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【インタビュー】Sumally代表 山本憲資 "物欲刺激SNS"の仕組みと狙い

Sumally代表 山本憲資
Sumally代表 山本憲資

 巨大マーケットに成長しつつあるC2C(個人間取引)市場に、"モノの百科事典"を目指す「Sumally(サマリー)」が参戦した。約140万点のモノがリスト化され、多い日で1日25万件の情報がシェアされているというSNSに、ユーザー間の売買機能が追加。「欲しい(want)」と「持っている(have)」でモノと人をつなぎながら物欲を刺激するという「Sumallyマーケットプレイス」ならではの仕組みと狙いを、代表を務める山本憲資に聞いた。

■"物欲刺激SNS" の構造

―4月21日に始動した「Sumallyマーケットプレイス」の特徴は?

 まず、登録されているアイテムに対して出品を紐付ける、という構造です。これはAmazonのマーケットプレイスに近いかもしれません。既存のコマースの仕組みは原則的に店が売っているものを並べている状態、つまり「リストtoセル」と僕は呼んでいます。でもSumallyは、Amazonで言うところの本やCDといったリストがあって、リスト上で売買が出来る「セル&バイonリスト」という構造を目指しているんです。しかも、それらの関係性がソーシャルだということが特徴ですね。

 現在は約140万点のアイテムが登録されていて、5千万件弱の「want」や「have」が紐付いているという状態ですが、それによって非常に濃い"モノグラフ"が構築されています。同じアイテムに何度もアクションが繰り返されるのでモノ同士のグラフがどんどん濃くなり、精度が高いレコメンデーションを実現しています。


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―精度の高いソーシャル・レコメンデーションが物欲を生む?

 Sumallyがよく「物欲刺激SNS」と言われる理由がそれですね。新しいマーケットプレイスの機能では「こちらもおすすめ」というレコメンドに加え、誰かが何かを出品したら、それを「want」しているユーザーに「あなたのwantしているアイテムが出品されました」という情報が届く。つまり売り手と買い手をつなぐ"レコメンド付きのコマース"というプラットフォームが形成される仕組みです。


■不要品ではなく価値の高いものを

―拡大する2次流通市場のオークションサイトやフリマアプリなどからしたら後発ですが、他のC2Cサービスは意識していますか?

 たくさんのサービスがあると思いますが、どちらかというと主に不要品が取引されることが多いんじゃないでしょうか。でもSumallyのマーケットプレイスでやるべきなのは、2次流通市場でも価値の高いものを、一番最適な形で取引できる状態をつくるということ。なので、いらなくなったモノを処分するために売るというよりも、例えばNIKEのレアな靴を集めていた人が「保管スペースの都合もあるし手放そうかな」といった、価値のあるものを出品してもらうというシチュエーションを想定しています。


 次のページは>>価値のある出品を増やす方法、理想はドラえもんの四次元ポケット?

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