「niko and ...（ニコアンド）」が、今秋からホリデーシーズンに向けた新CMを10月4日より放映します。女優の広末涼子さんが出演した初CMで一気に知名度をUPさせた「niko and ...」にとって3作目のTVCMで、今回は一般を含めなんと約50名を起用し脚本無し、リアクションは全てアドリブというユニークな手法で撮影するとのこと。今回は8月某日、「niko and ... 横浜ベイクォーター店」で実施されたCM撮影の舞台裏に潜入。一夜で敢行された撮影現場に密着しました。
撮影が行われた「niko and ... 横浜ベイクォーター店」は、ブランド国内最大の旗艦店。ウィメンズとメンズのウェアコレクションや雑貨、家具などを豊富に取り揃え、「WIRED KITCHEN（ワイアードキッチン）」とタッグを組んだコラボカフェが併設されています。ちなみに、広末涼子さんが出演した「niko and ... 」2作目のCMは同店が施工中に撮影されたもので、大きな話題になりましたね。
今回のTVCMのコンセプトは「Choice」。様々な出演者が「niko and ...」でお気に入りの商品と出会った喜びを表現するそうです。CMは「Choice」10月編と「Choice」11月編の2本立てで、営業終了後の同店で徹夜で撮影されました。
Fashionsanp.comが潜入したのは、10月4日放映スタートの「Choice」10月編の撮影現場。営業終了後の21時から、美術担当や照明担当の作業がスタートし晩夏から初秋のアイテムが並ぶ店内を一気に入れ替え、秋冬仕様のショップへと衣替えします。23時閉店の「WIRED KITCHEN」は夕食やカフェ利用でまだまだ賑わっていました。
「niko and ...」のVMD担当者をはじめ、本社スタッフも総出でレイアウトを組みます。ブランドの事業部長自らセッティングしているのは「JINS（ジンズ）」とコラボレーションしたアイウェア。1年の製作期間をかけて完成させた渾身のアイテムで、男性でも女性でもかけやすいユニセックスなデザインが特徴です。「内側のオリジナルロゴもポイントです」とのこと。
午前0時を回り、ようやく店舗が秋冬らしくなってきました。撮影部のセッティングもスタート。
笑顔をしっかりと写し出すため、スローモーションで撮れるハイスピードカメラを使用するそうです。
午前2時前になり、いよいよ撮影開始。ディレクター兼カメラマンを務める高崎勝二さんは、JR東海のキャンペーン「そうだ京都、行こう。」など、これまで数々のCMや広告写真を手掛けてきた敏腕カメラマン。御歳66歳ながらとてもパワフルです。満面の笑みで撮影シーンについて出演者に積極的に声をかけ、場を和ませていきます。
最初は20代カップルのシーン。2人が手にするのは、2012年秋冬シーズンから本格スタートしたメンズコレクションの新作コートです。最初は表情が硬かった2人ですが、高崎さんからの「もっともっと笑顔で！」の声でだんだんと緊張がほどけ、いい笑顔が出てきました。
高崎さんとともに2人も真剣な眼差しでカメラチェック。
撮影後の彼役の岩永達也君。「ほっとしました」と安堵の表情を浮かべ「あのコート、実はデニム生地だったんですよ」と教えてくれました。
撮影は約20分単位で次々と進行していきます。女性1名のシーンには様々な形の水筒が登場。
満面の笑みの彼女に高崎さんも思わず「いい笑顔！」の一言で、ほぼ一発OK。
メンズファッション誌「メンズノンノ」のモデルとして活躍している坂口健太郎君も、今作のCM出演者の1人。「niko and ...」の広告モデルも務めている坂口君は、ムービー撮影は今回が初めてだそうです。
「niko and ...」のメンズウェアでまとめたスタイリングの坂口君が出会うアイテムは「JINS」とのコラボアイウエア。ファッションシューティングとは違った雰囲気に若干、緊張気味の坂口君にも高崎さんからアドバイスがありました。
そして引き出された笑顔がこちら。終了後「動画撮影って難しいですね〜（笑）勉強になります！」と感想を漏らしていました。
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