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　ヨシエ イナバは、デザイナーの稲葉が「どの時代においても全ての女性にずっと美しくいてほしい、服が主役ではなく、個々の内面の美しさを引き出す役割である為の洋服を作りたい」という想いから、1981年にスタート。ブランドコンセプトは「美しさと心地よさにこだわり、トレンドを意識しながらもそれに流されない定番の服」で、美しいものを個々の感性で美しいと感じられる感覚だけでなく、自分自身の価値観をしっかりと持ち、それぞれの立場から社会と繋がり、「自身に心地よく生きる美しさ」を大切にするという想いが込められている。今年で85歳を迎える稲葉は、この想いを貫き通したものづくりが難しくなったことから、創業者兼デザイナーとしてブランド43年の幕を下ろす決断をした。　2024年秋冬コレクションのテーマは「いつまでも輝く女性たちへ贈る　素材に拘り、少しだけ流行を意識した定番服」。上質なカシミヤや18〜19匁シルク、糸から厳選したツイード、160/2コットンなど、ブランド誕生から今まで継続してきた素材へのこだわりを、今季のエッセンスを交えながら、ヨシエ イナバの世界観に落とし込んだという。アイテムは、手作業でビジュービーディングをしたエンブロイダリーのニットや、ネックラインをアクセサリーとのバランスを考えた位置に調整したトップス、ロントホック部分の隙間にあて布をプラスしたオケージョン向けのジャケット、柔らかく見えるようタックを施したスカートなどを展開。そのほか、2023年秋冬コレクションで人気だった「ロロ・ピアーナ（Loro Piana）」の生地を用いたカシミヤコートやシャギーロングコートなど上質なアウターをはじめ、ベルベットのカーディガンやトップス、パンツ、フラノ地パーカー、小紋柄のブラウスやスカートなど、様々なコーディネートを楽しむことができ、ブランドの世界観を感じられるアイテムを製作した。カラーパレットは、ライトグレーやダークグレー、ホワイト、ベージュ、モカ、ブラックをメインに、ファッショナブルなブルーやレッド、遊び心のあるカーキやグリーンレンジのアクセントカラーを採用した。

Fashion

ビギ創業者 稲葉賀恵の「ヨシエ イナバ」がブランド終了、43年の活動に終止符

　デパリエは、2021年秋冬シーズンにデビュー。同じくビギで「プルミエ アロンディスモン（1er Arrondissement）」を手掛ける大槻聡士がデザイナーを務め、ニュウマン新宿店 M2階に直営店1号店を出店した。プルミエ アロンディスモンがパリ1区に住むパリジェンヌたちのライフスタイルをイメージしたアイテムを揃えたセレクト業態であるのに対し、デパリエではオートクチュールの時代からプレタポルタへの転換期である1960年代のパリ6区のムードを落とし込んだアイテムを展開。45〜60歳の「経済的、精神的に余裕があり、ファッションを楽しむ大人の女性」をターゲットに、クラシックでありながらモダンな雰囲気をあわせ持ったアイテムを提案している。　2021年のデビュー以降、デパリエはニュウマン新宿店で展開を続けてきたが、2022年秋に伊勢丹新宿店、2023年春に阪急うめだ本店にブランド初のポップアップストアを出店。ほとんどの生地を国内生産にこだわり、商品のクオリティを追求する姿勢が百貨店の顧客に受け入れられ、それぞれのポップアップで設定していた予算の2倍以上の売上を記録した。担当者は「百貨店でのポップアップが成功を収めたことで、興味を持ってくれた人が常設店にも来店するようになり、売上が伸びた」と語る。　商品の価格帯はコートで13〜16万円程度、シャツで3〜5万円程度、パンツで3〜6万円程度。常設店としてニュウマン新宿に出店する店舗の中では最高価格帯に位置するが、顧客の反応から担当者は手応えを感じているという。「ニュウマン新宿ではカジュアルなものが好まれる傾向があると分析しているが、高品質なアイテムの需要も確かにある。『高価でも良い物が欲しい』と考えるお客様の受け皿になることで、安定して売上を伸ばすことができている」と話す。　ブランドラインナップの中で特に人気なのが、ツイード生地を使用したアイテムだ。ブランド立ち上げ当初は数型のみの展開だったが、予約の段階で完売するなどの反響を受けて徐々に型数を増やしてきた。現在では毎シーズン用意している80〜90型程度のうち、10％以上がツイードのアイテムとなっている。「クラシックに寄りすぎないよう意識して製作しているので、バランス感が支持されている一つの要因ではないかと考えている。『ツイードといえばデパリエ』と言われるように引き続き注力していきたい」（担当者）。　デビューから約2年、直営店はニュウマン新宿店1店舗のみだったが、9月に都内で2号店のオープンを予定するなど、今後は百貨店を中心に出店を加速させていく。担当者は「店舗数を増やしたい気持ちもあったが、コロナ禍ということもあり慎重に判断してきた。今後は東京、大阪のほか、名古屋や福岡などの各都市に出店を検討していきたい」とコメント。将来的なブランドヴィジョンについては「デザイン性や生地のクオリティなどを追求してデパリエにしかない価値を確立させる。インスタレーションやランウェイショーなどの手段でコレクションを発表していくことも視野に入れていきたい」と展望を語った。

