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ビューティフルピープル

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「ビューティフルピープル」とは?——ライダース、トレンチのこだわりからデザイナー推薦の店舗まで

beautiful peopleのロゴ

2006年にデザイナー熊切秀典を筆頭に立ち上がった日本のファッションブランド。ブランドコンセプトには「Everything is beautiful.」を掲げる。トレンチコートとライダースジャケットがブランドの代表的なアイテム。デザイナーの熊切は2020年に第38回 毎日ファッション大賞を受賞した。

Profile

プロフィール

Kumakiri Hidenori熊切秀典デザイナー

1974年神奈川県生まれ。1998年に文化服装学院アパレル技術科を卒業し、「コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)」で経験を積んだ後、2004年に独立。外注でパターンを請け負う有限会社エンターテイメントを立ち上げる。2007年には、文化服装学院の同級生である戸田昌良らと共に「ビューティフルピープル」をスタート。

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- BRAND CONCEPT -

 ブランドコンセプトは「Everything is beautiful.」

 サイズ、性別、素材、パターン、色など、ファッションにおける既成概念や先入観から着る人たちを開放し、個人個人の中にある真実の美しさを引き出すという意味を込めてつけられている。

- CHARACTERISTIC ITEM - 

「ビューティフルピープル」を代表するアイテムはライダースとトレンチ

 デザイナー本人も「ライダースジャケットとトレンチコート」と語るほどビューティフルピープルを代表するアイテム。BPを経験する上ではまず手に取りたい代表且つ定番の人気アイテム。

ビューティフルピープルのライダースジャケット Image by FASHIONSNAP
ビューティフルピープルのライダースジャケット Image by FASHIONSNAP

- HIGH QUALITY -

ライダースジャケット、トレンチの特徴は"生涯を通して着られる最高クオリティ"

 ライダースジャケットはあえて製品の状態で洗い、一つ一つ手作業で艶を出す加工を施し、デッドストックのような雰囲気に仕上げているのが特徴。染色時に特殊なオイルを加工することで、最も柔らかくしっとりとした風合いになり、着ていくうちにその人ならではの味わいが出てくる点が魅力。長く愛用することでその人のマストピースとして仕上がっていく。

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 トレンチコートは、「徹底した原料・素材選びにこだわっています」と世界最高峰のオーガニックコットンとされるピマコットン、その希少品種の中でも最高峰にあたるアルティメイトピマを使用。また「日本屈指の縫製工場で丁寧に製作」と製作工場まで最高レベルを選んでおり、ビューティフルピープルの代表アイテムとして細部までクオリティコントロールがなされている。ライダースジャケット同様、着込むほどに肌に馴染み、末永く愛用することができる点まで考えられた生涯を通して着られるアイテム。

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- DETAIL -

ビューティフルピープルを象徴するディテール、パターンは "キッズシリーズ"

 パターンに定評のあるビューティフルピープルを代表するパターンは、"大人のための子ども服"をコンセプトに、120~200といった子供服のサイズ表記で展開している"キッズシリーズ"が代表。これは、単に大人服を子どもサイズに縮小しているのではなく、大人と子どもの体型の違いを考慮したパターンになっており、身長に関係なく好みのシルエットでサイズをセレクトできるようになっている。サイズの既成概念を覆したアイテムで、ブランド立ち上げ当初から現在まで継続して使われているパターン技術が採用されている。

 また、2019年春夏コレクションからは、新たに「Side-C」という表と裏、破壊と構築、上と下など相反する要素を超えるパターンテクニックも提案。キッズシリーズも大人と子どもという相反する要素を超えるために生み出されたパターンテクニックで、基本的な物作りの考え方は昔から変わらず一貫していることがビューティフルピープルの魅力に繋がっている。

- WHO TO WEAR -

こんな人に着て欲しい

 ブランドは「世代を超えて着られるような究極の逸品をお探しの方、普通に見えて普通じゃない"違和感"を楽しめる方」と語る。相反する価値を内包するビューティフルピープルの創造性、生涯を通して付き合えるアイテムを求める人は最大の満足を実感できるだろう。

- RECOMMEND SHOP -

オススメの店舗は渋谷パルコ店

 「ビューティフルピープルが展開している店舗で唯一のコンバインショップで、ジェンダーの垣根を越えたアイテムを取り揃えています」とブランドは渋谷パルコ店を推薦。渋谷パルコ店は内装もあえて建築資材など本来内側に隠れている部分を表面化させたデザインになっており、「ブランドコンセプトが一番体現された店舗」と太鼓判を押す仕上がりになっている。

ビューティフルピープル 渋谷パルコ店 Image by beautiful people
ビューティフルピープル 渋谷パルコ店 Image by beautiful people

