ワークマンが、2026年秋冬新製品発表会を開催した。注力製品であるリカバリーウェア「メディヒール(MEDIHEAL)」シリーズのラインナップの拡大と在庫体制の整備を図ることで、同シーズンに3400万着を供給する。発表会に登壇した同社の土屋哲雄専務は、「ユニクロ(UNIQLO)」が2000年にフリースジャケットを2600万着売り上げたことを引き合いに出し、メディヒールがユニクロのフリースブームを超える「歴史的ヒットになる可能性を秘めている」と語った。
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同社は2027年3月期の経営方針として「マス化製品政策の推進による高成長」を掲げ、チェーン全店の売り上げの10%をメディヒールなどのマス化製品で達成することをKPIに設定。2026年5月に発表した2026年3月期の通期決算では、リカバリーウェアの売上高が前期比808.2%増と急成長し、全商品に占めるリカバリーウェアの構成比は5.6%に達した。前回の新製品発表会では、マス化製品の欠品ゼロを目指す「欠品撲滅宣言」を打ち出したものの、メディヒールの売り上げは好調で、4月には半袖Tシャツが完売。累計で1200万着を売り上げたという。

2026年秋冬は、「店頭在庫は絶対に欠品させないという強い覚悟を持ち」(土屋専務)、供給体制を整える。現在稼働している群馬・高崎の倉庫の500万着に加え、中国の江蘇省および山東省の倉庫に最大720万着を保管し、日本国内での需要が急増した際は、即座に補充できる体制を整えた。
在庫を確保すると共に、製品ラインナップも拡大する。これまではルームウェアが主軸だったが、激戦化する市場では「これまでと同じ品揃えでは勝てない」(土屋専務)という認識に基づき、新作としてビジネスシーンで着用可能なスーツジャケット(4990円)と、スラックス(3990円)を用意。また、ワーカー向けの作業着としてジャケット(4990円)とカーゴパンツ(3990円)も発売する。ルームウェアも拡充し、シリーズ初となる前開き仕様のパジャマや、シアバターオイル配合素材を用いた長袖Tシャツやロングパンツなども揃える。




加えて、26年秋冬からはメディヒールシリーズの最上位モデルとして「メディヒールコスモス(MEDIHEAL COSMOS)」シリーズを立ち上げる。アンバサダーに宇宙飛行士の野口聡一を起用し、NASA向けに開発された温度調節技術「アウトラスト(Outlast)」を採用したクルーネックカットソーとロングパンツ(2900円)を展開。メディヒールコスモスシリーズだけで、314万着・83億円の販売を計画する。9月10日からは野口のほか、これまでアンバサダーを務めてきた吉田沙保里、武井壮が出演するCMを全国放送することで、さらなる拡販を目指す。

野口聡一(左)と土屋哲雄専務
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