上杉柊平と「Gucci Savoy」コレクション
Image by: Koji Hirano(FASHIONSNAP)
旅に寄り添うバッグ
「Gucci Savoy」は、GG パターンやウェブ ストライプ
などの「グッチ」の伝統的なモチーフを組み合わせた
トラベル&ラゲージコレクション。
クラシックとコンテンポラリーのエレメントを融合した
デザインにはタイムレスな美学が息づき、
多彩なラインナップが揃います。
世界でもっとも美しい駅へ
中世の面影が残る街、ミラノ。「ミラノ・チェントラーレ」と呼ばれる中央駅は、建築家フランク・ロイド・ライトが「世界でもっとも美しい鉄道駅」と称した場所。重厚感のある駅構内には、国内外から集まった多くの乗降客が行き交います。沈みかけた夕陽を背に、一人の男性が佇んでいました。グッチのスーツをまとった、俳優の上杉柊平さんです。
異国の文化を肌で感じて
高校時代をオーストラリアで過ごした上杉さんは、海外文化に慣れ親しんでおり、今回の滞在中も各国から集った人々やミラネーゼたちとスムーズに交流。「ミラノは人があったかくて、素敵な街ですね。周りの人がすごく優しいから、僕もフランクでいられます。やっぱりどこに行っても、街を作っているのは人なんですよね」。
ヨーロッパを訪れるのは3回目。「海外には国内とは全然違う高揚感がありますね。様々な言語が聴こえてきたり、建物に使われている建材・素材が違ったり、その土地の文化が肌で感じられます」と、美しいミラノの街並みを眺めながら語ってくれました。
今回のミラノ滞在は、グッチのFALL WINTER 2023MEN’S COLLECTIONへの出席を含め、とても刺激的な日々になったよう。「東京では同じ人と会って同じことをしていたりするから、あっという間に一日が過ぎちゃうんです。『え、気づいたら月曜じゃん』みたいな。ミラノではまだ3日目だけど、すごく濃くて長い3日間。もっと一日一日を大事にしたいなっていう気持ちになりましたね。いつもと違う環境も体験してみたいです」。
香水とタバコだけバッグに入れて
普段から、ドラマや映画の撮影などで移動が多い上杉さんですが、移動の際にこだわるのはバッグだそう。「やっぱり自分の好きなバッグを持つとテンションが上がります。欠かさずに持ち歩いているのは、香水とタバコくらいなんですが。でも海外に行く時は色々と心配になって、クローゼットごと持っていきたくなります(笑)」。
ミラノのガレリアにあるグッチのブティックでは、プライベートでショッピングも楽しんだ模様。「以前から気になっていたトラベルバッグが並んでいたので、これからロケもあるし、ゴルフにも使えそうだなと思って買っちゃいました。長く使えそうなデザインで、使い続けてヘタってきたとしても、それが味になる気がします」。
価格は忘れても品質は残る
ミラノで耳にして印象に残っている言葉は「Quality is remembered long after price is forgotten.(価格は忘れるが、品質は生涯残る)」。ブランド創業者グッチオ・グッチの言葉だそうです。「自分がちゃんとずっと好きでいられるもの、長く使えるいいものを選ぼうって、年齢的にも思うようになりました。そういうものほど高いけど、そのために頑張るとかモチベーションにもなりますし」。
「ショッピングをする時、だいたい僕は1000日計算をします。100万でも、1000日で割ったら1日1000円でしょう?(笑)2000日も使ったら、その頃にはもうプライスを忘れています。でも思い出と物は残るじゃないですか。僕はそれがいいなと思うんです」
クラシカルなデザインだからこそ
今回の旅の相棒は、グッチのラゲージ コレクション「Gucci Savoy」。実際にミラノの街を歩きながら、そのクラシカルなデザインがどんな装いや場所にも溶け込むのを実感したそうです。「まさに“ザ・グレイテスト・オブ・オールタイム”という感じ。スーツはもちろん、デニムやTシャツにもばっちり合いそうじゃないですか。それこそ車のバックシートにポン、って置いてあっても馴染むだろうな」。
人生の転機になる旅を
旅はかけがえのない体験や出会いを与えてくれ、時に人生の大きな転機にもなります。今回の滞在も、上杉さんにとって一つのターニングポイントになったのかもしれません。
「これまでは、なかなか自分からネットワークを広げずにきたんです。でもミラノに来て『広げてみたら面白そう』と思いましたね。東京に帰ったら、もうちょっと街に出ようかな。色々な人に会いに行くのもいい。今回はそういうきっかけになった気します。これからも日本だけに留まらず、旅を続けていきたいと思っています」
(すべて税込)
photo: Koji Hirano
styling: Toshie Kurihara
composition & text: Chiemi Kominato, Fuyuko Tsuji(FASHIONSNAP)
Shuhei Uesugi/上杉柊平
1992年東京都出身。俳優として活躍するほか、ヒップホップクルー KANDYTOWNのHOLLY Qとしても活動する。テレビドラマ 「とと姉ちゃん」「幸色のワンルーム」、映画「一週間フレンズ」「リバーズ・エッジ」など出演作多数。公式Youtube「上杉柊平の3rdPlace」では愛車へのこだわりやDIYの腕も披露。2023年はParavi オリジナルドラマ「悪魔はそこに居る」、Netflixシリーズ「幽☆遊☆白書」などが公開を控える。
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