スイス発のスポーツブランド「オン(On)」は、米ニューヨーク州ハドソンバレーの非営利農場「スカイ・ハイ・ファーム(Sky High Farm)」が手掛けるブランド「スカイ・ハイ・ファーム・グッズ」とのコラボレーションを記念し、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)でローンチイベントを開催した。キャンペーンヴィジュアルを撮影した写真家のライアン・マッギンレー(Ryan McGinley)と、スカイ・ハイ・ファーム・グッズの共同CEOダフネ・シーボルト(Daphne Seybold)が登壇。ライアンによる写真集のサイン会も行った。
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トークイベントでは、まずシーボルトCEOが食の公平性を目指すスカイ・ハイ・ファームの概要を説明。同ファームはアーティストのダン・コーレン(Dan Colen)が2012年に設立し、環境再生型農法で農業や畜産を行い、収穫物を地域のフードバンクに寄付しているという。また、世界各地の農家への助成や次世代の農家を育てるためのフェローシップも行っている。
なお、シーボルトCEOは同ファームにジョインする以前は、ドーバー ストリート マーケット パリでPRやマーケティングを務めており、「ドーバー ストリート マーケットのチームは第二の家族」と語る。彼女がオンだけでなく、「バレンシアガ(BALENCIAGA)」「コンバース(CONVERSE)」など有力ブランドとスカイ・ハイ・ファームとのコラボのカギを握っている。
「ダンとは昔から友達だった」と話し始めたライアンは、「アートのキャリアの中で若くして注目を集めた(ダンや私たちの)グループがいて、10年ほど経った後に、自分たちが周りから与えてもらってきたものを次の世代に返していくのが仕事だと気付いた。それで、食料にアクセスできない人たちに、ミシュラン星付きのレストランが使うようなオーガニック食材を届けるようになった」と、スカイ・ハイ・ファームの成り立ちや自身との関係性についてコメント。「ダンやファームのメンバーが、未経験の農業に取り組もうとしたのはかなり“パンク”なこと」「ファームの理念や活動を多くの人に知ってもらう上で、ファッションは非常に強力なタッチポイントになる」と続けた。






コラボ商品のクラウド シックス(2万2000円)
Image by: FASHIONSNAP
ライアンの言葉通り、スカイ・ハイ・ファームのイチゴと月のロゴが付いたファッションアイテムをコミュニティのメンバーが着用しているのを見てファームを知り、理念に共感し、活動を支援する流れが生まれているという。
オンとスカイ・ハイ・ファームのコラボレーションは、「18ヶ月前に、オンからのアプローチでスタートした」とシーボルトCEO。一回きりではなく、「複数年にわたるパートナーシップ」だという。「ファッション業界にいたからこそ分かるが、通常、こうしたコラボは一過性のマーケティングの仕掛けであることが多い。一過性ではないオンのコミットメントに感謝している」「オンとのコラボにより、限られた人のみが知っていたファームの活動を、グローバルなオーディエンスに届けることができる」と、シーボルトCEOは意義を語った。
11月6日に発売したコラボ第1弾では、オンの看板アイテムであるシューズ「クラウド シックス(Cloud 6)」(2万2000円)やロングスリーブTシャツ(1万4300円)などを揃えている。
ライアンが撮影したキャンペーンヴィジュアルは、実際に同ファームで働いているメンバーや、ライアンが特に印象に残っているという羊の「オリバー」をモデルに撮影した。写真集販売による利益の全てを同ファームの活動に充てるという。
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