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私と原美術館〜森山未來、藤澤ゆき、和田彩花らが"手紙"で想いを綴る閉館への想い〜

 1938年、東京都品川区に一軒の洋館が建てられた。実業家・原邦造の邸宅として建築された建造物はその後、1979年に当時の日本では希少な現代美術専門館「原美術館」として生まれ変わる。それから約80年。閑静な住宅街に佇み続けた原美術館は、2021年1月11日をもって閉館。群馬県に位置する「ハラミュージアムアーク」と統合し「原美術館ARC」として新たな歴史を刻む。

 閉館する原美術館への想いは当然、人それぞれである。各々の眼差しから見てきた原美術館との思い出を、手紙と写真で辿る「私と原美術館」。メールやSNSなど情報の流れが早い今だからこそ時間をかけて丁寧に思い出と向き合うことは、事切れる原美術館との記憶を色濃く残すことになるのではないだろうか。

目次
・俳優:森山未來の場合
・ピアニスト:向井山朋子の場合
・アイドル:和田彩花の場合
・デザイナー:藤澤ゆきの場合
・美術館関係者:小野寺奈津の場合
・ファッション業界人:インハウスPRの場合
・東京都在住:一般来場者の場合

俳優:森山未來の場合

森山未來 Image by ©︎Tomoko Mukaiyama/Reinier van Brummelen
森山未來 Image by ©︎Tomoko Mukaiyama/Reinier van Brummelen

森山未來
 1984年、兵庫県出身。5歳から様々なジャンルのダンスを学び、15歳で本格的に舞台デビュー。2013年には文化庁文化交流使として、イスラエルのダンスカンパニー等を拠点に、ヨーロッパ諸国で活動。 ダンス、演劇、映像など、カテゴライズに縛られない表現者として活躍している。
公式サイト

ピアニスト:向井山朋子の場合

原美術館、展示室内に入ってくる光 Image by ©︎Tomoko Mukaiyama/Reinier van Brummelen
原美術館、展示室内に入ってくる光 Image by ©︎Tomoko Mukaiyama/Reinier van Brummelen

向井山朋子
 オランダ・アムステルダム在住のピアニスト、美術家。 1991年国際ガウデアムス演奏家コンクールに日本人ピアニストとして初めて優勝、村松賞受賞。日本とオランダ、自身と他者の身体性やセクシャリティ、演奏と記憶などをテーマに、異なるジャンルを横断しながら共存を目指す作品や演奏、制作を続けている。2021年1月2日から、俳優でダンサーの森山未來と原美術館を舞台とした音楽短編映画「TWO」をオンライン配信する。

TWO – in transit Hara Museum

向井山朋子と森山未來が初タッグ
閉館を控えている原美術館を舞台にした音楽短編映画がオンライン配信

アイドル:和田彩花の場合

2019年に開催された、1999年から2000年にかけて開催されたソフィカル「限局性激痛」の再現展
2019年に開催された、1999年から2000年にかけて開催されたソフィカル「限局性激痛」の再現展

和田彩花
 1994年、群馬県出身。2009年4月にハロー!プロジェクトのアイドルグループ「スマイレージ」(後の「アンジュルム」)の初期メンバーに選出され、初代リーダーとして活動。2019年6月18日をもって、アンジュルム、及びハロー!プロジェクトを卒業。アイドル活動を続ける傍ら、大学院で学んでいた美術に強い関心を寄せ、2018年から現在まで、アプリ版ぴあで「アンジュルム和田彩花の 『 アートに夢中! 』 」を連載している。好きな画家は、エドゥアール・マネ。好きな作品は「菫の花束をつけたベルト・モリゾ」。
公式インスタグラム公式ツイッター

デザイナー:藤澤ゆきの場合

Image by Kisshomaru Shimamura
Image by Kisshomaru Shimamura
Image by Kisshomaru Shimamura
Image by Kisshomaru Shimamura

藤澤ゆき
 東京都生まれ。多摩美術大学テキスタイルデザイン専攻卒業。ヴィンテージ素材に染や箔を施すことで、単なる古着のリメイクではなくファッションとして新しい価値を生み出すアートピース「NEW VINTAGE」が代表作。企業へのデザイン提供やブランドディレクション、舞台衣装を飾るなどテキスタイルを軸に幅広く活動している。2016年度TOKYO新人デザイナーファッション大賞受賞。2019年3月には最新作「1000 Memories of」を原美術館にて発表した。

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「ユキ フジサワ」初のプレゼンテーションが原美術館で開催、"記憶の欠片"を落とし込んだ新作披露

美術館関係者:小野寺奈津の場合

「実習の終わりに頂いた、過去展覧会のカタログは今でも大事に保管しています」
「実習の終わりに頂いた、過去展覧会のカタログは今でも大事に保管しています」

小野寺奈津
 1987年生まれ。愛知県美術館、資生堂ギャラリー学芸員を経て、現在国立新美術館特定研究員。これまで2019年「クリスチャン・ボルタンスキ――Lifetime」など数多くの展覧会を手掛けた。2021年には「ファッション イン ジャパン 1945-2020―流行と社会」の開催を予定している。
ファッション イン ジャパン特設サイト

ファッション業界関係者:インハウスPRの場合

東京都在住:一般来場者の場合

最後の展覧会
原美術館の閉館を来年1月まで延期、最後の展覧会「光―呼吸 時をすくう5人」が9月開幕

■原美術館
住所:東京都品川区北品川4-7-25
電話番号:03-3445-0651
公式サイト

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