佐々木希︎(左)、佐野勇斗(右)
Image by: グランドセイコー
「グランドセイコー(Grand Seiko)」が、昨年人気を集めた期間限定イベント「Grand Seiko 和菓子屋 とき」をアップグレードした「Grand Seiko 果実と花の和菓子屋 とき」をオープン!11月5日までの10日間限定で、原宿・神宮前のStandBy(スタンドバイ)で開催しています。今年は、グランドセイコーのブランドメッセージ「今、この時を生きる人へ。Alive in Time」から、一瞬を生きる生命力や美しさ、みずみずしさを表現する「果実と花」をテーマに設定。洋菓子作家が開発した、ここでしか味わえない和菓子や、“浮遊する花畑”をテーマにしたインスタレーションなど、気になる会場の様子を俳優の佐々木希さん、佐野勇斗さんとともにレポートします。
“果実や花の最も美しい瞬間”を表現したインスタレーションと和菓子
「Grand Seiko 果実と花の和菓子屋 とき」は、「ときを食(は)む和菓子。」をテーマに、ブランドフィロソフィーの「THE NATURE OF TIME」に基づき、日本の四季や自然からインスピレーションを受け、時の移ろいを味わう和菓子屋として、昨年10月に初開催。今年も昨年に引き続き、フードエッセイストやフードディレクターとして活動する平野紗季子さんをクリエイティブディレクターに迎え、店舗や菓子のパッケージなどのアートディレクションは、アートディレクターの田部井美奈さんが手掛けました。
会場は、フローリストの越智康貴さんと設計事務所「ダイケイ・ミルズ(DAIKEI MILLS)」が、「光と風の花畑」をテーマにデザイン。日本茶室をイメージした入り口をくぐりぬけた先には秋の草花や枝・実などを使用した“浮遊する花畑”が天井に広がり、瑞々しく洗練された空間に一瞬一瞬で表情の変わる光や風を感じることのできるインスタレーションが展開されています。
Image by: グランドセイコー
店内では、朝、昼、夕、夜の4種類の「とき」をテーマに、1日の中のある時間だけに現れる風景や味わいを表現した和菓子を提供。和菓子の開発は、「パティスリー アサコ イワヤナギ(PÂTISSERIE ASAKO IWAYANAGI)」のシェフパティシエール 岩柳麻子さんと、「ファロ(FARO)」のシェフパティシエ 加藤峰子さんが担当しました。加藤さんは秋の薄明(早朝)を表現した「マスカットの草露錦玉」(1500円)と、小夜中(夜)をイメージしたという「金木犀と烏龍茶の琥珀羹」(2000円)の2種類、岩柳さんは、秋の穏やかな白日(昼)から着想した「秋風の吹寄」(3500円)と夕映(夕方)をイメージした「無花果のパルフェ ジャポネ ア アンポルテ」(2500円)の2種類を用意します。
「マスカットの草露錦玉」日本薄荷とレモングラス、ライムの香りを加えたアーモンド風味の餅でマスカットと白餡を包んだ和菓子
Image by: グランドセイコー
期間中、「とき」をテーマにした4種類の和菓子に加え、11月3日には、昨年も参加した「御菓子丸」の杉山早陽子さん、11月4日には、茶寮「菓子屋ここのつ」の溝口実穂さんによる和菓子が、各50個の数量限定で登場!杉山さんは、蝶が花へと舞い降り、花の蜜を吸ってまた飛び立つ1分間のシークエンスをイメージした「一分|琥珀糖-蝶が花の蜜を吸う-」(2500円)を、溝口さんは、24時間という限りある時間に命を宿した、雲を食むような食感の菓子「一日|栗と和薔薇の水もち」(2000円/いずれも税込)を手掛けました。
佐々木希と佐野勇斗にインタビュー
Image by: グランドセイコー
Image by: グランドセイコー
─イベント会場に来場してみていかがでしたか?
