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ブラックのカシミヤのトップスと、カーキカラーのウールコート

左からカシミヤウールリバートップ、ウールリバーコート

ポステレガントの原点「リバー」とは?人気アイテムからデザイナー中田優也が紐解く

F/STOREフォーカス

左からカシミヤウールリバートップ、ウールリバーコート

ポステレガントの原点「リバー」とは?人気アイテムからデザイナー中田優也が紐解く

F/STOREフォーカス

左からカシミヤウールリバートップ、ウールリバーコート

 2017年のデビュー以降、徹底した素材へのこだわりや、そのクオリティの高さで国内外から高い評価を得ている「ポステレガント(POSTELEGANT)」。編集部でも愛用者が多いブランドのひとつで、ファッションスナップストア(F/STORE)でも取り扱っています。そこで今回は、F/STORE限定の別注カラーで展開することになったウールリバートップと、定番人気のウールリバーコートにフォーカス。デザイナーの中田優也さんの解説と共に紹介していきます。

>>「ポステレガント」商品一覧ページ

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ウールリバートップ

実はヴィンテージのデッドストック生地を使用

ラックに並べられたカシミヤのトップス
左からカシミヤウールリバートップ(ブラック)、ウールリバートップ(ヘザーブラウン)

FASHIONSNAP(以下、F):今回別注させてもらったウールリバートップですが、正式名称は?

ポステレガント デザイナー中田優也(以下、中田): 正式名称はウールリバートップですね。今回はカシミヤが入っているので、カシミヤウールリバートップになります。

F: 素材名がそのまま入るんですね(笑)。カシミヤを使用したのは今回が初めてですか?

中田:リバートップでは初めてですね。いつもはウール100%でやっていたので。

F:私も愛用しているのですが、最初にリリースしたのは2019年でしたよね。

中田:19年の秋冬に初めて作りました。ブラックを購入してくださった時がファーストリリースですね。去年はウール100%のヘザーブラウンにしてリリースしました。

F:去年のものも買わせていただきました(笑)。でも、ファーストリリース時と去年のではテキスタイルが違うんですよね。最初のは、ヴィンテージのデッドストック生地だったと思いますが。

中田:そうです。ウール100%のデッドストックの生地を使って製作しました。ちなみにこれも別のデッドストックの生地を使用して製作しています。

F:あ、これもそうなんですね!ポステレガントは素材開発が得意なブランドなので、オリジナルで作ったと思っていました。いつ頃の生地なんですか?

黒い生地を触るデザイナーの手元

中田:これは2000年前後くらいのデッドストックですね、そんなに古いわけではないんですが。前回はウール100%だったのですが、今回はカシミヤとウールの生地を使っています。

F:いや、もう20年前くらいですから立派なヴィンテージ生地ですね。まさか今回のアイテムもヴィンテージ生地を使ってくるとは思いませんでした(笑)。今回の生地は、カシミヤとウールの配合が……

中田:ウール50%、カシミヤ50%ですね。

F:ハーフ&ハーフ!50%:50%は結構珍しいですよね?

中田:そうですね。贅沢な生地です。ヴィンテージならではの配合だと思います。

F:この鈍い光沢があって上品にまとまっているのはカシミヤが贅沢に入ってるからなんですね。どことなく落ち着きもあるのはヴィンテージならでは。光の当たり方で室内と屋外で違う表情を見せてくれます。正直、生地だけ見てもかなり良さげです。

中田:今回は良質なデッドストックの生地が良いタイミングで見つかったので。今オリジナルでこの生地を作ろうと思ったら、とてもこのプライスでは出せないと思います。

リバーってどういう意味?

椅子に座ってインタビューを受ける男性

F:このアイテム名にあるリバーはどういう意味なんですか?

中田:リバーは、縫製の手法名です。二重織の1枚の生地を部分的に1枚に剥がして縫いたてる手法で、ダブルフェイスとも言われています。ポステレガントでは、多用している手法ですね。

F:アイテム名に使うくらいなので大好きなんですね(笑)。

中田:大好きです(笑)。コートにもリバーコートというアイテムをリリースしているのですが、裏地がなくて生地をそのまま使用、という感じが無駄がなくて一番好きな作り方だと思っています。

F:裏地がないと着るときに引っかかるということがありますけど、着てみると適度にゆとりがあって、すんなり入ってくというかこれはパターンのなせる技ですね。

中田:ありがとうございます。裏地がない分、パターンでストレスがかからないようにデザインしています。

F:裏地がないおかげでとても軽いです。そして、とにかく縫製が綺麗。だけど温かみがあるというか。

中田:リバーは、縫い合わせる部分は全て職人さんが手で縫っているのですが、やはり日本の職人技術がとても高いと感じさせてくれます。綺麗だけど温かみがあるのはハンドメイドの良さだと思いますね。

ブラックのカシミヤウールリバートップ

F:ゆったりとしたシルエットですけど、ディテールはしっかりエッジが立っていて実はメリハリがあるデザインです。丸みがあるけど、ポケットはカーブしないでスクウェアだったり。

中田:単純な形の方が好きというのもありますが、部分に何か意図を持たせたくないんです。ただ四角く切って、付けただけみたいな方が好きなんですよね。そういう方が年代性も出ないですし、これをパッと見た時に今年の物なのか、例えば20年前に出た物なのかわからないぐらいの物にしたかったんです。

F:なるほど。エイジレスというデザインですね。今回の素材は柔らかいので落ち感と揺れ感がありつつも、縁の部分はしっかりしていてシルエットが綺麗に見えます。後ろ見頃の方が少し長めで、燕尾っぽくなっているので、横から見るとシルエットがすごく綺麗です。

買った人の満足度がかなり高い隠れた一品

ブラウンのリバートップを着用した女性モデル
2021年秋冬コレクションより

F:実は今年はこのアイテムはリリースしなかったんですよね?

