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街のカルチャーと人が交わるビーチタウンへ 「NOT A HOTEL AOSHIMA」、CHILL 2.0に泊まってみた

尾竹めぐみ編集菅原まい

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 2026年、「NOT A HOTEL AOSHIMA」が進化を遂げた。パブリックスペースの拡張に加え、新ハウス「CHILL 2.0」(全1室)と「COAST」(全4室)が8月1日に誕生。海や街、そこに根付くカルチャーまで、青島という土地をより楽しめるよう、新たな過ごし方を提案していく。宮崎市街地から南に位置する青島は、太平洋に面した海辺の街。そんな青島にNOT A HOTEL AOSHIMAが誕生したのは2022年。最初の拠点として歩みをスタートさせた、いわば原点ともいえる場所だ。

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 開業時、宿泊施設は「MASTERPIECE」「CHILL」「SURF」「GARDEN」の4タイプ、全6室からスタート。青島のロケーションを生かした開放感あふれる建築とともに、この土地の魅力を身近に感じられる滞在をカタチにしてきた。そして開業から4年を迎えた今、その楽しみ方はより多彩に。今回は新たに加わったパブリックスペースや新ハウスを中心に、NOT A HOTEL AOSHIMAでの滞在をレポートする。

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青島をもっと身近に感じる、新たな滞在スタイル

 東京からのアクセスは、羽田空港から宮崎ブーゲンビリア空港まで飛行機で約95分。空港からNOT A HOTEL AOSHIMAまでは車でたった約15分と、到着してからの移動もスムーズだ。宮崎空港ではテスラのレンタルも可能で、青島までドライブを楽しむのもいい。空港を出発すると、車窓には宮崎らしい伸びやかな空と豊かな緑が広がる。そんな南国らしい風景を眺めながら車を走らせていると、自然豊かな景色に溶け込むようにNOT A HOTEL AOSHIMAの看板が見えてくる。

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 377号線沿いのエントランスから敷地へ。専用駐車場の先には、新たに一般客にも開かれたパブリックスペースとして、スケートボードパークやプール、屋外サウナ、シャワールームなどが点在する。さらに海までは歩いてわずか10秒ほど。地元の人や観光客が自然に行き交う青島の日常がすぐ隣にあり、閉じたリゾートではなく、青島の日常とゆるやかにつながっているように感じる。

 圧倒的な建築の存在感や、日常から切り離されたプライベートな時間など、拠点ごとに異なる魅力をもつ「NOT A HOTEL」だが、そのなかでもAOSHIMAを特徴づけているのが、街と人との距離の近さだ。滞在の時間が屋内にとどまらず、海や街へと過ごす場所が自然に広がっていく。青島の日常に溶け込むように過ごせることも、この場所を何度も訪れたくなる理由のひとつだろう。

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 海を間近に感じられる共用のプール&サウナを備えているのもAOSHIMAならでは。お部屋のプールやサウナでプライベートな時間を過ごしたり、共用施設のプールで海を眺めながら開放感に浸ったり。その日の気分や過ごし方に合わせて、思い思いの時間を楽しめるのがAOSHIMAの魅力だ。 

 やわらかな曲線を描く共有プールは、水辺に沿って段差が設けられ、浅い場所なら子どもと一緒に水遊びを楽しむこともできる。プールサイドにはデッキチェアが並び、潮風に吹かれながら空と海を眺めてのんびり過ごすだけで心地がいい。そのすぐ隣には、木の温もりを感じるバレルサウナと、円形の水風呂を完備。サウナの丸窓の向こうには海が広がり、蒸気と木の香りに包まれながら、刻々と表情を変える海を眺めることができる。サウナを出れば、そのまま水風呂へ。屋外ならではの穏やかな水温で身体をクールダウンしたあとは、海風に身を預けて外気浴を。すぐそばにシャワーも備えられている。

