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三陽商会26年秋冬は「実用性と季節感の両立」がテーマ “五季”に基づき秋物を早期投入

三陽商会ショールーム

Image by: FASHIONSNAP

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 三陽商会が「2026年秋冬総合展」と題して記者説明会を開き、今秋冬シーズンの戦略を発表した。前年に秋物の投入が遅れ販売機会を逸した反省から、短い秋商戦に向けた秋物の早期提案を実施する。

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 同社は、春、夏、秋、冬の四季のほか、夏と秋の間(8〜9月)に「猛暑」という季節を追加した“五季”という独自カレンダーを2024年から導入している。昨年は秋商戦の立ち上がりを例年より2週間遅らせ9月に設定したものの、「秋物が早めに欲しい」というニーズを捉えきれなかったほか、売れ筋商品の在庫不足などにより、昨年9月から翌年2月までの売上高は前年同期から4%減収した。これらの反省を踏まえ、2026年秋冬シーズンは五季カレンダーに基づき、9月までは夏物を継続展開しつつ、秋物は従来通り8月中旬に立ち上げ、早期提案を行う。

 秋物は、ジレやニットベストといった温度調整がしやすいアイテムと、肌離れが良くウール見えするアイテムの2軸で商品戦略を推進。ウィメンズ向けのジレやニットベストなど「袖なしアイテム」は20%、ウール見えするジャケットはメンズ・ウィメンズ共通で25%それぞれ増産する。

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 コート・アウターについては、暖秋・暖冬に対応する「中間アウター」と、本格的な冬の寒さに備える「防寒コート」の2カテゴリーで構成する。中間アウターでは、短丈コートやニット・ジャージー素材のアウター、気温に応じて着方を変えられるマルチウェイコートなど、軽さと着用期間の長さを兼ね備えた商品を展開。防寒コートでは、昨冬にショート丈一強からミドル・ロング丈へと売れ筋の変化が見られたことを受け、ロングコートを前年比で15%増やす。ウールコートおよびダウンコートの数量も10%増で打ち出す。また、1〜2月の実需期では従来より価格を2〜3割抑えた商品を投入し、防寒需要の取り込みを図る。

 なお、緊張状態が続いている中東情勢の価格への影響については「現在のところは企業努力で吸収できる範囲」(加藤郁郎取締役)としつつも、繊維メーカーなどから値上げの要請は届いているといい、引き続き慎重に状況を注視していく考えを示した。

村田太一

Taichi Murata

群馬県出身。男子校時代の恩師の影響で大学では教員免許を取得するも、ファッション業界への憧れを捨てきれず上京。2021年にレコオーランドに入社。主にビジネスとメンズファッションの領域で記事執筆を担当する。幼少期、地元の少年野球チームで柄にもなくキャプテンを任せられた経歴を持ち、今もプロ野球やWBCを現地観戦するほどの野球ファン。実家が伊香保温泉の近くという縁から、温泉巡りが趣味。

最終更新日:

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