 - PERSON -

ブランドと関係が深い人物は、村上春樹

 デザイナーの熊切が昔から愛読しているという村上春樹。実は、過去に何度か村上作品を題材としたコレクションを発表するなどデザイナーに多大な影響を与えているという。村上氏のデビュー作「風の歌を聴け」で引用された作家スコット・フィッツジェラルドの著書『グレート・ギャッツビー』の「優れた知性とは2つの対立する概念を同時に抱きながら、その機能を十分に発揮していくことができる」という言葉をブランドコンセプトとして創業当初から掲げており、全ての発想の源として置いている。

- COLLABORATION -

コラボレーションで印象深いのはVAN

 過去に行ったコラボレーションでデザイナーが印象深いものとして挙げるのは、2011年秋冬コレクションで行ったVANとのコラボレーション。メンズ市場で主流の無骨で剛健な「ラギットファッション」をアンチテーゼとした「rabbit fashion」というテーマで行われたコレクションで、「やわらかくしなやかなトラッドウェア」を発表。「このとき、デザインチームで『ボーイフレンドドレス(男友達のドレスを借りよう)』という斬新なコンセプトで作られた、超ビックサイズのドレスで女装LOOKをしたことも話題になり、とても印象に残っています(笑)」と回想する。

2011年秋冬コレクション Image by beautiful people
2011年秋冬コレクション Image by beautiful people
2011年秋冬コレクション Image by beautiful people
2011年秋冬コレクション Image by beautiful people

- HISTORY -

パリコレ初参加がブランドの重要歴史

 「初めてパリコレに参加したときのことが一番ブランドの歴史の中で印象に残っています」と、ブランドの歴史の中で印象深いのはパリコレ初参加。相反する要素である「和服」と「洋服」、「東京POP(ネオギャル)のモンスターカラー」と「パリシックなBDBG」を組み合わせたアイテムを発表したことで話題をさらった。相反するものの融合、その対象として日本の奥ゆかしさ、近代のポップカルチャーをこのシーズンに選んだ点が日本から世界への挑戦を表現していると語り、「ビューティフルピープルの第二章の始まり」と振り返る。

- MAIN SHOP -

主な取り扱い店舗は、百貨店

 新宿伊勢丹店、渋谷パルコ店、阪急うめだ店、ジェイアール名古屋タカシマヤ店など有名実力ある百貨店が主要な取り扱い店舗。膨大なブランドをと接する目利きの百貨店バイヤーも、納得するクオリティだからこその取り扱い店舗。

- NEW COLLECTION -

最新コレクション2021年秋冬の特徴

 2021年秋冬コレクションでは工具やペン、ブラシなどの"両頭使い"を意味するDOUBLE-END(ダブルエンド)をテーマに2wayでもリバーシブルでも無い上下をひっくり返すことで新しい機能やフォルムが生まれる服作りのコンセプトを提案。「脱構築を構築、破壊と修復を同時に行う中で、一つの服の上と下の間に存在する点と軸(Line-C)を発見し、両端を入れ替えても同じレベルで機能させることを可能にしています。これまで継続してきたSide-Cの概念が最もわかりやすく可視化されている点が特徴です」と多くのファッション業界人を驚かせたSide-Cをより身近に感じられるコレクションに仕上がっている。

beautiful people 2021年秋冬コレクション Image by FASHIONSNAP
beautiful people 2021年秋冬コレクション Image by FASHIONSNAP

- FAVORITE LOOK -

2021年秋冬 デザイナー熊切本人の好きなルックは「全部」

 全部のルックが好きと語るデザイナー熊切。2つ対になって表現されたルック全てのコーディネートの中に、必ず一つ以上のダブルエンドのコンセプトで作られた同じアイテムを違う着用方法で使用。「同じアイテムが、全く異なる表情を見せながら、デザイン上の破綻も無くどちらの着用方法も美しく仕上がっています。 どれが同じアイテムなのか?という間違い探しとしても楽しめるルックになっていて、一つのアイテムの持つ可能性が、男女の差やサイズの差など、相反する要素を包括しています」。 ビューティフルピープルの製作する洋服は、構造上のリバーシブルであり、洋服の作り方の進化の最先端。ジェンダーや多様性を、表面や記号としての変化でも無く、アピールや主義主張でも無い、真の自由を謳うルックに仕上がっている。

2021年秋冬コレクション Image by FASHIONSNAP
2021年秋冬コレクション Image by FASHIONSNAP
2021年秋冬コレクション Image by FASHIONSNAP
2021年秋冬コレクション Image by FASHIONSNAP

