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　ミラノデザインウィーク期間中、サンローラン リヴ・ドロワはジオ・ポンティ アーカイヴスおよびアナラ&アルマンド・プランチャート財団との協働による「ジオ・ポンティ：プランチャート邸」展をサン・シンプリチャーノ教会で4月21日まで開催。イタリアの高級磁器・食器メーカー「ジノリ1735（Ginori1735）」とのコラボレーションにより、1957年ジオ・ポンティがアナラ&アルマンド・プランチャート夫妻の別荘のためにデザインした磁器プレートなど12点を展示している。　プレートは、太陽、三日月、北極星、またアナラ（Anala）とアルマンド（Armando）へのオマージュである「A」の文字など、別荘のシンボルやモチーフをデザイン。ミラノデザインウィークの期間中、モンテナポレオーネ通りのサンローラン ミラノ旗艦店で予約販売しているほか、アメリカ・ロサンゼルスの「サンローラン リヴ・ドロワ」、フランス・パリの「サンローラン バビロン」で限定販売。また公式サイトYSL.COMでも取り扱い、日本からは一部のみ購入が可能となっている。

SAINT LAURENT

Lifestyle

「サンローラン リヴ ドロワ」が「ジノリ1735」とコラボ、ジオ・ポンティのプレートコレクションを復刻販売

　Break to Makeは、nendoとダニエル・アーシャムが2023年のミラノデザインウィークで発表した家具コレクション。「nendo makes. Daniel breaks.」をテーマに5つの家具を製作し、nendoが作成した特定の機能をもたない造形物をダニエルが部分的に壊し家具としての機能を持たせた。浴槽のようなものからはアームチェアや二人掛けソファが、細長いブロック状のものからはベンチやスツールが、背の高い四角形状のものからはコンソールテーブルが誕生した。いずれも、ダニエルの作品に多く使われるパステルトーンの配色で仕上げた。　会期中伊勢丹新宿店では、実際にミラノデザインウィークで展示したモデル計5点を展示。会場では、それぞれのロゴを融合したモチーフや手描きのイラストをあしらったTシャツ（2色、各8690円）やキャップ（5390円）、キーチャーム（1980円）などのグッズの販売も行う。

ダニエル・アーシャム×nendoの家具コレクションを日本初披露、グッズの販売も

　新作は、「アルカイズム、自然界からの活力、ミニマリズムの精神」に着想。エルメスの「素材へのこたわりの姿勢」や「ものづくりの本質」を表現したコレクションになっているという。木製フレームとレザーシートという1930年代に立ち返ったデザインのアームチェアや、ウール地のスラブキャンパス地にアウトラインにレザーのパイピングを施したソファ、ブランドのルーツである馬を思わせる、ピエール・シャルパンがデザインし、職人の手刺繍によって刺繍あしらわれたラグ、レザーとブロンズを組み合わせ、日本の伝統技術から生み出された色の「パティネ（古色）」のボックスなどが発表された。

HERMÈS

Fashion

エルメスがミラノデザインウィークで新作ホームコレクションを発表、メゾンのルーツを感じるデザインも登場

　「Break to Make」は、nendoとダニエル・アーシャムが共通して持つテーマである「壊れることから逆算されたものづくり」の思想を反映。nendoが作成した特定の機能を持たない造形物をダニエル・アーシャムが部分的に壊すことで、家具としての機能を持たせた5つの作品を展示する。　また、nendoの公式オンラインストア「nendo house」では、コラボを記念したオリジナルグッズを販売。コラボコレクションのロゴをモチーフにしたキーチャーム（1980円）や、ロゴと手書きのイラストをあしらったLサイズのTシャツ（2色、各8690円）とキャップ（5390円／いずれも税込）を取り扱っている。