佐々木希(以下、佐々木):日本の茶室のように、入口が低いのですが、だからこそ、入った瞬間の天井に広がる花畑のインスタレーションに感動しました。入口や暖簾など和の要素をモダンに表現されていてとても素敵でした。外観だけを見ても、中がどのようになっているのか分からないし、時間によって全く異なる表情を見せる空間になっているので、ぜひ多くの方に足を運んでいただき、この瞬間を楽しんで欲しいです。
─お花のインスタレーションはいかがでしたか?
佐々木:壁の代わりに暖簾がかけられているので、外の爽やかな光や風が入ってきてお花を揺らす様子に自然を感じ、気持ち良かったです。お花の動きや鏡に映る光の反射からは、まさに「とき」が感じられました。朝や夕方、夜など、時間帯によって見え方が変わると思うので、色々な時間帯に来たいですね。
─和菓子を実際に食べてみていかがでしたか?
佐々木:私は、岩柳さんが手掛けた無花果のパルフェをいただきました。キャラメルチョコレートガナッシュが表面に張られていて、パリッと割る瞬間のワクワク感や、食べ進むにつれて新しい味に出会えるのが楽しかったです。無花果のフレッシュな味わいにチョコレートのビターさ、山椒のスパイシーさなどが加わっているので、大人が楽しめる和のパフェだと思います。誰にも邪魔されず、1人の時間に食べたい、至福の味わいでした。
─「和菓子屋 とき」にちなんで、時間に関する質問です。もし時を戻せるなら、いつに戻りたいですか?
佐々木:お花のインスタレーションを見て思い出したのが、幼少期に道端で花を見つけて「お母さんにプレゼントしたい」と思った記憶です。なので、幼少期に戻って母に花をプレゼントしたいです。それと合わせて、子どもの頃は、和菓子の良さがわかっていなかったので、母が和菓子を食べているのを見て「どうして(洋菓子じゃなくて)和菓子を選ぶんだろう」と疑問があったんです。大人になった今は、和菓子のおいしさを実感しているので、今、子どもに戻って母と一緒に和菓子を楽しみたいですね。
Image by: グランドセイコー
Image by: グランドセイコー
─グランドセイコーのイメージは?
佐野勇斗(以下、佐野):誰もが知る、大人の時計ブランドというイメージがあります。今回のインスタレーションや会場のデザインからも、ブランドが持つ日本らしい和風のデザインと、お花と鏡を組み合わせた斬新なインスタレーションから、洗練されたグランドセイコーならではの雰囲気が感じられました。
─和菓子を実際に食べてみて、いかがでしたか?
佐野:今日は、「秋風の吹寄」をいただきました。柚子や白味噌などの和の要素がクッキーに閉じ込められていて、和と洋をミックスしたスタイルが感じられました。他にも、和栗や金木犀など、秋の要素がたくさん散りばめられていて、見た目と味の両方から秋が感じられる一品でした。
─「和菓子屋 とき」にちなんで、時間に関する質問です。もし時を戻せるなら、いつに戻りたいですか?
佐野:基本的には、過去より未来について考えることが多いのですが、1つだけ、小学校時代にダンスを習わなかったことをずっと後悔していて。ダンスのレッスン場に母親に連れて行かれた時に「やりたくない」と答えてしまったので、時を戻して、その言葉を撤回したいですね。あの頃はまさか、大人になってダンス&ボーカルユニットのメンバーとして活動するなんて夢にも思っていなかったです...(笑)。
来場ゲスト
会場には、モデルのSHIHOさんや、デザイナーのTOMO KOIZUMIさん、小説家の川上未映子さんも来場。インスタレーションや和菓子とともに、「Grand Seiko 果実と花の和菓子屋 とき」ならではの世界観を堪能しました。
SHIHO
Image by: グランドセイコー
■Grand Seiko 果実と花の和菓子屋 とき
期間:2023年10月27日(金)〜11月5日(日)
営業時間:13:00〜19:00(18:45 最終入場)
※13:00〜16:00は予約制(和菓子は、予定販売数に達し次第、完売)
※16:00以降は予約不要、先着順に案内
会場:StandBy(スタンドバイ)
所在地:東京都渋谷区神宮前5-11-1
■来場予約
受付時間:全日13:00〜16:00
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