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六本木のミッドタウンに巨大BOXが出現、この夏行きたい ルイ・ヴィトン「SEE LV」展の見どころ

 六本木の東京ミッドタウンで「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」の世界を巡回する「SEE LV」展がスタート。ブランド160年の歴史を遡り、過去の貴重なアーカイヴから、人気を博したコラボレーションやメゾンのユニークな発明品、そして現在のルイ・ヴィトンまでを "見て=SEE"体験することができるスペシャルな空間です。8月21日まで開催されるこの夏のホットスポットを一足先にレポートします。

 東京ミッドタウンの芝生広場に到着するやいなや目に飛び込んでくる巨大なBOX。ここが今回のエキシビション会場です。2020年から中国の武漢、杭州、ドバイを巡回し、東京は4番目の寄港地となります。都市ごとにテーマカラーが異なり、東京は「ピンク」。特別に設営された会場は、通りかかるだけでも目を奪われてしまうほどのインパクトです。建物をラッピングしているのはQRコード。近づいてスマートフォンで読み込むと、特設ページに遷移する仕掛けです。

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Entrance:浮かび上がるルイ・ヴィトン

 エントランスでは、デジタルアーティストのレフィーク・アナドールがAI技術を用いて描いた若き日の創業者ルイ・ヴィトンのポートレートがゲストを迎えます。約200年前の1821年ルイ生誕の地・ジュラ地方を写した100万枚の画像の中から、まるで動く砂絵のように浮かび上がってきます。

ルイ・ヴィトンのファッションの世界

 続いての部屋では、ルイ・ヴィトンのプレタポルテ・コレクションを展示。これまで、ウィメンズとメンズそれぞれの部門を率いてきたマーク・ジェイコブスとニコラ・ジェスキエール、キム・ジョーンズとヴァージル・アブローといった歴代のアーティスティック・ディレクターが手掛け、メゾンの節目に発表されてきたキーピースが、当時のランウェイ映像と共にディスプレイされています。

マーク・ジェイコブスによるファーストシーズンとなる1988-99秋冬コレクション

 メゾンの歴史の中でも初期の1890年代からスタートしたバッグのカテゴリ。その始まりは旅先で荷物が増えた時のためのスペアバッグを制作したことがきっかけというエピソードも、トランクメーカーとして創業したルイ・ヴィトンならでは。1901年に誕生した「スティーマー・バッグ」をはじめ、「キーポル」「スピーディ」「アルマ」「パピヨン」「ドーフィーヌ」「プティット・マル」「カプシーヌ」「ツイスト」といったルイ・ヴィトンのアイコンバッグがその時代ごとの解釈で一堂に並びます。中にはこれまでに展開されてきたアズディン・アライア、スティーブン・スプラウス、村上隆、草間彌生、ジェフ・クーンズ、グレース・コディントンといった名だたるクリエイターとの貴重なコラボレーションバッグも。

 そして壁を見渡せば、メゾンのアンバサダーを務めるアリシア・ヴィキャンデル、エマ・ストーン、岩田剛典、広瀬すずをはじめ、フレンド・オブ・ハウスとしてグローバルに活躍するKōki,、宮脇咲良、YUTA(NCT127)のほか、ルイ・ヴィトンのバッグを持った錚々たるセレブリティのスナップ写真が一面に続きます。

「旅」と共に進化するLV

 ファッションの部屋を抜けると、次はメゾンのクリエイティブの原点である「旅」にまつわる製品がキュレートされたスペースです。旅の移動における船、鉄道、自動車、飛行機といった交通手段の進化に対応するアイテムの数々も生み出してきたルイ・ヴィトン。モノグラムグラフィティが施されたスケートボードや「オブジェ・ノマド コレクション」からレザー製のラウンジチェア、ヴァージルが手掛けたテントに変身するレインコートといったユニークなアイテムが並びます。

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 中でも1885年制作の世界各地を巡る探検家のために発明された「ベッド・トランク」といったロマン漂う逸品も。ベッドを持ち運ぶという斬新なアイデアに加え、虫や湿気から守るため亜鉛コーティングを施すという実用的なアプローチで、ルイ・ヴィトンのものづくりの真髄を垣間見ることができます。

モノグラムに溶け込む没入空間

 1896年に誕生したルイ・ヴィトンの代名詞的なモチーフ「モノグラム」。日本の家紋に触発されて発明されたという逸話もあるなど、日本人にも馴染み深い柄です。モノグラムが投影された壁は、人の形を感知するインタラクティブな仕掛け。4パターンの背景が順次映し出される動画スポットです。

読んでルイ・ヴィトンを知る

 最後の展示ルームは、ルイ・ヴィトンが出版するパブリケーションやメゾンにまつわる書籍などを手に取ることができるライブラリースペースです。世界30都市をカバーする「シティ・ガイド」シリーズや1人の写真家が1都市を撮影する「FASHION EYE」シリーズなどが並びます。展示されている書籍はすべて、会場外のギフトショップで購入することができます。

Extra:限定アイテムも登場するギフトショップ

 会場を出て正面の東京ミッドタウン ガレリアB1 アトリウムにはギフトショップがオープン。ウォレット、バッグなどのレザーグッズをはじめ、ホームコレクション、スカーフ、ハット、アイウェア、アクセサリー、フレグランスや書籍などの製品を購入することができます。ウォレットやキーケース、ルイ・ヴィトンのマスコット「ペチュラ ミニ」のここでしか買えない限定カラーも登場するので、エキシビジョン後に立ち寄ってみては。

ペチュラ ミニ(限定カラー)税込12万7,600円

 「ルイ・ヴィトン」の過去から現在までの歩みを見ることができる「SEE LV」。入場は無料ですが、事前にブランドのLINE公式アカウントから予約が必要です。また期間中、会場内のQRコードをお手持ちのスマートフォンで読み込むと、ブランドアンバサダーのEXILE/三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE 岩田剛典さんがナレーションを務める音声ガイドを展示とともに楽しむことができます。コンテンツを楽しむためのイヤホンをお忘れなく。

PREVIEWに来場したGUEST SNAP

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宮脇咲良

Image by: LOUIS VUITTON

■「SEE LV」展
会場:東京ミッドタウン 芝生広場
住所:東京都港区赤坂9–7–1
開催日時:2022年7月8日(金)〜8月21日(日)11:00–20:00 ※最終入場 19:30
入場無料
ルイ・ヴィトン LINE公式アカウント(事前予約制)


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