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クラフトビールやジンの次に流行りそうと密かに話題になっているラム酒。一般的にはケーキなどのスイーツを作る材料としてのイメージが強いですが、一足先に欧米ではアルコールのネクストトレンドとしてにわかにブームになっているとか。甘く芳醇な風味が特徴的なラム酒はお酒好きはもちろん、様々な飲み方が楽しめることからお酒が苦手な人でも楽しめるはず。そんなラム酒の魅力を伝えるべく、種類からおすすめの飲み方までを紹介。
目次
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そもそもラム酒とは?
ラム酒はカリブ海の海賊たちの物語には必ず登場するアイテム。映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」で海賊たちががぶがぶ飲んでいるのもラム酒です。発祥については諸説ありますが、カリブ海に位置する島が原産であると言われています。いずれにせよ、キューバやジャマイカ、プエルトリコなどを代表するお酒であることに変わりありません。
「世界4大スピリッツ」と称されることも
ラム酒はサトウキビを原料に作られる蒸留酒(スピリッツ)。サトウキビの絞り汁や砂糖を精製する際にできる糖蜜をアルコール発酵させた後に、蒸留・熟成させることで完成します。ジン、ウォッカ、テキーラと並ぶ「世界4大スピリッツ」としても知られており、その種類も様々。
ラム酒の味は?嬉しい低糖質でヘルシーなお酒
カラメルのようにビターで甘く芳醇な香りが特徴のラム酒ですが、実は低糖質なお酒としても名高く、糖質制限ダイエット中の方にもおすすめ。発酵・蒸留が行われると糖質が抜けるめ、100g中のラム酒の糖質量は0.1gとされており、グラス1杯(約30ml)あたりで考えると約0.03gしか糖質を含みません。糖質制限ダイエット中の方は甘いソーダやジュースではなく、炭酸水で割るのがおすすめです。
ラム酒の種類
ラム酒の風味は、製造過程における蒸留・熟成方法や熟成の期間で異なり、軽いものから重厚なものまで様々。
色別
見た目の色によって種類分けがされているラム酒。その種類は大きく分けて3つに分類されます。
ホワイトラム
簡単に説明すると、樽やタンクで熟成されたものをろ過し、淡色(無色透明)に仕上げられたもの。「シルバーラム」とも呼ばれており、濾過工程のおかげでクセがなく初心者でも楽しめるはず。
ダークラム
ホワイトラムとは異なり、3年以上樽で熟成させた濃い褐色のラム酒のこと。香味の強い傾向があり、芳醇な風味をダイレクトに味わえることが特徴です。ロックやストレートで味わうのがおすすめ。
ゴールドラム
ホワイトラムとダークラムの中間に位置するゴールドラム。「アンバーラム」とも呼ばれ、樽熟成後ろ過せずに瓶詰めをしたもの。甘みやコクをバランス良く感じられるため自分の好みに合わせた飲み方を模索することができるでしょう。
製法別
ラム酒にはサトウキビのしぼり汁が使用されていますが、その製造方法は大きく分けて二つに分類されます。ちなみにどちらの場合でも製造方法は大きく変わらず、発酵、蒸留の工程を経て商品化されています。
インダストリアルラム
サトウキビから砂糖を生成する際に生まれる「廃糖蜜」から作る製造方法。市場に流通している多くのラム酒がこの製法で作られており、伝統的な製法と呼ぶこともできるでしょう。サトウキビの収穫時期に左右されることなく製造できるのが大きな特徴です。
アグリコールラム
サトウキビのしぼり汁をそのまま使用する製法。インダストリアルラム製法と比較するとマイナーではあるものの、新鮮なサトウキビを用いたが故に生まれる豊かな味わいが特長で、希少性や風味も含めて通好みなラム酒と言えるでしょう。
ロックで楽しみたいラム酒は?
