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ロレアルが仏・生物医学研究機関と研究提携 皮膚健康科学の発展を加速

 ロレアルグループが、フランスの生物医学研究機関であるパスツール研究所と皮膚健康科学の発展を目的とした研究パートナーシップを締結した。両機関による科学研究協定の締結は初めてで、免疫学や微生物学、皮膚科学の知見を結集し、皮膚の健康と全身の健康との関係解明を目指す。

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 今回の提携では、ロレアルが長年培ってきた皮膚科学およびビューティサイエンスの知見と、パスツール研究所が強みとする免疫学、マイクロバイオーム、皮膚バイオマーカー研究の専門性を融合。両者の研究チームは、皮膚における微生物や免疫機能の役割を探究し、新たな生物学的ターゲットの発見や次世代有用成分の開発につなげる。研究では、皮膚細胞と共生微生物、免疫システムの相互作用に着目。エイジングとの関連性や、皮膚が全身の健康状態をどのように反映するのか、さらに皮膚バリア機能の維持に果たす役割などについても検証を進める。

 ロレアルグループのバーバラ・ラヴェルノ副CEO兼リサーチ&イノベーション テクノロジー責任者は、「皮膚と体内の健康との深い結び付きを明らかにし、皮膚の健康が生活の質やウェルビーイングを支える重要な要素であることを示していく」とコメントした。

 また、パスツール研究所のヤスミン・ベルカイド所長は、「免疫学とマイクロバイオーム研究の知見とロレアルの技術力を組み合わせることで、皮膚細胞や共生微生物、免疫防御の複雑な相互作用の解明を目指す」と述べた。

 ロレアル リサーチ&イノベーション サイエンティフィック コミュニケーション スペシャリストのアナ・ブラジック氏は、「『美の未来は最先端の科学に根ざしている』といったロレアルの信念を反映するものだ。過去115年にわたり皮膚科学の研究に多大な投資を行ってきたが、免疫学やマイクロバイオーム科学においてさらに高度な知見を得るためには外部パートナーの存在が不可欠と判断した」と語り、同研究所との協業に至ったという。

 ロレアルはパルツール研究所とともに、最先端の生物学的アプローチを通じて、皮膚の健康における微生物および免疫の役割を探究。同研を、皮膚を単なる表面ではなく『生きた生態系』と捉え、皮膚細胞、共生微生物、免疫防御の相互作用を解明することで、次世代の先進的なスキンケア成分の開発を目指す。具体的には、「老化の加速プロセス、全身的な健康状態の皮膚への反映、皮膚バリア維持への寄与の3領域を重点的に探究していく」とした。

 また、ロレアルは皮膚マイクロバイオームは遺伝的要因・環境・ライフスタイル・ライフステージによって形づくられる個人固有のものであり、その理解を深めることで新たな生物学的ターゲットや有効成分の発見が加速する、とパーソナライズされたスキンケアへの応用可能性も示唆。「人々が肌の長期的な状態に対してより主体的・積極的な関与を求める中で、マイクロバイオームや免疫系と皮膚生物学の相互作用を探究する同協定はその方向性に深く合致するものであり、基礎的な生物医学科学の力を全面的に活かしながら皮膚の健康の未来に取り組む、画期的な一歩だ」と語った。

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