
Image by: New Balance

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「ニューバランス(New Balance)」が、ブランドの伝統とシグネチャーカラーであるグレーを祝う「Grey Days」を記念したアート展覧会「GREY ART MUSEUM」を、西麻布のワインバー WALL_alternativeで開催する。会期は5月16日から5月30日まで。オープンに先駆けて、メディア向け内覧会が実施された。
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“グレー”カラーは1980年代にニューバランスのデザインに初めて取り入れられた。当時、ランニングシューズ業界では鮮やかなネオンカラーが主流だったが、ニューバランスは都市のコンクリートやアスファルトの景色に自然に溶け込むカラーとしてグレーを提案。異色の存在だったこのカラーは、その後ブランドを象徴する表現へと進化し、数十年にわたりニューバランスのアイデンティティを形づくってきた。以来ニューバランスは毎年5月を「Grey Days」と定め、“グレー”に込められたブランド哲学やクラフトマンシップを発信している。
今年のGrey Daysは、「Heritage with Innovation(伝統と革新)」をテーマに開催。アートプロジェクト「MEET YOUR ART」と協働し、香り、書、音、空間、視覚表現など異なる領域で活躍する5人のクリエイターが参加した。

萬代基介「bubble balance」と「574」
Image by: New Balance
会場構成と展示什器を担当した建築家の萬代基介は、“グレー”を“透明”として解釈。会場中央には吹きガラスを用いた透明な什器とニューバランスのヘリテージを象徴するスニーカー「574」を設置し、「空間のグレーを映り込ませる存在」として機能させたという。吹きガラスは、職人が一点ずつ成形しながら全体の構造バランスを調整。萬代は「クラフトマンシップによって、“新しいバランス”を空間の中に生み出したかった」と語った。






和泉侃「Synesthetic gray」
香りのアーティスト和泉侃は、スニーカー「574」と「ABZORB 2000」を分解し、それぞれの色彩や質感を香りへ変換したインスタレーションを制作。シューズの象徴的なパーツを3つ抽出し、“グレーの色調”“素材感”“質感”を香りとして再構築したという。「香りの中には、無意識に色彩や触感を感じ取る情報が含まれている。今回はシューズを通じて“共感覚”的な体験を表現したかった」と同氏。



華雪「めぐる」
Image by: New Balance
“めぐる”をテーマに掲げた大型作品を書き下ろした書家の華雪は、「伝統を破ることで革新が生まれ、革新がまた新たな伝統を作っていく。その循環のイメージを出発点に筆を取った」と説明。金属加工技術を用いた作品を手がけるアーティストの東城信之介は、“存在”と“記憶”をテーマに、幼少期を過ごした長野での原風景を出発点とした作品を制作した。また、音とテクノロジーを用いた作品を発表したサウンドアーティストの國本怜は、風鈴の構造を応用したインスタレーションを制作。「風が入り、また外へ抜けていく。その流れが維持されることで音が立ち上がる」と説明し、「その構造を、ニューバランスのシューレースやプロダクト設計と重ね合わせた」と語った。

Image by: New Balance
会場では展示に加え食の体験も提供。Olfective Studio Neによるオルタナティブレーベル・SCENが、和泉侃による香りの作品を味覚へ翻訳したオリジナルドリンク「飲むニューバランス」を用意するほか、熊本の老舗製麺所「富喜製麺研究所」による“グレー”カラーの「GGヌードル」や、京都の茶ブランド「7T+」による「スモーキー京番茶ジェラート」、オリジナルラベルのワインなど、味覚からもニューバランスの世界観を体験できる。

左からニューバランス マーケティング部 齋田菜摘、萬代基介、和泉侃、華雪、東城信之介、國本怜、 加藤信介、古後友梨
最終更新日:
◾️GREY ART MUSEUM 2026
開催期間:2026年5月16日(土)〜30日(土)
会場:WALL_alternative
住所:東京都港区西麻布4-2-4 1F
時間:18:00〜24:00
入場料:無料
出展アーティスト:和泉侃、華雪、國本怜、東城信之介、萬代基介
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