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忙しい女性の味方に、いま改めて知りたい"オーガニックコスメとの心地良い付き合い方"

福本敦子さん Photo by: FASHIONSNAP

 「ヴェレダ(WELEDA)」や「トリロジー(trilogy)」などお馴染みの海外ブランドだけではなく、最近では日本発や低価格を売りにしたブランドが多く登場しているオーガニックコスメ業界。日本人女性にとってオーガニックコスメが身近になった背景、そして今日から実践できる"心地良い付き合い方"とは?オーガニックコスメの"いろは"を、元「コスメキッチン」PRであり、現在はフリーのPR、美容コラムニストとして活躍する福本敦子さんに聞きました。

■オーガニックコスメ上陸から現在まで

ー オーガニックコスメが日本に上陸した頃から業界に関わってきた福本さん。出会いは?

 もともと敏感肌で、疲れるとアレルギーが出たり肌が不安定になっていたんです。純粋な成分でできた化粧品だと「痒くなったりしないんだ」と気づいたのが18歳の時で、それから気になったものをとことん試し続けています。「コスメキッチン」では販売員から始めたのですが、当時は日本にまだオーガニックコスメが少なく、それが増えてくるころのタイミングで社員にならないか、と声をかけていただいて。ちょうどわたしも海外でオーガニックコスメの文化に触れる機会があり、これだ!と思っていたので少し運命を感じました(笑)。

ー コスメキッチンで働き始めた13年前は、オーガニックコスメの認知も今ほど高くなかったですよね。

 そうですね。メジャーなブランドとしては「ヴェレダ(WELEDA)」くらいしか日本には入ってきていませんでした。私は体質的に自然派なものを好んでいましたが、時代的には「オーガニックが良い」という風潮ではなく、それが好きな人でも「この成分は絶対ダメ」など過度に気にしてしまう人が多かったように思います。そんな中で「もっと気軽に使おうよ」と最初に提案したのがコスメキッチンだったのかもしれませんね。

ー オーガニックコスメが定着した背景についてどう考えますか?

 女性の"幸せ感"に対する意識の変化が大きいと考えています。例えば結婚して家庭に入るのが当たり前だった30年前に比べると、いまは"幸せ"の判断基準が対外的な条件よりも、「自分は幸せか」といった内面的なものに移ったように感じています。内面の充実を求める女性が増えて、自分の心を満たす"幸せ感"の選択肢が大幅に広がったのではないでしょうか。

ー どうして内面の充実を求める女性の増加がオーガニックコスメの躍進につながったのでしょうか?

 「幸せかどうか」ということを満たすには、心や身体の健康という土台が不可欠で、ヨガが流行ったりインナービューティーに目がいくようになったのもそういった流れだと思います。例えば最近だと"モテ効果がある"という噂からフラワーエッセンスや「SHIGETA」のオイルがよく売れているのですが、自分の心や願望が満たされるアイテムが注目されているのもそういった背景があるんだと思います。

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■オーガニックコスメ、どう選ぶべき?

ー そもそもオーガニックコスメの定義とは?

 すごく簡単に言えば「有機栽培の植物を使って作られた化粧品」。オーガニックコスメの認証にも種類があり、その内容は認証ごとに若干違いがあります。あえて認証を取得しないブランドもあったり、そこに対しての価値観も今はブランドごとによって多様化しているように感じます。

ー「認証をとっている=よりオーガニックなもの」という認識ですか?

 認証は「その認証マークの基準を満たしました」という証明のようなもの。有名なものだと「エコサート(ECOCERT)」や「デメター(demeter)」「ネイトゥルー(NaTrue)」などがありますよね。認証を取るにはコストがかかるので、商品の値段を抑えたいという考えからあえて取得しないブランドも存在します。私が自分で買うときは認証だけにこだわらずに、そのブランドの考え方やバックグラウンドを調べてみたりしますね。

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一 ブランドの考え方などの情報はどのように得ることができるのでしょうか?

