繊研新聞社 小笠原拓郎が購入した2014年のベストアイテム10

 20年以上にわたり、国内外のコレクションを取材し続けている繊研新聞社の記者小笠原拓郎氏。世界のファッションシーンの最前線で活躍する国内屈指のファッションジャーナリストが、自ら購入するアイテムとは何か?2014年に自身で購入し、愛用しているというベストアイテムを紹介してもらうとともに、自身の見解や着こなしへのこだわりを聞きました。

ハンバーガー ブレスレット&ネックレス / ファセッタズム(FACETASM)

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まずは、今年"一番攻めたアイテム"だという「ハンバーガーのアクセサリー」。「ファセッタズム(FACETASM)」のデザイナー落合宏理氏については、「新しい世代ですよね。我々の世代とは全く違う美意識を持っていて、また彼が持つ美意識は世界でも稀有なものだと思うんです」と評価。今年春夏は短パンやトレーナー、Tシャツなども購入したとのこと。「彼やガンリュウ(GANRYU デザイナー丸龍)なんかも、背景に持つスケーターカルチャーをモードに転換させているデザイナー。自分の持ってない価値観が入っているからこそ、この年になってもう一回チャレンジしたいなって思わせてくれるんですよね」と期待も覗かせています。

クマのバッグ / コム デ ギャルソン(COMME des GARCONS)

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川久保玲氏について「もう別格ですよね。世の中で100年後もファッションデザイナーとして名前が残っていく人というのはそうそういない。ココ・シャネルやサンローラン、クリスチャンディオールらと肩を並べるネームバリューがあります」と評価する小笠原氏が今年ベストアイテムに選出した「コム デ ギャルソン」のアイテムはクマのバッグ。「結構ウケたんですよ(笑)海外でもドライバーに『なんだそのバッグ!?』って声をかけられたり、コミュニケーションツールになりましたね。やっぱり"可愛いのだけれど、ちょっと怖い"と感じさせる『かわいい怖い』が今年のキーワードでした。このクマを抱いてフロントローに座っていると『大丈夫か、あいつ!?』みたいな。可愛いだけじゃなくて、ちょっとした毒や影を伴うものというのが今の時代に非常に大事で、自分としてもそういったものを比較的選んでいますね。」

レザーライダース / LOEWE(ロエベ)

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初期からJ.W.アンダーソンのクリエイションを高く評価してきた小笠原氏は、「彼は今一番ジェンダーを新しく解釈することに注力しているデザイナーです。そういった意味で彼のコレクションは非常に魅力的です。またロエベでは、彼の視点から『人間が持つべき美しいプロダクト』の在り方を追求していています」と分析。そんな小笠原氏が購入したのはブルーのライダース。「今まで色々なブランドのライダースを購入していて、それこそ王道ブランドも持っていますがこれは全く違うカテゴリのライダースです。レザーブランドと言えば「エルメス」と「ロエベ」。ジョナサンがやってるこの機会にやっぱり一着買っておきたかったんですよ」とのこと。他にもトートバッグや財布も購入したとのことで、今年はかなりロエベに費やしたそうです。


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