
4月13日に開幕した日本国際博覧会「大阪・関西万博」に、世界最大規模のラグジュアリーコングロマリットであるLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(以下、LVMH)が参加している。フランスパビリオンのゴールドパートナーとして、グループ傘下の「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」「ディオール(DIOR)」「セリーヌ(CELINE)」「ショーメ(CHAUMET)」「モエ・ヘネシー(Moët Hennessy)」が出展。劇場や美術館のような没入型の空間で、それぞれ日本のアーティストらを起用するなど、日仏のクリエイティビティが融合している。開館に際し、ノルベール・ルレ LVMH JAPAN代表取締役社長は「平和、手仕事、日本との深い関係を伝えたい」と語った。
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日本国内で開催された万博では最多となる158の国と地域が参加する中、フランスパビリオンは東ゲートから入ってすぐの正面に位置。「愛の讃歌」をテーマに、日本との絆、そしてフランスのサヴォアフェール(=卓越した職人技)とアール・ド・ヴィーヴル(=自分らしく、美しく豊かに生きる)の精神を発信し、1日2万人、総計300万人の来場者を見込む。


LVMHと日本のつながりは、ヘネシーのコニャックが上陸した1868年に端を発する。現在ではグループ売上高の9%を日本が占め増収が続いており、重要な市場として位置け付ている。万博の取り組みについては「日本とLVMHとのセレブレーションという意味もある。ベルナール・アルノー(Bernard Arnault)会長兼CEOも、10〜20秒で参加を決めた」(ルレ代表取締役社長)という。
ルイ・ヴィトンは、建築家の重松象平(OMA)を起用して対照的な2つの部屋を展開。84個のトランクを壁一面に配置した空間では、職人技術をフィーチャーしている。次の空間ではアーティストの真鍋大度により、トランクによって作られた動く球体に映像を投影。「旅という普遍的なテーマや伝統を重んじながらも、実験的なパビリオン。IRCAM(フランス国立音響音楽研究所)の音楽は全ての部屋でつながっていたりと、チャレンジングな試みも楽しめる」(真鍋)。


ディオールの展示では、メゾンを象徴する「バー」スーツや約400点の白いトワルとともに、アーティスト高木由利子の作品、デザイナー吉岡徳仁によるメダリオンチェア、そして建築家 妹島和世が手掛けた「レディ ディオール」が並ぶ。




特別展示の部屋では、開館から5月11日までセリーヌが出展。メゾンのエンブレム「トリオンフ」を再解釈し、彦十蒔絵によって特別に制作された漆アートピースシリーズや、アーティスト中村壮志によるビデオインスタレーションが展開されている。ショーメは会期後半の9月1日から10月13日の出展となる。



その他、宮崎駿監督の映画「もののけ姫」からインスパイアされた「呪いの傷を癒やすアシタカ 」のタペストリー、館内に点在している彫刻家オーギュスト・ロダンの作品(ロダン美術館 所蔵)にも注目だ。パリのロダン美術館から貸与されたもので、手が題材となった各作品が、手仕事と創造性を讃える。ルレ代表取締役社長は「五感で楽しめるパビリオン。ぜひ子どもたちにも体験してほしい」と期待を寄せた。

オーギュスト・ロダンの彫刻作品(中央)
■EXPO 2025 大阪・関西万博
会期:2025年4月13日(日)〜10月13日(月)
会場:大阪府大阪市夢洲
公式サイト
最終更新日:
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