「どんな瞬間も、自分らしく」── 平野紫耀が語るリブレという香りと自分を持つということ

 香りは、記憶を呼び起こす。そう語っていた「イヴ・サンローラン・ボーテ(Yves Saint Laurent Beauté)」(以下、YSL)のアンバサダー、Number_i 平野紫耀が、YSLのフレグランス「リブレ オーデパルファム」をまとうようになって、どんな景色を蓄えてきたのか。ツアー本番前の緊張感、友達と会う前のひととき──その香りはいつしか、彼の日常のあらゆる場面に溶け込んでいた。アンバサダー就任から約2年半。リブレがもたらした変化から、進化を求めながらも立ち止まることなく挑み続ける姿勢、そして秋から始まるライブへの覚悟まで、率直な言葉で語ってもらった。

「落ち着かせてもくれる、スイッチも入れてくれる」── リブレが呼び起こす記憶

── 以前のインタビューで、「香りは記憶を呼び起こすもの」とおっしゃっていました。例えば街の中でそんな記憶が蘇る香りはありますか?

 上京する前は名古屋の、ちょっと田舎、森がある街で育ったので、自然の香りはすごく楽しい気持ちになります。花の匂いだったり、土の匂いだったり。雨が降ったあとの、あの独特な匂いというか、土埃みたいな香りも、地元を思い出しますね。東京に出てきてからは、金木犀がふわっと香ると、すごくいいなと思いますし、東京での生活に記憶を呼び起こしてくれますね。

── そして今、YSLのアンバサダーに就任して約2年半が経ちました。平野さんにとってリブレはどんな記憶を呼び起こす香りですか?

 朝起きてから夜寝るまで、日常でずっとつけているので、リブレとともに僕があると言えるのですが、中でも強い思い出として残っているのはツアーです。昨年はツアーの本番前にもよくつけていて、自分の側に寄り添ってくれている香りだったので、やっぱりライブのことはすごく思い出しますね。

── それはライブへ向かう興奮なのか、それとも落ち着く感情なのか、どちらなのでしょうか?

 不思議なことに、両方なんです。クリエイティブな考えを巡らせているときも、「よし、本番だ、行くぞ」というときも、そして逆にリラックスしたいときも全部リブレなんです。どんな瞬間でも落ち着かせてくれることもできるし、勝負のときにスイッチを入れてくれることもできる。すごく不思議な香りだなと思います。どんな瞬間も、自分らしくいられる香りです。

── 絶対に側にいてくれる存在ですね。

 本当にそうなんです。

── リブレは「自由(LIBRE)」を意味しますが、自由でいられることは自分が整っていることだと思います。平野さんにとって、自分を整える時間と、常にリブレが側にいるということは、つながっているのでしょうか?

 実は僕自身、ずっとオンでもあり、ずっとオフでもあるんです。だから打ち合わせで頭がパンパンになっているときでも、「1回冷静になろう」とリブレを香って心を整えることで、頭がクリアになります。そういう意味で、つながっていると言えるのではないでしょうか。

「リブレ オーデパルファム」(30mL 1万3970円、50mL 1万9910円)

香りの中核となるのは、澄んだみずみずしいラベンダーと、モロッコにあるYSL ウリカ コミュニティ ガーデン産のあたたかく甘いオレンジブロッサム。メンズフレグランスを象徴するラベンダーに、あえて女性らしいオレンジブロッサムを重ね合わせることで、華やかさの中にも意志のある凛とした香りを生む。先進的な技術を用いて抽出することで、よりフレッシュで洗練された独自の香りに仕上がっている。

「自分を持っている人、持ちたいと思っている人に」── 届けたい香り、リブレ

── 自分自身を整えるときに香りの力は大きいということですね

 すごく大きいですね。そのときの記憶が鮮明に蘇ってくるので、エモーショナルな感じもありますし、この人がつけていた香りとか、幼少期に嗅いだ香りとか、香りで景色を思い出す瞬間がすごく多くて。家で寝る前につけたリブレも、友達と会う前にひと振りしたリブレも、全部思い出しますね。全ての時間が整っていくためにも香りは重要です。

