Image by: FASHIONSNAP個人撮影
東京ディズニーリゾートでは、毎年9月から10月にかけて「ディズニー・ハロウィーン」を開催するのが恒例になっています。この期間、ゲストはパーク内で仮装をすることが認められますが、コスチュームによってはルール上NGなものも。同イベントの正しい楽しみ方について、「ディズニープリンセス」の仮装が話題となりInstagramで4万人近いフォロワーを抱えるDオタ・Lilyさんに話を聞きました。
ディズニー・ハロウィーンとは?
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「ディズニー・ハロウィーン」とは、東京ディズニーリゾートで毎年恒例となっている仮装イベント。ファンからは「Dハロ」と呼ばれ親しまれています。日本でハロウィン文化が定着していなかった1997年に同パークがいち早く導入し、現在のハロウィン文化のはしりとなりました。通常パーク内では、キャスト(スタッフ)と見分けられなくなるのを防ぐため大人によるキャラクターの仮装は禁止されていますが、ハロウィンの期間中は特別に全身の仮装が許可されます。また、期間中しか見られないパレードや限定グッズもあり、Lilyさん曰く「通常の時期に比べてパーク内が華やいでおり、ファンが思い思いの仮装をして東京ディズニーリゾートを楽しむお祭りのような雰囲気」なのだとか。
※小学生以下は通年仮装が認められています。
Lilyさん個人撮影
Image by: Lily
衣装はどこで買う?
ディズニーの全身仮装をするとは言っても、実際どこで買ったら良いか分からない人や、どれくらいの予算が必要か分からずに躊躇している人も多いはず。Lilyさんは「手作りや友人に作ってもらったものもある」とした上で「購入する場合は『メルカリ』で探すことが多いです。予算は2万円ほどあれば質の高いものが手に入ると思いますが、運が良い時は3000円で良い衣装が手に入ることもあります」と話してくれました。
着替えはどこでする?
新型コロナウイルスの流行以前は東京ディズニーリゾートが着替えスペースを用意していましたが、3年ぶりにフル仮装が解禁となった2022年の「ディズニー・ハロウィーン」では着替えスペースの提供はなし。ファンの間では「どこで着替えをするか」という問題が持ち上がっています。2022年のハロウィン期間だけで既に5回パークに足を運んでいるというLilyさんは、「舞浜駅の近くのホテルをとって着替えてから向かうか、自宅で着替えてからタクシーで向かうようにしている」とのことです。
Lilyさん個人撮影
Image by: Lily
猛者が解説、やってはいけない7つの仮装
実際にDオタとして「ディズニー・ハロウィーン」を何度も経験してきたLilyさんが必ず押さえている注意点は?具体的な例として教えていただいた内容をコメントと合わせてご紹介します。
1. 仮装対象作品リストに登場していないキャラクター
「ディズニー・ハロウィーン」には「仮装対象作品」があり、ディズニーの関連作品に登場するキャラクターのみ仮装することが許されます。
Lilyさん
実際にディズニー作品以外の仮装ゲストが入園前に注意されているのを見かけたことがあります。他の参加者の迷惑にもなるのでキャラクター選びは慎重にしましょう。
2. 露出が多い服装
水着や下着を用いた仮装など、露出が高い仮装もNG。そのほか露出が控えめでも全身タイツや過激なプリントがされた服など、「周囲のゲストを挑発する」と見なされる服装も禁止されています。ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)ではゲストによる露出の激しい仮装が問題となり、公式が声明を出した例もあるので、露出に関しては常識の範囲内に留めましょう。
Lilyさん
露出の加減に明確な基準はありませんが、自分の仮装を選ぶ際はなるべく露出は控えるようにしています。特にお腹が出るキャラクターなどはインナーを着用するように心がけています。
3. 丈が長すぎる、幅が広すぎるコスチューム
裾を引きずってしまう長さや、入園口を通れない幅のドレスなども規制されています。
Lilyさん
園内でつまずいたり、他のゲストを怪我させてしまうと大変なのでこのような規則が設けられているのだと思います。
4. 傷跡を描くなど、顔が分からなくなるメイクやアイテム
顔全体に肌の色と違う色を塗る、血や傷跡などを描くのメイクのほか、お面や広範囲のつけ髭も禁止です。血や傷跡、血のりの装飾はマスク上でもNGで、公式サイトでは普段外出する時のメイクを基準にするよう呼びかけています。
Lilyさん
パークには子どもたちも沢山遊びに来るので、恐怖を与えてしまう可能性のある仮装は絶対に避けるべきだと思います。迷った際は自分に相談せずにキャストに判断を委ねましょう。
5. 銃や剣など、危険物またはそれに類似する物品
おもちゃのナイフやモデルガンなどは、他のゲストに不安を与えてしまうため持ちこむことができません。そのほか、楽器やヘルメット、キックボードなどの持ち込みも不可です。
Lilyさん
他のゲストに不安を与えてしまうアイテムの持ち込みは禁止ですが、パーク内で売られているおもちゃの剣などは持ち歩いても大丈夫です。パーク内でぴったりなものを見つけるのも1つの方法かもしれませんね。
6. 電飾を使用した仮装
電飾を配した仮装も規制の対象。公式サイトには「他のゲストにご迷惑となる場合、状況に応じてキャストよりお声掛けさせていただく場合があります。アトラクションご利用の際は電飾を消してください」と記載されています。
Lilyさん
ルール上、全面的に禁止ではありませんが、ショーやアトラクションに乗っている時はNGなので、避けた方が無難かもしれません。
7. キャストの仮装
ゲストが混乱するのを防ぐため、ハロウィン期間であってもキャストの仮装はNG。あくまで「キャラクターの仮装」のみ許可されているので注意しましょう。
Lilyさん
近年よく見かける「ホーンテッドマンション」のキャスト衣装もルールではNGなので気をつけましょう。
Lilyさん個人撮影
Image by: Lily
おまけ:Dハロを楽しむ極意
「ディズニー・ハロウィーン」の期間パーク内には、キャラクターにちなんだアトラクションやフード、エンターテインメントを多数用意。Lilyさんは「折角の『Dハロ』なので自分がしている仮装にちなんだコンテンツを楽しむと、イベントをより満喫できると思います。私はよく自分が仮装しているキャラクターのグリーティングやパレードを楽しみますが、運が良いと普段とは違った特別なファンサ(ファンサービス)をもらえることも。また、仮装をしているとキャストさんが沢山話しかけてくれるので、キャストさんとのコミュニケーションを楽しむのもディズニー仮装の醍醐味の1つです」と話してくれました。
Lilyさん個人撮影
Image by: Lily
Dオタ兼インフルエンサー
Lily
これまで東京ディズニーリゾートに通算100回以上足を運んでいる自他ともに認めるDオタ。22歳の頃に友人の勧めで参加したDハロがきっかけで仮装にどハマり。普段は会社員として働きながら、Dハロの仮装などをInstagramで紹介し、ディズニー関連の投稿だけで4万人近いフォロワーを抱える。
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