中田:しませんでしたね。この別注のアイテムだけです。

F:なんでですか?

中田:なんでですかね、雰囲気ですね(笑)。

F:去年のデザインと変わった部分はありますか?

中田:素材がカシミヤウールなのでサイズ感を少しだけタイトにして初期のものに近づけました。

F:なるほど。去年のものは生地がしっかりしたものだったから、脱ぎ着しやすく大きめになってるなって思いました。こちらは柔らかい生地なので初期デザインに近づけたんですね。

中田:そうですね、前回の方がハリがあって硬めの生地だったのでそれぞれ微妙に調整しています。

ブラウンとブラックのトップス

F:このリバートップは、着ていてすごく褒められます。みんなに「それどこの?」って聞かれることが多いです。

中田:ありがとうございます。実は、最初に出した時は、マニアックな人しか買わなかったんですよね(笑)。本当に服が好きな人が買っていたという感じで。でも後々、買ってくれた人から「すごく着ました」「買って本当に良かった」というお話を多く聞いて。それで作り続けようって思ったんです。

F:確かに。業界人からの評判はかなり良いアイテムだと思います。メディア業界の人も「本当に買って良かった」としみじみ語ってました(笑)。でも、その人はアウターで着ていて、私はインナーで着てたのが面白いなと感じました。インナーとアウターどっちも着るっていう人がいるのは、面白いですよね。

中田:アウターとジャケットとニットの間みたいなポジションでデザインしているので、色々な着方ができると思います。

F:個人的には真冬はインナーとしてフリースみたいな感覚で着てます。4月ごろからは、なかにTシャツを着てアウターとして着てます。

中田:良いと思います。

F:春先とかはハーフパンツに合わせて着たりもするので、リラックススタイルにもハマって良きです。このシルエットがとても優雅なので、重宝しています。本当に買って良かったです(笑)。

ウールリバーコート

素晴らしいウールとの出会い

カーキカラーのコートとネイビーのコート
ウールリバーコート(左からヘザーモス、ネイビー)

F:ポステレガントで大定番のリバーコート、今年はヘザーモスでリリースなんですね。

中田:そうです。毎年色を変えて定番アイテムとしてリリースしていますが、今季はヘザーモスにしました。

F:私もブラウンとネイビーの2着を持っているんですがこの色もすごく良いですね。ネイビーよりもディテールがはっきり出てて、このカラーだと柔らかいけどメリハリがありますね。

中田:これは奥行き出すために、緑系と茶系の糸をミックスしました。なので、ディテールがよりはっきりと見えるんだと思います。

F:これはオリジナルの生地ですか?

中田:オリジナルで尾州の機屋さんに作っていただいたウール100%で製作しています。

カーキカラーのコート

F:ポステレガントは、テキスタイルに凄くこだわっているのでこれも素晴らしいウールですね。ウールもクオリティが高いものは、カシミヤよりも実は原材料費が高いんですよね。どうやってこの素材に辿り着いたんですか?

中田:ブランドを始めるずっと前に機屋さんを紹介されたんです。そこが素晴らしくて、ブランドをやるなら絶対にそこにお願いしようって決めていたんですよね。なのでポステレガントを立ち上げて、リバーのコートを作ろうと思ったときに、まず最初にお願いに行きました。そこから相談しながらこの素材になったという感じです。

F:素材は同じだけど、シーズンによって厚みだったりを変えたりはするんですか?

中田:カラーによって感じ方は変わりますけどますけど、同じです。ただ染色の関係で色によっては糸の硬さが少し変わるので風合いが違く感じるとかはありますね。今回はハリ感が去年よりもあると思います。

F:それでも触るとすごく柔らかくて、やっぱりこの素材の良さが伝わります。今期はどうしてカーキにしたんですか?

中田:正直、本当に気分ですね(笑)。あまり狙いはないんですが、定番色を毎年出すよりもいろいろ変えて販売しようと思っているんです。だからこの色ももしかしたら二度と買えないかもしれないですね。

2022年秋冬コレクションより

全 2 点

>>ウールリバーコートをF/STOREで見る

サイズ感と着方

F:細かい修正はしているとは思いますが、基本的には最初にリリースしてからデザインは変わってませんよね。

中田:そうですね。1番最初から変わってないですね。僕も今日着てますけど、これが1番最初(17AW)にリリースしたものです。冬は毎日というくらい着てます。

コートを解説する男性デザイナー

F:中田さんは、ベルトを絞る派なんですね。

中田:僕は常に後ろから絞って着るスタイルが多いですね。

F:このベルトの垂れる位置がすごく絶妙ですよね。腰高に見える位置でバランスが良いです。シルエットも包まれている感覚で、ガウンに近い気がします。ボタンがないのも納得です。このシルエットはオーバーシルエットを意識したんですか?