nendoが新たな家具コレクションをミラノで発表、ダニエル・アーシャムとコラボ

　Nature Architectsは、東京大学総合文化研究科出身の大嶋泰介が2017年5月に設立。「ユーザーが求める機能から逆算してプロダクトの形状を決定する」ための設計アルゴリズム群「DFM（Direct Functional Modeling™）」を用いた設計や研究を開発を行っており、自然界に存在するもの以外の特性を持つように設計された「メタマテリアル」を活用した最先端の設計技術を製造業メーカーに提供している。　今回は、高温の蒸気を当てることで布を縮め、独自のストレッチ素材を産み出す製法であるスチームストレッチをもとに、Nature Architectsが狙った立体に変形するために必要な布の収縮パターンを計算。複雑なプリーツ形状の展開図を自動生成するアルゴリズムを開発し、設計プロセスの自動化と効率化を可能にしたことで、熱を加えるだけで布が立体化する服の製作を可能にした。同技術はアパレルのほか、家具や照明などのさまざまなアプリケーションに応用でき、車載部材や建築部材に用いる衝撃吸収素材や複数部品で構成される部材の一体化と軽量化などに役立てることができるという。

Technology

エイポック エイブル イッセイ ミヤケが新たな設計技術を開発、「スチームストレッチ」を応用

　新作コレクションは、エルメスの今年のテーマである「軽やかさ」をもとに着想。六角形の幾何学模様をあしらったベッドカバー「サーフェス」や、ジャン＝パオロ・パニ（Gianpaolo Pagni）のデザインからインスピレーションを受けたグラフィックのプレード「コンストラクション」をはじめ、レザーを使用したセンターピース「プリH」、建築家ラファエル・モネオ（Rafael Moneo）がデザインしたチェア「オリア」、日本語の「軽み」から「カロミ」と名付けられたスツールなどを展開する。

エルメスがミラノデザインウィークで新作ホームコレクションを発表　レザーを使用したセンターピースなど

　KOYORIは、日本全国のものづくりに優れた企業とそのものづくりを世界に伝えることができる企業がアライアンスを組み、国際的なデザイナーと協働することでボーダーレスなデザインの家具やインテリアアクセサリーを提供するブランド。ブランド名は日本語の「紙縒（こより）」から着想。企業同士やデザイナーを結びつけるというブランドの姿勢を表現しているという。　デビュープロダクトとして、パリを拠点に活動するデザインユニット「ロナン＆エルワン・ブルレック兄弟」と、コペンハーゲンを拠点に活躍するデザインユニット「ガムフラテージ（GamFratesi）」がデザインを手掛けた5型のチェアを発表。成形合板を素材に使用し、背と肘と座の3次元的な局面が特徴の「Kawara アームチェア」をはじめ、背板と肘に5軸NC切削加工を用いた「Musubi アームチェア」や、小ぶりなシルエットながら高めに設定された背もたれと、背と座に施されたカーブが特徴的な「Shuku チェア」、両肘から背もたれの部分を1つの曲目で製作している「Mianアームチェア」、枝の上に葉が乗ったようなデザインの「Edaha チェア」をラインナップする。　ガムフラテージは「KOYORIは日本のストーリを伝えるブランドです。商品それぞれが物語の『章』でひとつひとつ違うストーリーを伝えていきます。KOYORIのアイテムのクラフトマンシップから醸し出される尊厳や情熱、そして品質を感じてくれたら嬉しいです」とコメント。ロナン ブルレックも「我々が目指したのは各メーカーの技術を充分に活かした集合知プロジェクトです。木の匠である職人のエッセンスをデザインに取り入れる試みをしました」と述べている。　また、ローンチ前にも関わらず、ブランドコンセプトなどが評価され、イギリスのライフスタイルマガジン「Monocle」で「Best New Brand Award 」を受賞。KOYORIのエグゼクティブディレクター神田宗俊氏が自身のTwitter上で報告した。

INTERIOR

家具ブランド「KOYORI」がデビュー、ガムフラテージとロナン＆エルワン・ブルレック兄弟が手掛けたプロダクト発表へ

佐藤オオキ率いるネンドがベアブリックとコラボ、ミラノデザインウィークで発表

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