 いまはホームページから得られる情報もありますし、お店で詳しそうな店員さんに聞いてみるなど情報源はたくさんあるので、興味を持って学んでいくのも楽しみの一つなのではないでしょうか。自然の素材で作られるオーガニックコスメはその土地の特色が出やすいんですね。例えば、クレイパックで有名な「アルジタル(ARGITAL)」はイタリア・シチリアのブランドで、数百万年前は地中海の底だったシクリの丘から採掘された「グリーンクレイ」と呼ばれる海泥をベースに製品作りをしています。私も現地を訪れたことがあるのですが、シチリアの豊かな自然があってこのブランドが生まれたんだと感じることができて、より一層愛情が増しました。ブランドの背景や産地、使っている素材、作っている人の想いなど何を大切にするかは人によって違うと思いますが、認証などに拘り過ぎず、自分に響くものを選ぶのが良いと思います。

ー 福本さんは自身のインスタグラムでオーガニックコスメに関する情報も発信していますよね。どういった反響がありますか?

 やっぱりリアルな使用感を知りたい人が多いように思います。中でも「私にはどのような製品が合いますか?」という質問も多くて、オーガニックコスメについて正しい知識や使用方法をアドバイスできる人が求められていると感じています。オーガニックコスメと言えども他のコスメと一緒で、とにかくトライアンドエラーを繰り返すのが大事。私には良かったコスメでも、他の誰かにとっては良くないということはよくあること。相性があると思うので、自分が調子良くいられるテクスチャーや香り、使用感のものを探すということを楽しんでほしいですね。


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■より身近になるオーガニックコスメ、賢い付き合い方は?

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ー 価格も用途もバリエーションが豊富なので、選ぶのが難しくなっているかもしれません。

 そうですね。ここ数年で様々な国からオーガニックコスメのブランドがどんどん上陸して、専門のお店も増えました。今はマツモトキヨシやナチュラルローソンで買えるオーガニックコスメもあり、本当に浸透したと感じますね。最近では、日本発のオーガニックコスメを増やそうという動きもあり、ビギナーでも手を出しやすい価格帯のものを作る企業も増えています。「MIMC」はじめ、優秀なメイクアイテムも充実してきています。以前はオーガニックコスメのメイクアイテムはあまり発色が良くなく「使えない」と言われていましたが、成分の抽出方法の進化やメイクアップアーティストの方やファッション業界の方の参入で、メイク分野でも活躍できるものが増えて楽しめる領域が広がっていると思います。

ーインナービューティーのアイテムも注目されています。どのように取り入れていますか?

 私は「サンフード」のレッドマカを甘酒と一緒に飲んでいます。すごく美味しいのでオススメです。あとは、女性にとって必要な成分がたくさん入っている「シナジーカンパニー」のヴァイタシナジーフォーウーマンというサプリも愛用しています。生理痛が激しいので飲み始めたのですが、生理前の予兆が緩やかに変わりました。まずは、自分の身体をよく知ることがオーガニックコスメを選ぶ上で一番重要なんだと思います。

ー 現代女性はオーガニックコスメとどう付き合って行くのが賢いと思いますか?

 時代も自分もめまぐるしく変化する中で、その時々で自分が心地良いと感じるものを選択し、取り入れることですね。アーユルヴェーダではよく自己参照性という言葉が出てきますが、他人と比べるのではなく自分自身の考えや思いに耳を傾ける。自分がどう感じて、何が心地良いのかを、自分に照らし合わせて考えること。オーガニックコスメだけに関して言えることではないですし、実際そうやって生きている人が増えているように思います。生活の全てをオーガニックに変える必要はなくて、良いところだけ取り入れることで心地良いと思えるようならそれでいいんです。

ー 少しずつ取り入れるという始め方でも良い。

 例えばヨガでも、先生に「自分が心地良い場所を探してください」と言われます。それと同じで、心地良いという感覚は人によって違うということ。リップクリーム1本からでも、それが自分に合っているな、気分が良いなと感じたら続けると思うんです。最初から全部網羅する必要はないので、ファーストステップとして、自分の好きなアイテムや毎日使うものから、自分に合うものを探してみてください。

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■福本敦子さん:インスタグラムブログ

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場所提供:シンシア・ガーデン
聞き手:高村美緒・谷桃子