ジンズ（JINS）を運営するジンズホールディングスが、2025年9月から正社員を対象とした基本給のベースアップおよび2026年4月入社の新卒社員の初任給を30万円に引き上げることを発表した。

　ジンズは、「Magnify Life - まだ見ぬ、ひかりを」をヴィジョンに掲げ、世界中の人々にジンズブランドを届けるため、国内509店、中国161店、米国5店、台湾74店、香港9店、フィリピン8店を展開。ベトナムへの進出も決定しており、グローバルでビジネスを拡大している。今回、世界に通用する競争力を育むためには顧客体験の要である店舗において、さらに質の高いサービスへ向上し続けることが重要であり、それを推進するグローバル志向の高い人材の採用やキャリア形成が必要だと考えたことから、賃上げを決めたという。

　2026年度以降の新卒社員は原則グローバル社員として採用することとし、初任給を今期から3万5000円増の月額支給額30万円〜に改定。新卒初任給としてはアイウェア業界トップの金額となる。

　これに先駆けて、2025年10月支給分から店舗正社員の月額基本給を1万5000円、グローバル社員の手当を2万円それぞれ増額し、月額支給額を30万円〜に調整。また、留学生などの入社機会を拡充するため、2026年より新卒社員の入社日に10月1日を追加するとした。

関連記事

ジンズが賃上げを発表、新卒店舗社員の月額基本給はアイウェア業界でトップに

BUSINESS