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 海に面して設けられたサウナの窓からは海岸沿いの景色が広がる。どちらも一般客に開かれており、事前予約のうえ有料で利用可能。予約は「AOSHIMA BEACH VILLAGE 」のウェブサイトから。その中央には、円形のベンチに囲まれた焚き火スペースも。こちらも一般の方も希望があれば利用可能で 、薪は別途オーダーでき、日が暮れれば炎を囲んでゆっくりと夜を過ごせる。滞在する人と街を訪れた人が同じ海を眺め、それぞれの時間を過ごす。そんな緩やかな交わりも、青島という場所を象徴する風景のひとつだろう。

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 共有プールやサウナなどのエリアから、有料駐車場を挟んだ東側に位置するのが、オリンピックのスケートボード会場も手掛ける長谷川体育施設が設計協力した、一般にも開放されたスケートパークだ。青島はサーフィンだけでなく、スケートボードのカルチャーも根付いている。この場所にもかつて公共のスケートエリアがあり、地元のスケーターたちに親しまれてきたという。パーク内には、緩やかな起伏やカーブを描くセクションを配置。その合間にはヤシやサボテンなどの植栽が入り込み、コンクリートと南国の緑が溶け合う。スケートパークそのものが風景の一部となるような開放感あふれる空間に。今回のリニューアルで大切にされたのは、この地に息づいてきたカルチャーを途切れさせないこと。世代を問わずスケーターたちが集い、楽しめる場所へ。青島に根付くカルチャーを次へとつないでいく場所になるのだろう。

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 続いてスケートパークとBBQエリアの間に佇むレストラン「LDK」。ビーチ沿いに建つ白い建物と美しいランドスケープが印象的で、空間のデザインはA.N.D.代表の小坂竜氏が手掛けている。2026年4月にリニューアルオープンし、一般客も利用でき、予約も可能だ。リニューアルの詳細については、後ほど触れていく。

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 チェックインの15時になり宿泊エリアへ。ランドスケープを手掛けたのは「Yard Works」。白を基調とした建築と木の外壁の間を縫うように、ヤシやサボテンなど南国らしい植栽がゲストを各ハウスへと導いていく。今回宿泊したのは、新たに誕生した「CHILL 2.0」。総面積470.72平方メートル、最大6名まで宿泊可能で、大堀伸率いる「GENERAL DESIGN」が空間を手掛けた既存の「CHILL」をベースに、その世界観を受け継ぎながら新たな空間へとアップデートされている。

 新たな宿泊エリアはこのほかに、全4室の「COAST」があり、1・2階を使ったメゾネットタイプに。「COAST」にはそれぞれプライベートプールを備え、「COAST 4」はペットと滞在ができ、専用のドッグランも用意されている。また「COAST 2」と「COAST 3」はコネクティングが可能。2室を行き来できるため、グループや複数家族での滞在にも使いやすい。「CHILL 2.0」はその上、3階に位置し、1フロアを贅沢に独占している。ウッドの扉を開けると、空へと開かれた半屋外のスペースが現れる。グレーのタイルを敷いた階段が3階へと延び、その傍らには南国の植物が。壁際には屋外シャワーも設置され、海から戻ったらここで砂を流して室内へ。サーフボードなどのギアを置いておけるスペースもあり、海遊びのあとの動線もスムーズだ。

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 階段をあがった先には、大きなガラス窓から明るい日差しが差し込み、視線の先にはプールと青島の海が重なる。窓辺には南国らしい植栽が配され、建築と自然が心地よく溶け合っている。その先に広がるのは、インフィニティープールとシームレスにつながる開放感に満ち溢れたリビング。中央にはゆったりとしたL字型のソファを据え、その傍らには「カール・ハンセン&サン(CARL HANSEN& SØN)」の籐張りの木製ラウンジチェアを配置。モダンなグレーの床と天井や壁に広がる木目を基調とした落ち着いた空間に、籐の軽やかな素材感が涼しげなアクセントを添えている。

