ラファエル・ヨン(RAPHAEL YOUNG)
Image by: FASHIONSNAP.COM

Fashion インタビュー・対談

【インタビュー】オフ-ホワイト出身者による新ブランド「フォワード」が目指す次世代のためのコレクションとは?

ラファエル・ヨン(RAPHAEL YOUNG)
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 伊オンワードラグジュアリーグループ(ONWARD LUXURY GROUP以下、OLG)が初のオリジナルブランド「フォワード(F_WD)」を立ち上げた。「環境に優しい明るい未来を築きたい」という想いから、再生素材や生分解性素材、植物性素材など環境に配慮した素材を用いたウェアやシューズを展開するブランドで、デザイナーを務めるのは「サンローラン(SAINT LAURENT)」「パコ ラバンヌ(PACO RABANNE)」「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー™(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH™)」などでシューズデザイナーとして活動してきたラファエル・ヨン(RAPHAEL YOUNG)。ファーストシーズンとなる2019年秋冬コレクションの発売開始にあわせて来日した同氏に、ブランド立ち上げの経緯、環境問題への想いについて聞いた。

—まず、ブランドを立ち上げた経緯について教えてください。

 3年くらい前から環境問題に対する意識が強くなりました。海洋プラスチックなど様々な問題が山積しているのにも関わらずクローズアップできていないことに危機感を感じ、このままではいけないと思うようになりブランドをスタートすることにしました。

—3年前から考えていたプロジェクトをなぜこのタイミングでスタートしたのでしょうか?

 1人で始めるには難しく、生産体制が整っているパートナーが必要でした。以前「ジル サンダー(JIL SANDER)」のシューズデザインをしたことを、OLGのマーチャンダイザーが覚えてくれていたんです。それからCEOと話す機会を作ってもらい、僕の考えに共感してもらえブランドを立ち上げることができました。OLGとしても新しいことに挑戦したいという想いがあったそうです。

—環境について考えるようになったきっかけはあったんですか?

 もともと学生時代に化学を学んでいたので、環境のことについて考える機会が多かったんです。色々なブランドでアイテムを製作していくなかで、ファッション業界も環境について考えるべきだという想いが強くなっていきました。長きに渡るファッションビジネスの課題だと思うんです。

—ブランド名の由来は?

 前に進むという意味と「オンワードのために(for ONWARD)」という意味を込めています。

—これまでにウェアのデザインをしたことはありますか?

 学生時代に経験があります。パーカやTシャツなどのウェアとスニーカーは同じストリートアイテムでベースが一緒だと考えているので、スニーカーのデザインと同じような感覚で製作しました。

—デザインするときに重要にしていることは?

 シーズンごとのコンセプトはもちろんですが、1番は未来へ期待できるものであること。あとは言葉や性別など様々なものをミックスしたハイブリットなデザインを意識しています。

—2019年秋冬コレクションのコンセプトは?

 よくハイブリダイゼーション(分子交雑)と言っているんですが、要は環境問題についてアクティブに行動することです。着用者が問題に対してアクションを起こせたり、新しい考え方を持つようになったりすることが理想ですし、そのためのブランドでありたいと考えています。今後の環境のことを考えた次世代のためのコレクションですし、経済的なことだけでなく海洋汚染や地球温暖化、動物殺傷などといった問題に対して立ち上がることを促せるようなコレクションを作っていきたいです。ロゴやタグのメッセージなどで社会に訴えて行動するというのがフォワードのアイテムです。

—今後の目標は?

 もちろんグローバルなストリートブランドでありたいなと思っているんですが、単なるファッションブランドでは終わらず、社会的なブランドになれればと考えています。環境に優しい行動をとれる、新しい生き方を発信できるブランドでありたいですね。

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