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衣服を通して身体的・精神的なゆとりを、新ブランド「パルス ヘルツ」がデビュー

村田太一

 イッセイ ミヤケ出身の渡邉聡大が手掛ける新ブランド「パルス ヘルツ(PULSE HERTZ)」が2026年秋冬シーズンにデビューする。ファーストコレクションは、9月26日からブランドの公式オンラインストアで順次販売する。

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 ブランドコンセプトは「日常に、余白を」。日々さまざまな情報や刺激に囲まれて暮らす中で、衣服を通して身体的・精神的なゆとりを生み出すことを目指している。ブランド名は「パルス(鼓動)」と「ヘルツ(周波数)」を組み合わせた造語で、人それぞれの内側にあるリズムや感覚に寄り添うブランドでありたいという思いを込めた。

 全てのアイテムに共通するのが、前身頃に対して後ろ身頃を大きくとった独自のパターンワーク。人間の身体は前方向の動きに比べて、後ろ方向の動きの方が大きい。後ろ身頃にあえて“余白”を作ることで可動域を広くし、身体を後ろから布で包み込むようなストレスフリーな着用感を実現したという。渡邉はこのデザインについて、「普段の生活の中で、肩の窮屈さを感じることがあった。かといって、オーバーサイズの服を着ることにも抵抗がある。前から見た時の印象と着用感の両立を目指し、このパターンに辿り着いた」と説明。また、ブランドのシンボルとして心電図から着想を得たシンボルマーク「ザ・トレース」をあしらっている。

 ファーストコレクション「THE FIRST PULSE」では、ブルゾン、パンツ、シャツ、Tシャツ、フーディーなど全7型を製作。無駄な意匠を削ぎ落としたミニマルなデザインを基本としながら、今季を象徴するデザインとして「コンパス」と、高電圧の放電によって生まれる模様「リヒテンベルク図形」のグラフィックを配したTシャツなどを販売する。日常で着やすいものにするため、全てのアイテムにはオリジナルで製作したホームケア対応のコットン100%の生地を用いている。

 ブランド立ち上げ当初は卸売は行わず、自社ECのみで販売。渡邉は「独立してブランドを立ち上げたが、不安よりも楽しみの方がずっと大きい。納得のいくコレクションができたので、多くの人に手に取ってもらえたら」と話した。

最終更新日:

■PULSE HERTZ
公式サイト
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文・村田太一

Taichi Murata

FASHIONSNAP 編集記者

群馬県出身。男子校時代の恩師の影響で大学では教員免許を取得するも、ファッション業界への憧れを捨てきれず上京。2021年にレコオーランドに入社。主にビジネスとメンズファッションの領域で記事執筆を担当する。幼少期、地元の少年野球チームで柄にもなくキャプテンを任せられた経歴を持ち、今もプロ野球やWBCを現地観戦するほどの野球ファン。実家が伊香保温泉の近くという縁から、温泉巡りが趣味。

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