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　イロハはセルフプレジャー市場に、「男性が女性に使う」ことを想定した製品が多い中、「女性たちが自分のために、安心して使えるもの」として、一見セルフプレジャーアイテムとは思えない、かわいらしい見た目ややさしい色みの製品を開発し、2013年3月3日にデビューした。ブランド立ち上げ当初はセルフプレジャーといった言葉もほとんど認知されておらず、製品の販売も限られた店舗のみだったが、2018年8月に日本の百貨店で初めてとなる、大阪の大丸梅田店でポップアップストアを開き、メディアでも取り上げるなど話題を集めたことがきっかけに認知が拡大。「イロハはフェムテックアイテムのひとつ」「セルフプレジャーははしたないことではなく、セルフケアの一環」といった認識が広がり、現在ではイロハ取扱店舗2802店、デリケートゾーンケアアイテムを取り扱う姉妹ブランド「イロハ インティメート ケア（iroha INTIMATE CARE）」の取り扱いは1万店舗を超え、ドラッグストアやバラエティショップでも気軽に購入できるような環境を作り出した。　誕生から10年で市場環境も変化し、性や女性の身体に対する悩みが多岐にわたること、また性だけでなく、生理やPMS、妊活、更年期など女性のケアすべき心身の不調が生涯に通して多く現れることから、そんな女性たちに向けイロハが製品やサービスで支えていくことを使命に、セルフプレジャーアイテムブランドから、女性の幸せな人生を包括的に後押しする「フェムケアブランド」に進化させ、発信を強める。新ステートメント「LOVE MY COLOR きもちよさを、自分らしく。」は、時代の変化を受け、女性たちがもっとポジティブに性に向き合えるよう、1人の人間として「自分らしい性の楽しみを見つけよう」という思いを込めた。　今回、10周年記念アンバサダーに就任した水原希子を、FASHIONSNAPが単独インタビュー。水原は、イロハが誕生したときからのファンで、今回のアンバサダーの就任も「実は以前から、イロハさんとは何かご一緒できたらいいなあと思っていたので、お話をいただいた時は本当に嬉しかった」と就任への素直な感想を述べた。また10年前を振り返り、「セルフプレジャーと呼ばれるアイテムは、10年前はアダルトグッズや大人のおもちゃなどと呼ばれて、隠さなきゃいけないものでした。親しい友人と話すことはあっても、メディアで発言することはもってのほかでしたし。好きな人に対しても言える雰囲気はなかったです」と語り、イロハを初めて見た時は、「親友と、これはやばいね。かわいい」と言い合い、使った感想を語りあったという。イロハと出合って、「自分の体の一部を見たことがないというのは残念だと思う。自分と仲良くする、つながること、膣などを知ることはとっても大切。セルフプレジャーという言葉もポジティブで、性にオープンになれると思う。セルフプレジャーすることは、いくつになっても、いろんな側面で大切。フェムテックを活用し、フェムケアすることは健康においても必要だと思います」と力説した。　今回、アンバサダーに就任し、共同で製品開発をしているという水原は、「いつもインスピレーションにしている、大好きな海の生き物の振動、バイブレーションを大事にしたアイテムです。幸福のシンボルだと私は思っているので楽しみにしていてください」とアイテムについてヒントをくれた。次にもし何か作るとしたら「自然が大好きなので、自然や色にこだわって、モノ自体に愛着が沸くような、神聖なモノが作れたらいいですね。セルフプレジャーは神聖なモノですし、自分との大切な時間や、つながれる時間になるようなアイテムを作ってみたいです」と語った。　さらに、現在楽しいことは？という質問に対しては、「コロナがだいぶん開けて、やっと旅行にも行けるし、たくさんの方も来日されて、いろんな方とコミュニケーションを取れるのがとても楽しいですね。会話を共有することが、視野を広げてくれますし。以前は自分がどう見られているか気にしていたけれど、歳を重ねて、コロナも経て、いろんな方と積極的にコミュニケーションすることが楽しいです」と時代背景から自分の幸せに変化があったと言い、「この2年、自分が心から没頭できるもの、心がときめきを感じるお仕事をしてきました。そうすると今では、好きなものに囲まれている状態でとても幸せです。むちゃくちゃ忙しいけど、全部好きなことだから楽しい」と語る。　最後に、「インスタグラムを始めて約10年が経ち、たくさんのフォロワーさんに、フォローいただけているので、お返ししていかないとと思う。イロハと一緒にポジティブになってもらえるような発信をしていきます」と笑顔で語った。

Beauty

「イロハ」が10周年でセルフプレジャーからフェムケアブランドに　水原希子がアンバサダーに

　ポップアップストアのテーマは、「セルフプレジャーは呼吸をするように自然なこと」という考えから「Breathing」に設定。「インスタレーションを楽しむようにイロハの世界観や、イロハが提案する『セルフプレジャーのある生活』を身近に感じてほしい」といった想いのもと、スイッチラボ代表の濱上健児が店舗づくりのプロデュースを手掛けた。空間演出にはコピーウォールやドライフラワーを使用した。　店内では、イロハと「イロハ インティメート ケア（iroha INTIMATE CARE）」のアイテムをフルラインナップで展開するほか、カウンセリングスペースを用意。税込5500円以上の購入者を対象にドライフラワーを配布する。

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