 天井から床まで届く大きな窓の先にはプール、そのさらに向こうには青島海岸が一面に広がる。窓を開け放てば、潮の気配を含んだ青島の風がそのまま室内へと抜けていく。リビングの奥には8人掛けのダイニングテーブルを配置。NOT A HOTELのために「タイム アンド スタイル(TIME & STYLE)」に特注したもので、端正な木の表情が空間と自然になじんでいる。海とプールの鮮やかな景色を引き立てるように、家具や色、素材をあえてシンプルに絞り込んでいるのも印象的だ。さらに、ほかの拠点と同様、ハウス内の設備はタブレット端末から一括して操作できる。照明やエアコン、テレビ、ロールスクリーンなどがコントロールでき、手持ちのスマートフォンとの連動も可能。スイッチやリモコン、目につく配線を極力排することで、モダンな空間とシームレスな眺望を際立たせている。

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 屋外テラスは269.78平方メートル。圧巻のインフィニティプールは既存モデルの「CHILL」から5mほど拡張され、幅21mへとスケールアップ。海とプール、テラスがシームレスにつながるよう、リビングの窓を開け放てば、室内からそのまま水辺へ。リビングの正面に位置するプールには、石のステップと3段の階段を設け、その先には水面に浮かぶようなアウトドアリビングが。石張りのベンチにクッションを配し、中央には「エコスマートファイヤー(EcoSmart Fire)」のファイヤープレイスを備える。夜には炎を囲み、仲間とドリンクを飲んで語り合ったり、プールで冷えた身体を温めながらのんびり過ごしたりするのによさそうだ。視線の先ではプールの水面と海が重なり、その境界が曖昧になることで、まるで海の上に浮かんでいるような感覚に包まれる。

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 ダイニング奥のキッチンまわりは深みのある木目で統一され、収納は扉のラインまで端正にそろえられ無駄なく配置。ほかの拠点同様に、美しいカトラリーや調理器具をはじめ、コーヒーメーカーなどもひと通り備えられ、長期滞在ならその日の気分に合わせて料理を楽しむこともできる。キッチンに背を向け、さらに奥へ進むと、木目の壁と天井に囲まれた廊下がまっすぐに続く。リビングの明るく開放的な雰囲気とは対照的に、深みのある木の色調と間接照明が落ち着いた空気をつくり出している。向かって右側にはオーナーズクローゼットがあり、滞在時に使う私物などを保管しておくことが可能。左側にはプライマリーベッドルーム、化粧室、ゲストルームが並び、正面奥のバスルームへとつながっている。

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 まずはバスルームから。ゆったりとした空間は、グレーの大判タイルと木の温もりを組み合わせ、モダンな佇まいに。洗面台は2つ。同じタイミングでも、それぞれ気兼ねなく身支度できるのが嬉しい。横長の大きなミラーには上下から柔らかな光が差し、空間をほのかに照らしている。またスキンケアアイテムやドライヤーなど、全拠点共通のアメニティもひと通り揃い、滞在中も安心だ。ガラス扉の先には、2基のレインシャワーとハンドシャワーを備えたシャワースペースが。そして開放感をさらに高めているのが、頭上に設けられた大きな天窓。自然光が降り注ぎ、青空を仰ぎながらバスタイムを楽しむことができる。バスタブは深さも十分で、身体をゆったりと沈められるサイズ感。湯温はタブレットのほか、連動したスマートフォンから操作することも可能だ。

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 その奥にはガラス張りのサウナ室を備え、6人ほどがゆったり“ととのい”に集中できる広さ。もちろんサウナや水風呂も温度はタブレットもしくは連動したスマートフォンから操作でき、室内に入るとヒノキの爽やかな香りに包まれる。ガラス窓の向こうにはプールと海が広がり、景色を眺めながらじっくりと汗を流せるのも贅沢な時間だ。サウナを出たらシャワーで汗を流して、すぐ隣の水風呂へ、そしてそのままプールへ。浴室から直接プールサイドへ出られる動線も、心地よく“ととのう”ための計らいを感じる。

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 プライマリールームも海側に面し、大きな窓の向こうには青島の海が広がる。ダブルサイズのベッドを2台並べたゆとりあるベッドスペースに加え、デスクを備えた書斎も設置。木の質感に包まれた落ち着いた空間をスタンドランプのやわらかな光が照らし、海を眺めながら読書をしたり、ちょっとした仕事をしたりと、静かに過ごすことができる。室内にはプライベートのシャワールームとトイレも完備。

