Fashioninterview

【インタビュー】パーキングはいつまで? 仕掛け人藤原ヒロシが語るギンザ感とショップ観

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―カフェのメニューは当時のものとは異なりますね。なぜ"トースト専門店"に?

 様々な制限があって厨房を設けることが難しかったので、その中で対応できるメニューは何かを考えてトースト専門店に辿り着きました。以前から名店の看板メニューを1つの場所で味わえる「食のセレクトショップ」を公式にやってみたかったんですよね。浅草のペリカントーストは頂き物で貰う事が多いのですが、シンプルにバターをのせるだけで最高に美味しい。神田エースの海苔トーストは、20年ほど前から大好きでずっと通っていて、「あぁ、あの昔からよく来ている人ね」と今回の件でお店の人も僕のことをちゃんと認識してくれたと思いますよ(笑)。

―オペレーションは「チキン キッチン」でタッグを組んだ大矢さん。

 そうですね。運営に関してはチキン キッチンを一緒に仕掛けた大矢君に声をかけました。彼にオペレーションしてもらいながらメニュー構成も一緒に考えました。

―プールを振り返ってみて、成功点と改善点はありましたか?

 成功と言うかはわからないですけど、面白かったし、みんなにも喜んでもらえて人脈も広がったことがよかったです。失敗は特にありませんが、スタッフ的にはオペレーションや行列の仕切りが大変だったということはあったかもしれないですね。

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―プールは毎週、行列ができる店として有名でした。モノが溢れていている中で、選ばれ続けるコツはあるのでしょうか?

 そういう意識で作ってはいないんですけど全てが全てというわけではなく、並んでくれるものもあるというくらいの認識です。ただ、魅力的だと思うもののために並ぶのは仕方がないですよね。そう考えるとパンケーキ屋ってすごい。ずっと同じものを売り続けているのに行列が絶えないのだから。

―ここに行列ができるとしたら?

 トーストはパンケーキよりも早く作れるので並んでいただいても全然大丈夫ですよ(笑)

コラボ相手をどう選ぶ?ブランドとの付き合い方

―オープン前にはパリ ファッション ウィークに行かれていました。ショーを回って良かったブランドはありましたか?

 「アンダーカバー」の音楽を担当したこともあって、パリのファッションウィーク中にいくつかショーを回りました。ウィメンズの時期だったので詳しくはわからないのですが、ファッションウィークに行くと皆と会えて面白いですね。その中でも、「サカイ」はショールックとリアルクローズの中間のクリエイションを上手く実現させていて、実際に着用が難しそうでありながらも街でもちゃんと着られるものを作っていると感じました。あとアンダーカバーも今回評判が良かったみたいですし、個人的には「アクネ」が背伸びをせずに等身大の綺麗な服を作っていると思いました。

―最近では、若手ブランドとも積極的にタッグを組んでいる印象です。若手の中でヒロシさんが今、注目しているブランドは?

 ちょうどパリで「アリクス(ALYX)」の展示会に行ったのですが、面白かったです。ストリートとモードを自分の中に吸収して上手くデザインしているという印象を受けました。デザイナー自身が実体験したことから出てきたアウトプットには、リアリティがあります。

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―今回「パーキング」ではパジャマブランド「ノウハウ(NOWHAW)」との別注も意外でした。日本だと他に気になっているブランドはありますか?

 日本はどうだろう。「ノウハウ」は源馬くんに紹介してもらって今回実現しましたが、基本的にはあまり多くのブランドを見ているわけではないので。もう老舗ブランドに入ってしまうけれどパーキングには、サカイの公式な偽物も置いていますよ(笑)。これが実現できているのは、阿部さんの懐の大きさのおかげです。アンダーカバーの高橋くんも今回のショーはすごく反応がよかったみたいですが、2人とももう日本のデザイナーとしては古株。もっと若いデザイナーから面白いクリエイションが出てくるといいですね。

―面白いなという日本のデザイナーがいたら、やっぱり声をかけて何かを一緒にやりたいなと思うものですか?

 ものにもよると思います。面白くても僕と一緒にコラボレーションをしない方がいいことも沢山ありますから。僕と協業することでそのクリエイターのイメージががらりと変わるのはあまりよくないし、単独で成長していくのも面白いことがいっぱいありますからね。

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