全 2 点

中田:いえ、最初にリリースした17AWは、今のようなトレンドになりかける少し前みたいな感じだったのですが、僕としてはオーバーシルエットというの全く意識してないんですよね。リバーでも滑りが良いくらいのゆとりとか、飽きが来ないという観点でシルエットを作ったので、時代が変わっても普遍のシルエットだと思っています。


F:この袖のスリットがポステレガントのシグネチャーですよね。手が隠れるくらいの丈で着るときにこのスリットがあることで、すごくストレスフリーになります。このコートのサイズ感がとても不思議で、私はSを着ているんですが同じ身長の人でもL着たりするんですよね。

中田: 例えばSだったら150センチ〜の方を想定して作ってます。

F:え、そうなんですね!170センチでもSサイズで全然いけますけどね。


中田:着方や嗜好にもよるんですが、男女問わず150〜160センチだとSで考えていたシルエットが出ると思います。160〜170センチだとMですね。Lだと170〜という感じですが、大きめに着たい人は170センチでもLを買う方も多いです。

F:サイズ感としてはSもLも大きく変わらないのですが、なんとなく包まれ方が違う気がします。中田さんのLサイズを着させてもらっても全然違和感ないですからね。ちなみに中田さん的にはどう着て欲しいとかあります?

中田:150センチの方でもLとか着るので自分の好きなものを選んでもらえればと思います。ただ1着目は適応するサイズを中心に、女性ならまずSサイズを、男性ならSかMを考えてもらえればと思います。

1着で1人の職人が全てを担当する、メイドインジャパンのこだわり

カーキのウールコート

F:縫製が本当に綺麗ですね。

中田:本当に綺麗ですよね。リバーコートは他社でも出ていますが、実はポステレガントのは丸縫いで、1人が1着仕上げるやり方にしてもらってるんです。

F:1人が1着仕上げる?

中田:例えば袖を縫う人がいて袖を縫ったら、次は襟を縫う人に渡すように普通は分業されているんです。そうすると何人もの人が1着に関わることになるのですが、ここは綺麗だけどそこが微妙、みたいなことが起きるんです。作業工程としては効率的ですが、それがアイテム全体の雰囲気をおかしくしてしまうことがあるんですよね。それを手縫いの部分を1人が1着すべて担当すると、全体の雰囲気をコントロールできるんです。

F:なるほど。1人がすべて担当することで全ての箇所の縫製のクオリティーが同じになるってことですね。このリバーの部分がすべて1人で手縫いってすごいですね。

中田:このコートの全体の8割ぐらいは手縫いで、1着1人が担当しているので誰が仕上げたかがわかります。

F:最近は職人の高齢化などで、手縫いの職人の方が減っていると聞きます。

中田:そうですね。職人さんが高齢化してて会社自体も減ってきています。そのため作れる数は限られています。

F:いつかは、こういうこだわりも見られなくるかもですね。

中田:可能性はありますね。

F:ブランドタグの下にメイドインジャパンと書いてありますけど、ポステレガントは本当に全部メイドインジャパンなんですよね。

ポステレガントのネームタグ

中田:はい、生地から仕上げまですべてメイドインジャパンですね。やっぱり日本のレベルはすごく高いんです。これをお願いします、と言った時に僕たちの期待以上のことを裏でやってくれてたりするんですよね。やっぱり長い技術の積み重ねやノウハウがあって、想像より良い物が上がってくる事が多いんです。これが海外だとなかなかないんです。

F:確かに海外だと要求水準が最高水準と考えるところが多いですよね。でも日本の場合は、要求水準は最低水準のように考える職人さんも多いです。

中田:創意工夫をしてこそ仕事みたいな部分はありますね。コストだけ考えれば海外も視野に入るんでしょうが、日本で職人さんたちと作り上げること自体がとても大事だと思ってます。なので、メイドインジャパンのタグもあえてつけているというところもあります。

F:アイテムは15万円ですが、正直かなりリーズナブルだと感じます。企業努力という言い方であってるかわかりませんが(笑)。でも原材料や輸送コストの高騰で色々な物の値段が上がってますよね。

中田:はい。ただ、これくらいの価格帯の物を値上げすると税込の金額の見え方がだいぶ変わってきますからね。ブランドのアイコニックなアイテムとして買ってもらいたいので極力値上げしないようにしています。ただその代わりこのコートだけはセールにするのもやめました。商品の価値に見合った価格で買うことが当たり前になれば、作り手、売り手、買い手の三方にとって良いのかなと思ってます。

F:お話を聞いていて、また欲しくなってきました。ありがとうございました!

中田:ありがとうございました!

■F/STOREでは「ポステレガント」のアイテムを販売中。
>>アイテム一覧ページはこちら

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