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東京の街を一つのミュージアムに、初開催のデザイン&アートの祭典「デザイナート」をガイド

Image by: FASHIONSNAP

 デザイン&アートの新たな祭典「デザイナート 2017(DESIGNART 2017)」が、10月16日に開幕した。表参道や原宿、渋谷、代官山、六本木など東京の街全体を一つの会場に、デザインからアート、ファッション、インテリアまで幅広いコンテンツを展開。"30年続くイベント"を掲げ今年から始動したデザイナートの魅力とは?記念すべき第1回をガイドする。

■デザイナート(DESIGNART)
「Emotional Life 〜感動のある暮らし〜」をコンセプトに、MIRU DESIGNの青木昭夫、artlessの川上シュン、NON-GRIDの小池博史、EXSの永田宙郷、建築家ユニット クライン ダイサム アーキテクツ(Klein Dytham architecture)のアストリッド・クラインとマーク・ダイサムの5組が発起人となり立ち上げた新デザインイベント。「デザイナート」はデザインとアートを掛け合わせた造語で、良質なものづくりから生まれる「感動のある暮らし」を提案するとともに、「若手支援」「国際交流」「クリエーティブ産業の活性化」という3つのビジョンの実現を目指す。目標来場者数は5万人。

デザイナートの楽しみ方は「自分でルートを決める」

 デザイナートの会場は全72会場。それぞれには、「リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)」デザイナーの山縣良和がデザインしたフラッグ、建築家の芦沢啓治が手掛けたスタンドをセットにした「フラッグ/バッグ&フラッグスタンド」が目印として設置されている。

designart_tour_20171016_015.jpgフラッグはバッグ、スタンドはコートハンガーとしての機能を備え、持続可能性を体現

 初開催ということもあり、SNSでは「会場がわかりづらい」という声も挙がっているが、情報に流されがちな現代だからこそ、来場者自身が探究心を持って回ることを提案している。ルートを決める手助けになるツールとして、オフィシャルガイドブックに加えて、トラベルガイドアプリ「ON THE TRIP」内に専用コンテンツを導入。ハリー杉山がナレーターを務め、出展店舗の情報に加え、黒川紀章が手掛けた「国立新美術館」や安藤忠雄による「21_21 DESIGN SIGHT」など周辺の有名建築も併せて紹介している。また、SNSではインフルエンサーを起用。デザイナートのコンテンツに留まらない街の歩き方を発信している。

 

最初に行くべき表参道・外苑前エリアの拠点

 「最初はどこに向かえばいいかわからない」という人に向けて、ワールド北青山ビルとスパイラルにインフォメーションセンターを配置。オフィシャルガイドブックを配布しているほか、カウンターのスタッフにデザイナートの巡り方を相談することもできる。

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 ワールド北青山ビルでは、「DESIGNART Feature」に選出されたフランス人デザイナー ピエール・シャルパンによる東京初の個展が開催中。同所で展覧会を大々的に開くのは今回が初めてだという。会場内ではデザインやドローイング、スケッチ、プロトタイプなど自身が手掛けたものから私物までを展示しているほか、新作シェルフを公開している。

designart_tour_20171016_001.jpg ガラスファサードでは、塗料「BELAY」を使用した新作アートワークを発表。オフィシャルグッズのTシャツにも展開されている。

次のページは>>ルイ・ヴィトンやSOMA DESIGN初の個展など......主な見どころを紹介

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