ビギのウィメンズブランド「デパリエ」が売上前期比189％と好調、ファッションショー開催も視野に

　デザイナーの大槻聡士は2001年に文化服装学院を卒業。「イザベル マラン（ISABEL MARANT）」「ジャンポール・ゴルチエ（Jean Paul Gaultier）」「バルマン（BALMAIN）」などフランスのメゾンで11年間経験を積み、2012年に日本に帰国しベイクルーズに入社。2016年にはビギの新業態「プルミエ アロンディスモン（1er Arrondissement）」を立ち上げた。　プルミエ アロンディスモンがパリ1区に住むパリジェンヌたちのライフスタイルをイメージしたアイテムを揃えたセレクト業態に対し、デパリエではオートクチュールの時代からプレタポルタへの転換期である1960年代のパリ6区のムードを落とし込んだアイテムを展開する。ファーストコレクションは約80型を製作。ターゲット層は45〜55歳で、国内生産にこだわったほか、一部を除きアイテムにはサステナブルな素材が使用されている。中心価格帯はコートが7万〜15万円台、ジャケットが6万円台、ニットが3〜6万円台、シャツが3万円台、ボトムスが3〜4万円台。シューズやバッグなどの雑貨・小物類は、コレクションの世界観にマッチするセレクトアイテムを取り揃える。店舗の内装はグレーを基調に、壁や什器、鏡など随所に曲線を取り入れたモダンなデザインに仕上げた。　コレクションの発表頻度は春夏と秋冬の年2回。9月中旬にはオンラインストアの開設を予定しているほか、都心部への路面店および直営店の出店を計画しているという。

ビギが新ウィメンズブランド「デパリエ」を立ち上げ、デザイナーは大槻聡士

　ブラニフ航空は、「THE END OF PLAIN PLANE（さよなら退屈な飛行機）」
というキャッチフレーズのもと、「ハーマンミラー（Herman Miller）」を支えた建築家兼テキスタイルデザイナーのアレキサンダー・ジラルド（Alexander Girard）や、ファッションデザイナーのエミリオ・プッチ（Emilio Pucci）、彫刻家で現代美術家のアレクサンダー・カルダー（Alexander Calder）らが集結して1928年に創業した航空会社。ジラルドのミュージアムのような空港ロビーや機内のデザイン、 プッチのユニフォーム、カルダーによる機体ペイントなど、 メンバーのクリエイティブは1960〜70年代当時の最新トレンドを乗せた飛行機として世界から注目を集めた。 1982年に就航を停止したが、
現在もデザイン性の高さから伝説のエアラインとして支持されている。　コラボでは、ブラニフ航空のロゴマークを採用したアイテム3型を製作。ロゴを大胆にプリントTシャツ（9900円）のほか、袖口と裾にアクセントとしてレトロな配色のリブを付けたスウェット（1万6500円）、ロゴマークを千鳥格子柄のように配置したニット（1万8700円／いずれも税込）が販売される。

FRAPBOIS

フラボアがエミリオ・プッチらが携わった航空会社「ブラニフ航空」とコラボ、ロゴニットなど販売

TAKEO KIKUCHI

菊池武夫80歳、バースデーパーティーで布袋寅泰や浅野忠信らが音楽で祝福

sakayori.

「サカヨリ」がビギに事業移管、売上10億円規模目指す

メンズビギから"不良性"を持った最上級ラインがデビュー

MEG、カロリナグレイサーのデザイナー兼プロデューサーを退任

ビギから新業態「suahhaus（サーハウス）」丸の内キッテに1号店

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