Fashion インタビュー・対談

【インタビュー】リトゥンアフターワーズ山縣良和が作るリアルクローズ「written by」とは?

山縣良和(writtenafterwardsアトリエで撮影)
山縣良和(writtenafterwardsアトリエで撮影)
Image by: Fashionsnap.com

 「writtenafterwards(リトゥンアフターワーズ)」を手がけるデザイナー山縣良和が、リアルクローズを発表する。新ラインとして「written by(リトゥン バイ)」を立ち上げ、メンズウェアを中心に約20型を展開するという。これまで"ゴミ"や"神"など斬新奇抜なクリエイションに挑んできた山縣良和が、なぜ今 "着られる服" を作るのか? 4月3日から開催するデビューコレクションの展示会を前に、新作アイテムを製作中のアトリエを訪ねた。

 

■「written by」とは?

―自身のブランド「writtenafterwards」をスタートしてから今年で7年目。今、新ラインを立ち上げる理由は?

 「writtenafterwards」ではこれまで、着るというよりも表現することに特化したもの作りに振り切って活動してきました。その集大成として1年半前に発表したのが「THE SEVEN GODS」で、賛否両論ありましたが、反響は大きく、コミュニケーションが広がるきっかけになりました。しかし一方で、ファッションデザイナーの軸でもある"着られる服"を作りたいという思いが、少しずつ強くなっていたんです。「THE SEVEN GODS」で僕の表現を出し切った今、次のステップに進むために「written by」を立ち上げました。

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THE SEVEN GODS


―「written by」の位置付けはセカンドライン?

 表現を続けていくためにはレイヤーが必要だと思っていて、「writtenafterwards」がトップにあり、その下に「written by」があるというイメージ。例えば、2014年春夏シーズンに初めて共に仕事をさせて頂いた「COMME des GARÇONS(コム デ ギャルソン)」は、一貫したアイデンティティを持ちながら様々なブランドを展開していますよね。状況に応じてブランドのレイヤー化を進めていくのが理想です。今後また、別ラインを増やしていく構想もあります。

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―「writtenafterwards」と「written by」の方向性はずいぶん違うようですが、両立させるのでしょうか。

 「writtenafterwards」は、実験的なもの作りの場として継続します。これまでもそうでしたが、アートではなくあくまでもファッションの軸で作品を発表していきます。一方で今回発表する「written by」は市場のことも考え、ビジネスとして成立させていきたい。僕の作品はファンタジーや非現実の方向性が強いですが、「written by」を通じてリアリティと向き合って、両方のバランスを取っていく展開になると思います。


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