── リブレはシチュエーションを選びがちだと思っていましたが、平野さんのお話を聞いていると、どんな場面でも、そしてどんな人にでも合う香りのようにも感じます。

 そうですね。年齢も性別も問わず、どんな人でも使っていただけると思います。そして、僕みたいに切り替えをよくする人にもおすすめですね。僕自身は、リブレの香りをまとうことで、ライブやテレビ出演、撮影、さらにはミーティング前でも、自分のテリトリー、整った状態の中で仕事ができる。冷静に取り組める気がするんです。自分をちゃんと持っている人、あるいは持ちたいと思っている人に使っていただけたら、素敵な瞬間が持てるのではないでしょうか。

「僕という人間の魅力を最大限に引き出してくれる」── YSLの印象の変化

── アンバサダーに就任して約2年半が経ちます。就任前と今ではYSLの印象は変わりましたか?

 就任前は、ゴージャスでエレガントというイメージがやはり強かったのですが、一緒にお仕事させていただく中で、「平野紫耀」という人間の魅力を最大限に引き出してくれるブランドだとすごく感じました。共に過ごしていくうちに、なぜこんなにも素敵なブランドなのかがわかってきた気がしますし、僕自身、YSLに引っ張ってもらっているところがありますね。

── 自分らしさを引き出してくれるブランドという印象もありますね。

 そうなんです。リブレも先ほどお話ししたように、どんなシチュエーションも全部リブレで、僕自身だと思います。そして例えばアイシャドウ「クチュール ミニ クラッチ」1つで気分がすごく変わったり、モチベーションが上がったりする。持っているだけで自分を引き出して綺麗にしてくれるような感じがするのが、この2年半、YSLとお仕事して感じたことですね。パッケージがかわいくてテンションが上がるというのもありますよね(笑)。

── アンバサダー就任後も常に進化されているように見えますが、自分が進化したと感じる瞬間について教えてください。

 進化はあんまりないというか、進化したと思わないようにしています。みんながいいと言ってくれたパフォーマンスでも、欠点を探すようにしているんです。成長を感じてしまうと、そこで止まってしまいそうで。「これでいいんだ」と思ったら向上心がなくなるので、「ここがダメだった、次回こうしてみよう」を優先しています。進化を求めているんですが、「進化したなあ、俺」で止まらないようにはしていますね。

「責任感と、楽しみと」── Number_iとしてツアーへの覚悟

 ── 最後に、10月から初のワールドツアーがスタートし、日本公演となる5大ドームツアー「Number_i LIVE TOUR No.III」が開催されます。意気込みを教えてください。

 今回はいろんな環境やシステムが変わって、本当に自分たち主導で作るライブなんです。Number_iとしての良さをちゃんと出さなきゃいけないという責任感があります。でもその反面、すごく楽しみでもあって。自分たちでどこまでできるのか、まだ知らない可能性もあると思うので、チーム一丸でいいライブにしたいです。本番前にはリブレをつけて落ち着きながら冷静にパフォーマンスして、いい思い出になるといいなと思っています。

平野紫耀(Sho Hirano):1997年1月29日生まれ、愛知県出身。2023年10⽉、神宮寺勇太、岸優太とともにNumber_i(ナンバーアイ)を結成。2024年元旦に1stデジタルシングル「GOAT」を発表し、YouTubeで公開されたミュージックビデオは1.1億回再生を突破した。2026年10月からグループ初のワールドツアーの日本公演となる5大ドームツアー「Number_i LIVE TOUR No.III」を開催する。YSLとは、2024年1月からYSL アジア アンバサダー、2025年2月からYSL アンバサダーとして活動。YSLの“顔”として、プロダクトの魅力を発信し、注目を集めている。

photography: Masashi Nagao, videography: Keigo Yasuda, Haruto Tanaka, styling: Yuji Yasumoto, hair: Natsumi Terasaki (lotus), makeup: Kyouhei Sasamoto (ilumini), direction: Tetsuya Kurita / Momo Hamanaka (Paragraph Ltd.) | edit & text Akiko Fukuzaki (FASHIONSNAP)

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