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連載「ふくびと」ユナイテッドアローズ社長 重松理

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大手セレクトショップとして初の株式上場、変わらず持ち続ける信念とは

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ユナイテッドアローズ 原宿本店 メンズ館

 創業以来、重松氏の「顧客第一主義」を貫き通し徐々に事業を広げていったUA。1999年に立ち上げた「united arrows green label relaxing」はファミリーに愛されるストアブランドへと成長。1999年に株式公開、そして2003年には大手セレクトショップとして初の株式上場を果たす。進化し続けるUAだが、重松氏が20年間守り続けている信念がある。

重松:UAの企業理念に「THE STANDARDS OF JAPANESE LIFESTYLE(日本の生活文化の規範)」とあるように、服でいうと品(しな)がよく、品(ひん)=気だてがよく、"イイ子"に見える。そういったものを目指してきました。 例えば、大学生が就職活動をするときに着ると投資効果のあるスーツや、自分が好きになった女性を両親に紹介する時に着る服など。20年間変わらずに守ってきたのは、そんな「品格」と「品質」です。そして、まじめに"ヒト(接客サービス)・モノ(商品)・ウツワ(店舗環境)"を磨き上げたいという姿勢と企業風土ですね。大事なのはお客様の信頼。店頭第一の考えでお客様ときちんと向き合って、そうして「ありがとう」と言ってもらえたら自分たちのモチベーションとやりがいにも繋がっていきます。

 しかし、変わるべき事もあります。 時代の流れを見ながら、常に新しい商品を提供していく。我々らしく "UAナイズ" な提案を開拓し続ける事です。


100年続く高感度な店へ

 路面店の単一屋号名だった「UA」は社名である株式会社ユナイテッドアローズに役割を変え、現在では傘下に計13の異なるストアブランドを展開しているUA。他に先駆けてオンラインショッピングに参入し、顧客層や販路の拡大に積極的に着手してきた。今年迎えた20周年。これを機に、重松氏とUAは未来を創造する新ステージへと歩を進める。そのプランのひとつが「新規販売チャネルの開拓」だ。
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成田空港にオープンした「THE AIRPORT STORE UNITED ARROWS LTD. 」

重松:創業から最初の10年を振り返ると、どちらかというとクローズされた展開でした。路面店を中心に、わざわざ来て頂ける方に対して最高のサービス提供をしていたんです。そして99年の株式公開とともに、次の10年はもっと広いお客様との接点を持とうというオープンな展開に。まず商業施設に入り、郊外のショッピングセンター向けの業態などを開発し、少しずつ駅ビルやファッションビルに販路を広げていきました。20周年の次に向かうステージでは、お客様との接点をさらに広げ、新たな分野へ積極的にチャレンジしていきます。

 そのひとつが、空港や高速道路のパーキングエリア、そしてTV通販という新しい販売チャネルの開拓です。今まで培ってきたロイヤリティーを守りつつ、その土地や形態とリンクすることで幅広いお客様の価値創造を目指す。ブランドを守りながらも、より広範囲に訴求したいというのが次のステージの基本的な考えです。


 >>次のページは、重松氏の尽きない夢

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