ロックやストレートで楽しむのならウィスキーのような深い味わいが楽しめるダークラムかアグリコールラムがおすすめ。
クラーケン ブラックスパイス ラム
船を襲うと恐れられる北欧神話に登場する海獣クラーケンをモチーフにしたラム。バニラ、シナモン、柑橘類、オールスパイス、クローブ、胡椒など十数種類のスパイスをブレンドがされており、スッキリな喉越しとコクのある甘さが後から追いかけてきます。好みが分かれる味ですが、お酒好きであればハマること間違いなし。
バルバンクール 15年
製造している国やメーカーが少ないことから希少性が高いと言われているアグリーコール製法のダークラム「バルバンクール15年」。12月から5月にかけて収穫されたサトウキビのしぼり汁を発酵・蒸留させた後、内側を焦がしたホワイトオーク樽で15年以上熟成されたその味わいは黒糖やキャラメルのようなキレのある味わいで甘さは控えめ。氷が溶けていくたびに香りと風味が変化していく上品な味わいです。
割るだけ、混ぜるだけのラム酒簡単カクテルの作り方
ラム酒は飲んでみたいけど、ロックやストレートだとハードルが高い人にもラム酒はおすすめ。様々な飲み方を楽しめるのもラム酒の特徴です。今回は自宅でシェイカーなしで簡単に作れるカクテルを紹介。
ソーダ割り
ハイボールやジンソーダ感覚でシンプルに炭酸水で割るだけでも◎。
作り方
①氷を入れたグラスに45ml(人差し指1.5本分)のラム酒を注ぐ
②炭酸水を注ぐ
おすすめのラム酒:マイヤーズ ラム オリジナルダーク、ペールラバ ブラン
ラムコーク
ラム酒をコーラで割った定番のカクテル。甘党はもちろんバーベキューやステーキなどの肉料理との相性も実は◎。
作り方
①氷を入れたグラスに45ml(人差し指1.5本分)のラム酒を注ぐ
②その上からコーラを注ぐ
おすすめのラム酒:バカルディ ゴールドラム
キューバリブレ
ラムコークに、ライムを絞ったカクテル。程よい酸味が夏らしく、甘味が苦手な人にもおすすめ。
作り方
①氷を入れたグラスに45ml(人差し指1.5本分)のラム酒を注ぐ
②その上からコーラを注ぐ
③最後にライムを絞る
おすすめのラム酒:マイヤーズ ラム プラチナホワイト
ラムトニック
ジントニックが好きならラムトニックも好きなはず?爽やかさとビターな甘みのいいとこ取りが楽しめる新定番サワーになること間違いなし。
作り方
①氷を入れたグラスに45ml(人差し指1.5本分)のラム酒を注ぐ
②その上からトニックウォーターを注ぐ
③用意があれば、お好みでライムを絞る
おすすめのラム酒:バカルディ スペリオール
モヒート
ラム酒のカクテルといえばモヒートを連想する人も多いはず。ミント、ライム、砂糖がそれぞれラム酒の風味を引き立て、お酒が苦手な人でも飲みやすい一品に。
作り方
①グラス手でちぎり入れたミントの葉3〜4枚、ライムのくし切りを1〜2つ、砂糖小さじ2杯(指で10回つまみ入れる)をいれ、スプーンやフォークで軽く潰しながら混ぜる。
②氷を入れ、ラム酒45ml(人差し指1.5本分)、炭酸水を注いで混ぜる。
※ミントやライムを用意するのが面倒な人は「バカルディ クラシックカクテルズ モヒート」を炭酸水で割るだけでOK!
おすすめのラム酒:バカルディ クラシックカクテルズ モヒート
ソルクバーノ
日本生まれのホワイトラムを使ったカクテル。グレープフルーツのフレッシュさで南国気分に。
作り方
①氷を入れたグラスにホワイトラム45ml(人差し指1.5本分)、グレープフルーツジュース45mlを注ぎ、軽く混ぜる。
②トニックウォーターを注ぐ。
おすすめのラム酒:バカルディ スペリオール
ラムミルク
寒い日の夜、眠る前に飲みたい一杯。もちろん氷をいれてアイスラムミルクとして楽しむのも◎。
作り方
①マグカップに牛乳と砂糖(お好み)を加えよくかき混ぜ、電子レンジで1分30秒加熱する。
②ラム酒を好きな量注ぐ。
③お好みで好きなジャムを入れて混ぜるとフルーツの酸味が足されデザートのような味わいに。
※ラム酒を注ぎ過ぎてしまった場合は再度加熱するとアルコール分が抜けてちょうど良い味わいになるはず。
おすすめのラム酒:マイヤーズ ラム オリジナルダーク
ブラックローズ
アイスコーヒーとホワイトラムを掛け合わせた、食後に味わいたいデザートカクテル。
作り方
①氷が入ったグラスにホワイトラム30ml(人差し指1本分)とアイスコーヒーを注ぐ。
②お好みでガムシロップを加える。
おすすめのラム酒:バカルディ ゴールドラム
ホットバタードラム
ダークラム、またはゴールドラムを使ったホットカクテル。
作り方
①マグカップに砂糖を小さじ2杯(指で10回つまみ入れる)、少量のお湯で砂糖を溶かす。
②ラム酒を45ml(人差し指1.5本分)とお湯を注ぐ。
③無塩バターを一欠片入れる。
※お湯をホットミルクや紅茶にしても◎
おすすめのラム酒:バカルディ ゴールドラム、マイヤーズ ラム オリジナルダーク
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