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 ベッドルームの中に付随するプライベート洗面スペースは海に向かって大きく開かれ、身支度をしながら目の前に広がるオーシャンビューを楽しめるのも贅沢だ。クローゼットにはビーチサンダルのほか、濡れた水着などを入れて持ち運べるビニールバッグも用意され、使用することができる。壁面の一角には全拠点共通のミニ冷蔵庫や電気ケトル、ポータブルスピーカーなどが揃い、就寝前にリビングへ戻ることなく、この部屋だけでゆったりと過ごせそうだ。パジャマは、NOT A HOTELで採用されている「ノウハウ(NOWHAW)」のもの。リラックスウェアとしての心地よさはもちろん、シンプルで洗練されたデザインが嬉しい。

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 そしてトイレを挟み、その隣に位置するのがオーシャンビューのゲストルーム。室内は床に高低差をつけ、ベッドスペースは小上がりに。ダブルサイズのベッドを2台並べており、必要に応じてセパレートで使うこともできる。窓辺は一段低くなり、海に向かってソファを配置。ここに寝転んで本を読んだり、刻々と表情を変える海をぼんやり眺めたりと、思い思いにくつろげる。窓の横にある扉を開けば、そのままプールサイドへ出られるのもうれしい。段差部分には撥水性のあるラグが敷かれ、水辺と行き来することを考えたしつらえになっている。プライマリーベッドルームと同様、ミニ冷蔵庫や電気ケトル、ポータブルスピーカーも完備。トイレは部屋を出てすぐ隣にあり、ゲストが気兼ねなく過ごせる空間に。

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 8月の青島の日没は19時30分過ぎ。明るさが残るお部屋のテラスで、この日は専属のシェフが目の前で料理を仕上げてくれる「CHEF's PREMIUM BBQ 」をいただくことに。テーブルには料理や器が美しくセッティングされ、大皿から思い思いに取り分けて味わうスタイルだ。レストランのコースほどかしこまらず、自分たちで楽しむBBQよりも少し贅沢。豪快に焼き上げるライブ感もしっかりと堪能できる。前菜は宮崎県産のトウモロコシをはじめ、モルタデッラやウリなどを盛り合わせて。野菜はすべて宮崎の地野菜を使い、その時々の旬や仕入れに合わせて、シェフ自らが状態を見ながら食材を選んでいるという。なかでも宮崎の夏野菜を代表するトウモロコシは、まさに今が旬。シャキシャキとした歯応えとともに、みずみずしい甘みが広がる。

 続いて登場したのは、宮崎の海の幸だ。カツオのたたきは皮目を香ばしく焼き上げ、ニンニクを効かせた特製オイルと、大根おろしにポン酢を合わせたさっぱりとしたソースで。青島漁港で水揚げされたタコには、オリーブオイルとバジル香るジェノベーゼソースを合わせイタリアン仕立てに。宮崎のブランド豚「きなこ豚」を使ったネギ巻きも。甘みのある豚バラで宮崎県産のネギを包み、香ばしく焼き上げ、すだちを搾ってさっぱりと。

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 シェフが頃合いを見ながら焼き上げた料理が次々とテーブルへ。驚くほど肉厚な宮崎牛のタンには、刻んだ玉ねぎと青柚子の皮を削り、さっぱりといただく。青島で獲れたイカはインゲンやオクラなどの夏野菜とともに、カラスミの塩味をアクセントに添えて。さらに都城のブランド豚「味豚」のソーセージと続き、メインである宮崎牛のランプが登場。じっくりと焼いた宮崎県産の「グリーンザウルス」を添え、赤ワインソースと生黒胡椒で味わう。

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 続いて、青島漁港で水揚げされた熊えびにビスクソースをたっぷりと。えびの旨みを重ねる贅沢なひと皿に、マイクロセロリの爽やかな香りがほのかに広がる。シメは宮崎県産のうなぎを使った土鍋ごはん。ふっくらと炊き上がったごはんにうなぎの旨みがなじみ、底にできた香ばしいおこげまでしっかり味わうことができる。そして宮崎県産のマンゴーを使ったデザートでフィニッシュ。NOT A HOTELはどの拠点も食事が本当に素晴らしい。ごちそうさまでした。

