Fashion インタビュー・対談

【インタビュー】ピッティが注目した「ディーゼル ブラック ゴールド」デザイナーとは?

Andreas Melbostad(アンドレアス・メルボスタッド)
Andreas Melbostad(アンドレアス・メルボスタッド)
Image by: Fashionsnap.com

 「KENZO(ケンゾー)」「CARVEN(カルヴェン)」「kolor(カラー)」――。近年世界のトレンドを牽引する注目デザイナーの招致が続くメンズプレタポルテの見本市「第84回 Pitti Immagine Uomo(ピッティ・イマージネ・ウオモ)」で、2014年にDIESEL BLACK GOLD(ディーゼル ブラック ゴールド)」のAndreas Melbostad(アンドレアス・メルボスタッド)がゲストデザイナーに選ばれた。2014-15年秋冬よりウィメンズに加えてメンズのディレクションを担当する事になったアンドレアス・メルボスタッドは日本では馴染みが薄いが、現「LANVIN(ランバン)」のデザイナーAlber Elbaz(アルベール・エルバス)の初期チームメンバーで、「Yves Saint Laurent rive gauche(イヴ・ サンローラン リヴ・ゴーシュ)」の一躍を担った実力派。4年ぶりに来日したアンドレアス・メルボスタッドに12の質問を投げかけた。

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アンドレアス・メルボスタッドはノルウェー出身の1974年生まれ。ロンドンの「NICOLE FARHI(ニコル・ファリ)」でデザイナーとしてのキャリアをスタート。パリではAlber Elbazのもとで、「Guy Laroche(ギラロッシュ)」や「Yves Saint Laurent rive gauche」のコレクションに携わっている。その後も「NINA RICCI(ニナ リッチ)」や「Calvin Klein(カルバン・クライン)」、「DONNA KARAN NEW YORK(ダナ・キャラン ニューヨーク)」など数々のブランドで経験した後、2012年10月にDIESEL BLACK GOLD」のウィメンズ・クリエイティブ・ディレクターに就任。2014年秋冬コレクションからはブランドの統括クリエイティブ・ディレクターとして、ウィメンズに加えメンズも含めたブランド全体のクリエイティブを統括している。


―ノルウェーで過ごした幼少時代の思い出は?

 恵まれていて幸せな子供だったと思うのですが、私が育った環境はファッションが身近ではなかったので、常に外の世界に興味を持っていました。21歳の時にRoyal College of Artで修士号をとるためにロンドンに移ったのですが、暮らし始めた頃はファッション業界と繋がった嬉しさでいっぱいでしたね。

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ウィメンズの2014-15年秋冬コレクション

―なぜデザイナーを志したのですか?

 私にとってファッションは「僕らが誰であるか、どんな時代を生きているのか」に対して直接的な表現ができるもの。物心ついた頃から、何かクリエイティブなことがしたいと考えていたので、ファッションデザイナーは天職だと思ったのです。

―ロンドンで学んだことは?

 Royal College of Arts(ロイヤル・カレッジ・オブ・アート)の2年間コースで博士号を取得しました。ファッション業界に実際に関わるプロジェクトも多く、ファッションにおけるクリエイティブスタイルの多様性を学ぶことができました。また、ファッション業界の可能性に気づけたことも大きな収穫でしたね。

―アルベール・エルバスとの出会いは?

 私が「Guy Laroche」で働くためにパリに拠点を移した時に、ちょうどデザインチームを作ろうとしていた彼と出会いました。彼がまだ全くの無名デザイナーだった頃で、最初は彼と一緒に「Guy Laroche」で数年働き、その後彼に付いていく形で「Yves Saint Laurent rive gauche」を手掛けることになりました。とても小さなチームからのスタートだったので、コレクションの作り方や店頭でのディスプレイ、ショーの演出などクリエイションの全プロセスを彼の近くで学ぶ頃ができ、とても素晴らしい経験になりました。

―ロンドンからパリ、そして現在も拠点としているニューヨークへ。なぜニューヨークに移ったのですか?

 「Calvin Klein」で働く事が決まったためです。「Calvin Klein」での仕事環境は、当時の私にとっては大変新鮮でした。パリではファッションハウスとして確立されたブランドのトップデザイナーの下で働き、新しい風を起こすことが私たちの仕事でしたが、「Calvin Klein」は会社の経営者でもあるCalvin Klein氏の直下でしたので、会社自体に関わることができ、会社そのものの本質を理解するきっかけになりました。

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