


90年代後半から00年代にかけて、本紙にストリートスナップの記事をたびたび掲載していました。30年近く前の、都会の一瞬を切り取っただけの記事ではありますが、その背景を店や企業に取材し、ときには売り上げなどの数字も入れていて、当時の商売の動きも少しわかります。“平成リバイバル”など様々なレトロが注目を集めている昨今、改めて読み返すことで、ビジネスに通じるヒントが見えてくるかもしれません。ベテラン記者が振り返ります。
※本文は読みやすく直しています。社名やブランド名などは原文のまま掲載します。
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微フレアのロングスカートが新鮮 たんす在庫引っ張り出して
2000年7月25日付

Tシャツに膝丈スカートかカプリパンツ、といった春から続くスタイルに嫌気がさしたのか、くるぶしまでのロングスカートが急に目立ち始めた。まだセール品を残しているとはいえ、店頭では相変わらずTシャツなどの動きしかなく、秋物は何が売れるのか「全然見えてこない」というメーカー、ショップが多い。そうこうしているうちに「今までのスタイルに飽きちゃった」と、若い女性たちは自分で変化を付け始めた。
原宿では、グランジファッションがブームだったころを思い出すようなずるずるのデニムスカートやサイドにラインが入ったジャージーものが目に付く。自分のタンス在庫から引っ張り出してはいているようだ。昨年はやったようなエスニック調のギャザースカートもある。
渋谷では109のショップで、セール明けの新規商品でロングスカートが売れ始めている。スタッフ全員マキシスカートでかためているロコネイル(ロコウエーブ)では、セール中のプロパー商品として7月初めから売れ出した。ハイビスカスや幾何学柄、チェックの微フレアデザインで、肩を出した小さいトップと相性がよい。本格的な秋物を始めるまでのイチ押しアイテムだ。「いま一番新鮮に見えるはず」(同ショップ)。このスカートを胸まで上げた、チューブドレスのような着方も見せながら売っている。
109周辺では、エゴイストのギンガムチェックのロングマーメードや、LB-03のクラブファッションっぽいロングタイトなどが増えている。エスニック柄のロングスカートの女性は、「膝丈は十分楽しみました。ミニは抵抗あるし、ロングならサンダルやベアトップと合うから」と、「去年もの」をはいている。
「ロングスカート探してます」というファッショントレンドからはみ出した街の動き。新たなストリートトレンドを生み出しそうな気配がする。
《記者メモ》
このころは夏になると、女性たちはロングスカートをはいていました。素足にスカートだけなので、ロングとはいえ涼しいのです。ああ、今年もまたこの季節が来たなと思ったものです。
(赤間りか)
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