 この日の料理を担当していただいたのは、京都のレストランで経験を積んだ石川シェフ。NOT A HOTEL AOSHIMAにはオープン当初から携わっており、CHEF's PREMIUM BBQ のほか、プライベートディナーコースも担当。イタリアンと和の要素を織り交ぜながら、宮崎の食材の魅力をシンプルに、分かりやすく伝えることを大切にしているという。宿泊者向けのBBQやプライベートディナーは、NOT A HOTELのアプリ、またはコンシェルジュを通じて事前に予約できる。

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 ハウス内のキッチンには無人コンビニが設置され、ドリンクやフード、日用品などがラインナップ。プールや海で過ごす時間に欠かせない水着も、メンズ・ウィメンズともに用意されている。AOSHIMAでは、爽やかなホップの香りが広がる青島クラフトのオリジナルビール「青島サーフエール」をはじめ、プレミアム麦焼酎「百年の孤独」、尾鈴山蒸留所のクラフトジン「OSUZU GIN」など、宮崎にゆかりのあるお酒も。好みの一本を選んで、プールサイドでゆっくり楽しむのもおすすめの過ごし方だ。そのほか、NOT A HOTEL専属のソムリエがセレクトしたワインも豊富に取り揃えている。利用した分はチェックアウト後にアプリからまとめて支払いを済ませることができる。

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 オープンしたばかりのこちらのスナックは、オーナーと宿泊者だけが利用でき、ボトルキープも可能だ。店内はブルーを基調とした落ち着いた空間に。カウンターに8席を設け、背面にはずらりとボトルが並ぶ。スナックを設けるのは、NOT A HOTELの拠点のなかでもAOSHIMAならではの試み。その背景にあるのは、宮崎に根付くスナック文化だ。店内にはテレビやカラオケも備え、ウイスキーを片手に歌を楽しむなど、宮崎に根差した夜のカルチャーをNOT A HOTELらしくアップデート。宮崎県産の焼酎やワインも取りそろえている。街のスナックへ繰り出すのも、この場所で過ごすのも自由で、ローカルな酒場文化とゆるやかにつながる、オーナーたちの新たな遊び場といったところだ。

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 部屋に戻り、ふと窓の外に目を向けると、青島の空はちょうどマジックアワーを迎えた頃だった。昼間のまぶしい光に包まれた景色から一転、空と海は淡いブルーからゆるやかなグラデーションを描き、同じ場所とは思えないほど幻想的な表情を見せる。日中、海水浴を楽しんでいた人たちの姿もいつの間にか消え、辺りはすっかり静かに。聞こえてくるのは、繰り返す波の音だけだ。日が暮れると、プールサイドにも明かりが灯り、昼とはまた異なるムードに包まれる。水面にはブルーの光が揺らめき、外から眺めれば、大きな窓越しに室内のあたたかな光が浮かび上がる。海に面した大きな窓にはロールスクリーンが備わっているが、この夜はあえて下ろさず、移ろう青島の情景を眺めながら、しばらく楽しむことに。眠りについた先には、どんな朝の光が待っているのだろうか。

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 ゆっくりと夜が更け、波の音を感じながら目を覚ますと昨晩の幻想的な空とは異なり、窓の向こうにはどこまでも続く青い海と空が広がっている。まだ気温の上がりきらない朝は、海風も心地いい。せっかくなので、NOT A HOTELオリジナルのフーディーガウンを羽織って、海を眺めに外へ。プールサイドに腰を下ろすと、朝早くから波に乗る地元のサーファーたちの姿が。そんな光景を眺めているだけで、青島の日常に少しだけ溶け込んだような気分になる。

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 青島の朝の景色を楽しんだあとは、パブリックエリアに新たにオープンしたジムへ。朝食前の軽いエクササイズにもぴったりだ。長期滞在するゲストから、身体を動かしたいという声が多く寄せられたことを受けてオープンし、宿泊者は自由に利用できる。エアロバイクなどの有酸素系マシンをはじめ、ダンベルやケーブルマシンなど、本格的なトレーニングに対応する器具が揃う。身体を動かしたあとは、サウナとシャワーで汗を流して朝食へ。

