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ポステレガント 中田優也がデザイン Peachが初の制服全面リニューアル

村田太一

村田太一

 航空会社 Peach Aviation(以下、Peach)が、創業15周年の節目にリブランディングを実施したことに伴い、客室乗務員・運航乗務員・地上係員が着用する新制服を発表した。制服の全面リニューアルは2012年の就航以来初で、10月1日から着用をスタート。デザインは、「ポステレガント(POSTELEGANT)」の中田優也が手掛けた。

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 Peachは、「愛あるフライトを、すべての人に。」をヴィジョンに掲げ、2012年に就航。新千歳、成田、中部、関西、福岡、那覇の6空港を拠点とし、国内線25路線、国際線15路線を運航している。創業15周年でのリブランディングには、デザイン会社 nendoが参画。コーポレートカラーを従来のパープルからフレッシュな桃を連想させるピンクに変更したほか、ロゴデザイン、モチーフを刷新した。

 中田は、1988年岐阜県生まれ。オンワード樫山で「ベイジ,(BEIGE,)」のデザイナーとして勤務後独立し、2017年に自身のブランド ポステレガントを始動した。現在は、アートディレクターとしてブランドや媒体のヴィジュアルディレクションも務めている。2025年の大阪・関西万博では、日本館のアテンダントユニフォームのデザインを担当した。

 新制服は三越伊勢丹監修のもと、中田がデザインを担当。刷新した空港カウンターや来春受領予定の新デザインの機体と調和するよう、ベージュのグラデーションを基調とし、Peachを象徴するピンクやブラウンを差し色として取り入れた。スカーフやポケットのディテールには、新たに定めたPeachのロゴと連動したカーブを施すなど、「角のない柔らかさ」を表現したという。

 動きやすさも追求した。実際に制服を着用する社員にヒアリングを実施し、業務中のリアルな要望をデザインに反映。機内荷物棚の開け閉めや操縦時の動作など業務中のさまざまな動きを細部まで検証し、適度なゆとりを持たせつつ、スマートで洗練されたシルエットを目指した。

 客室乗務員と地上係員の制服には共通のデザインを採用し、Peachとして初のワンピーススタイルを発表。各自の個性に合わせ、ジャケット、パンツ、ワンピースを自由に組み合わせて着用できるほか、客室乗務員を対象にスニーカーの着用を可能とした。また、これまで男女で異なっていたジャケットとパンツの素材・デザインを統一した。

 新制服の運用開始にあわせて、象徴的な小物として、腰やストラップに取り付ける「謎の桃ポーチ」を導入。顧客との一歩踏み込んだコミュニケーションや会話のきっかけの創出を目的としたアイテムで、ポーチの中身は不定期に更新する。運用開始時は第1弾として、関西の文化に根差した「スーパー飴ちゃん」を入れるという。

Image by: Peach

 発表会に登壇したPeachの大橋一成CEOは、「我々は安全・快適で、お客さまにより一層喜んでいただけるサービスを提供していくこと目指しており、今回の制服リニューアルもその一環です。これからのPeachにご期待ください」とコメント。デザインを手掛けた中田は「飛行機に乗るお客さまの中には、どこか緊張感を持っていらっしゃる方も多いと思います。だからこそ、Peachに乗ると安心すると感じていただけるような固くなりすぎないデザインを心がけました。この制服によって、お客さまにプラスアルファの優しさを届けることができたら嬉しいです」と語った。

デザインを手掛けた中田優也(右から1番目)

最終更新日:

文・村田太一

Taichi Murata

FASHIONSNAP 編集記者

群馬県出身。男子校時代の恩師の影響で大学では教員免許を取得するも、ファッション業界への憧れを捨てきれず上京。2021年にレコオーランドに入社。主にビジネスとメンズファッションの領域で記事執筆を担当する。幼少期、地元の少年野球チームで柄にもなくキャプテンを任せられた経歴を持ち、今もプロ野球やWBCを現地観戦するほどの野球ファン。実家が伊香保温泉の近くという縁から、温泉巡りが趣味。

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