Nogawa
アニエスべー創業の1975年が起点、過去50年のジェンダーの在り方を見つめ直す展示が開催

Image by: Top Left Photo:片山真理 caryatid004 Top Right Photo:小林エリカ "My Blood" (c) 2025 Erika Kobayashi, Yutaka Kikutake Gallery Photo:Kasane Nogawa

「AGNÈS B.」設立年の1975年を起点とし、ジェンダーをテーマにしたグループ展「わたしたちの返事: 1975 - 2025」が、agnès b. galerie boutiqueにて2月22日(土)から3月23日(日)まで開催される。

国際的に女性の権利やジェンダー平等の推進において大きな転機となり、現在の女性運動やフェミニズムの歴史に深い影響を与えた1975年。
この年に「AGNÈS B.」の創設者 Agnès Troubléも敬愛するアーティスト・映画監督 Agnès Vardaは、フランスのテレビ局から依頼を受け、短編映画「RÉPONSE DE FEMMES: NOTRE CORPS, NOTRE SEXES(邦題:女性たちの返事:私たちの体、私たちの性)」を制作した。
その8分間の映像の中で彼女は、当時の社会で女性たちが直面したジェンダーの課題に関する率直な意見を描いている。
本展は、1975年以降に生まれ、異なる世代やフィールドで活動するアーティストたちによるグループ展。
彼女たちに同作を鑑賞してもらい、それぞれが自らの経験や見解から導き出した「返事」を作品として表現した。
参加するのは、片山真理、小林エリカ、スクリプカリウ落合安奈、東京QQQ × 海老坐禅の4組。

Image by: 片山真理caryatid004
先天性の四肢疾患により9歳の時に両足を切断した以降、義足を使用したセルフポートレートなどの作品を制作する片山真理。
身体をかたどった手縫いのオブジェや立体作品の他、「ハイヒールプロジェクト」として特注の義足用ハイヒールを装着し歌手やモデル業を行うなど、多岐にわたり活動している。

Image by: 小林エリカ"My Blood" ©︎2025 Erika Kobayashi, Yutaka Kikutake Gallery Photo:Kasane Nogawa
目に見えないものや歴史、家族、記憶などから着想を得て、リサーチに基づく史実とフィクションを織り交ぜた幅広い作品を手がける小林エリカ。
著書には第27回三島由紀夫賞候補および第151回芥川龍之介賞候補にノミネートされた「マダム・キュリーと朝食を」(2018)、放射能にまつわる120年あまりの史実を主題にしたマンガ「光の子ども」(2013)、第二次世界大戦中、風船爆弾づくりに動員された女の子たちの物語「女の子たち風船爆弾をつくる」(2024)などがある。

Image by: スクリプカリウ落合安奈Archive Photo by Keizo Kioku
日本とルーマニアを母国とするスクリプカリウ落合安奈は、両国に根を下ろす方法を模索した経験をきっかけに、「土地と人の結びつき」を探求してきた。
国内外各地で土着の祭や民間信仰をリサーチするなど文化人類学的なフィールドワークを重ね、近年はその延長線として霊長類学の分野にも取り組みながら、「時間や距離、土地や民族を超えて物事が触れ合い、地続きになる瞬間」を紡ぐ作品を制作する。

Image by: 東京QQQ x 海老坐禅東京QQQ@Department H2024 Photo :ZIGEN
東京 QQQは、アオイヤマダ、かんばらけんた、Kily shakley、KUMI、高村月、ちびもえこ、平位蛙、MONDO、山田ホアニータによるパフォーマンス集団。さまざまな体形とバッググラウンドを持つメンバーが、「誰かの心の絆創膏になりたい」という想いで活動を行う。
海老坐禅はアオイヤマダ、河野未彩、磯部昭子、冨沢ノボル、二宮ちえ、Oi-chanによるクリエイティブコレクティブで、写真作品集の出版や展示活動も行っている。
それぞれの作品は、50年前の映画に登場した「彼女たち」と現代の「私たち」が見つめる世界を通して、今日の社会におけるジェンダーの在り方に新たな視点と可能性を示す。
70sの映画を出発点に、多彩な表現で示される個人の在り方を見つめて。
AGNÈS B.
0120-744800
【Our Reply: 1975-2025】
DATE:2月22日(土)~3月23日(日)
※月曜休廊
TIME:12:00pm~7:00pm
PLACE:agnès b. galerie boutique
ADDRESS:東京都港区南青山5-7-25 ラ・フルール南青山2階
ADMISSION FREE
WEBSITE:www.agnesb.co.jp/news/25m2_galerie/
最終更新日:
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