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 向かったのは、2026年4月に内装をリニューアルしたオールデイダイニングレストラン「LDK」。エリア全体の拡張に合わせ、これまでのモダンな雰囲気から、より青島らしいリゾート感あふれる空間へと生まれ変わった。店内には多様な植栽を取り入れ、ウッド調のテーブルやチェアに、南国を思わせる色彩のソファやクッションをコーディネート。レイアウトを柔軟に配置換えできるようになったことで、通常のレストラン営業に加え、ウェディングやパーティーなど幅広いシーンに対応することが可能に。店内は約60席、テラスを合わせると約80席を備え、ウェディングや団体での利用時には、事前相談のうえメニューのアレンジも。LDKは宿泊者だけでなく一般客も利用でき、モーニング、ランチ、カフェ、ディナーの4つのスタイルで提供する。メニューもそれぞれに切り替わり、イタリアンをベースに、宮崎県産の旬の食材を取り入れたピザやパスタ、魚料理、宮崎牛などが並ぶ。宮崎ならではの味覚を気軽に楽しめるのがうれしい。

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 今回の朝食は、アラカルトで提供しているメニューを少しずつ楽しめる洋朝食をチョイス。宮崎県産の旬の野菜をたっぷりと盛り込んだサラダをはじめ、ブリオッシュトーストや、冷製コーンスープ、ヨーグルト&グラノーラなどが並ぶ。彩り豊かなサラダは、素材の味わいを生かし、オイルとチーズでシンプルに。宮崎の旬の恵みを一度に味わえる、満足感のある内容だ。和朝食もあるので、連泊していても飽きない。ドリンクは宮崎マンゴージュースのほか、青島の海をイメージした爽やかなメニューも。窓の向こうに広がる景色を眺めながら、ゆったりと朝の時間を楽しめる。

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 11時にチェックアウトを済ませたあとは、周辺を散策。青島を代表する景観のひとつが、海岸沿いに広がる奇岩群だ。波状の岩が幾重にも連なる様子が、遠くから見ると巨大な洗濯板のように見えることから、「鬼の洗濯板」と呼ばれている。海沿いには、潮風を感じながら歩ける遊歩道が続く。「青島ビーチパーク」では、夏の期間は連日色とりどりのパラソルが並び、海辺は子どもから大人まで多くの人で賑わっているという。さらに、NOT A HOTEL AOSHIMAから徒歩約6分の場所には、縁結びのご利益で知られる「青島神社」も。青島へと架かる弥生橋を渡り、海に囲まれた島の中へと進んで参拝することができる。

 海や街、そこに根付くカルチャーまで。NOT A HOTEL AOSHIMAは、地元の人と旅で訪れる人が自然に交わり、ローカルの日常に触れられる場所だ。新たなハウスやパブリックエリアが加わったことで、その過ごし方もさらに広がった。ここでの滞在を通して、まだ見ぬ青島という街の魅力に触れてみてはいかがだろうか。

 そして新たな拠点として注目したいのが、奥湯河原に誕生する「NOT A HOTEL YUGAWARA」だ。豊かな自然に包まれた広大なロケーションに、フラッグシップヴィラ「YUAMI」と「ONSEN SUITE」が登場する。「YUAMI」は2028年夏、「ONSEN SUITE」は2029年春の開業を予定している。

最終更新日:

文・尾竹めぐみ

Megumi Otake

ファッションエディター/ライター

女性ファッション誌の編集を経て、2012年INFASパブリケーションズに入社。季刊誌「WWD JAPAN マガジン」でエディトリアルを担当。2016年からフリーランスに。国内外のセレブリティインタビューをはじめ、トレンドファッション、ビューティ、ライフスタイルなどのコンテンツで執筆を行うほか、カタログ制作も手掛ける。20年以上に渡り全国各地のサウナを巡り歩き、コラムを執筆するなどプロサウナーとしても活躍中。

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