Fashion インタビュー・対談

【インタビュー】せーの代表 石川涼「ファッションは終わり、感動するものだけが残る」

■石川涼の頭の中


―「売れるものはかっこいいもの」という考えについて、「かっこいい」の定義は?

 「かっこいい」の定義はすごく難しいですが、時代によって変わっていくと思います。例えば90年代にかっこよかったのは、数が少なくてみんなが買えなくて、しかも高いもの。でも今は違って、人をわくわくさせられるものですね。みんなが「欲しい!なにこれ!やばい!」ってなるもの。得てして、ユーザーがそのとき欲しいものが一番かっこいいんですよ。今みんなが欲しいものは、間違いなく「共感を生むもの」なんですよね。

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―最近、石川社長のTwitterやブログで、特にセクシャルな発言が話題になっていますね。

 光栄です。時代がやっと自分についてきたかな(笑)。自分自身は昔から変わらなくて常に素なんだけど、"The rule of the playboy(ヤリチンの掟)"を書いたブログの反響はすごかったんですよね。あんな大騒ぎになるとは思わなかったけど、男性も女性も、どっちかというと肯定派の方が多くて。なんであんなに共感されたんだろうと考えた時、世の中はまずウソばっかりだし、僕が書いたのは想像じゃなくて経験したことで、だからみんなが納得できたのかなと思ったんです。たぶんこれからガラス張りの社会になっていく。隠すのが美学なんていうのは、もう古い。僕とか下ネタまで全部出しちゃうから怖いものないし、正直者が得をする社会になると思いますよ。

―これからやってみたいことは?

 「感動」して、「共感」して、それを「共有」することが全てです。つまりSNSでシェアすることもそうだし、みんなが「これすごいよ」って話題にするようなものを作りたい。それはファッションでも食べ物でもいいし、とにかく最後、人を感動させて死にたい。時間は限られているから、自分が生きている間にどれだけの人を色々な意味で感動させられるかどうかですよね。それをやりたいです。


■石川涼(RYO ISHIKAWA)
ishikawa-ceno-2014-01-23-20140123_029s.jpg1975年、神奈川県生まれ、静岡県育ち。株式会社せーの(Ceno. Company.)代表取締役。
2004年、ファッション・ブランドVANQUISHをスタート。06年に、渋谷109MEN'S館にショップを出店、ほどなく"ギャル男"の象徴ブランドとして、絶大な支持を得る。株式会社せーのは、現在はVANQUISHを含め6つのメンズブランドと、レディースブランド3rd by VANQUISH、マスクブランドgonoturnの計8ブランドを展開する。

 http://ceno.jp/




(聞き手:小湊千恵美)

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