主要年表


【2021年】

楽天の支援プロジェクト、バイアール(by R)の枠で、4年ぶりの国内ファッションショーを行う。発表された2021年秋冬のテーマは「DOUBLE-END =両端」。一つの服の上と下の間に存在する点と軸としてLine-Cを発見し、Side-Cと合わせブランドの技術力と着眼点に賞賛が集まった。

【2020年】
第38回 毎日ファッション大賞を受賞。オンライン限定の新ブランド「ビューティフルピープル フィールズ(beautiful people feels)」を発表した。

【2019年】
新しい仕立ての考え方と型紙設計のアイデアSide-Cを発表。商品展開の半分をメンズアイテムが占める初のコンバインショップである渋谷パルコ店をオープン。アニメ「リラックマとカオルさん」への衣装提供という異色コラボが注目を集めた。

【2018年】
ジョージ コックス(GEORGE COX)」「ジョン スメドレー」「ジョンストンズ(JOHNSTONS)」といった老舗イギリスブランドとのコラボを発表。銀座三越店をオープンし、国内外で注目を集めるブランドに。

【2017年】
パリ高級服飾組合 (通称 サンディカ)の正式登録を受けパリコレクションデビュー

【2016年】
5サイズ展開で男女問わず、どのサイズを選んでもらっても良いようにパターンを制作するNO GENDER LINEを本格始動。ジェンダーレスの風潮において先駆けと言えるか。阪急うめだ店をオープン。

【2015年】
公式オンラインショップを開設
。また関西地区初の直営店をルクアイーレにオープンし販路を拡大する。三越伊勢丹プライベートブランド「ルーティン フォー ビューティフルピープル(ROUTINE FOR beautiful people)」を立ち上げたほか、ブランドタグをリニューアル。二度目のコラボとなる「マッキントッシュ」とは別注コートを制作した。

【2013年】
伊勢丹新宿店本館に2店舗目をオープン。今泉悠によって2010年に創業された日本製アイウェアブランド「アヤメ(ayame)」や、「バブアー(Barbour)」とのコラボ商品を発表。

【2012年】
映画「男はつらいよ」や、「アクアスキュータム(Aquascutum)」、「ジョン スメドレー(JOHN SMEDLEY)」と「ラピス ビームス(LAPIS BEAMS)」「マッキントッシュ(MACKINTOSH)」などとの様々なコラボレーションアイテムを発表。またデザインチームによるバンド「The beautiful people」を結成するなど、その活動は多岐にわたる。

【2011年】
ブランド初の直営路面店を南青山にオープン。インテリアデザインは「ワンダーウォール(Wonderwall)」の片山正通が手掛けた。

【2009年】
JFWに加盟。ラフォーレ原宿内に期間限定ショップをオープンし、業界に留まらずエンドユーザーにもその名が知られ始める。

【2008年】
資生堂グローバルユニフォームのデザイン監修や「トゥモローランド(TOMORROWLAND)」とのコラボレーションブランド「イエスタデイ バイ ビューティフルピープル(yesterday by beautiful people)」の立ち上げ、「トラディショナル ウェザーウェア(Traditional Weatherwear)」とともにレーベルをローンチするなど、活動の場を大きく広げる。

【2007年】
経済ニュースを取り扱うワールドビジネスサテライトの次世代トレンドを取り上げるコーナー「トレたま」に出演。

【2006年】
デザイナー 熊切秀典を筆頭に、熊切と文化服装学院アパレル技術科の同級生であるパタンナー 戸田昌良、セールスの若林祐介「コム デ ギャルソン」で共に働いていた企画生産米タミオとともにブランドを立ち上げ。

Collection

beautiful peopleのファッションショー・ルックブック

beautiful people 2022年春夏

2022SS

beautiful people

2022年春夏

beautiful people 2022年プレスプリング

2022SS Pre-Collection

beautiful people

2022年プレスプリング / クルーズ

beautiful people 2021年秋冬

2021AW

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2021年秋冬コレクション

2021AW

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2021年秋冬コレクション

beautiful people 2021年フォール

2021AW

beautiful people

2021年秋冬コレクション

2021SS

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2021年春夏

2020 Pre-Fall

beautiful people -Men's-

2020年プレフォール

2020-21AW

beautiful people

2020-21年秋冬

2020SS

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2020年春夏

2019-20AW

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2019-20秋冬

2019-20AW

beautiful people

2019-20秋冬

2019-20AW

beautiful people

2019-20秋冬

News

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アバカ ニッティング ネームトート

ビューティフルピープル、サステナブル素材のネームトート発売

 「ビューティフルピープル(beautiful people)」が、人気アイテムである帆布のネームトートを天然素材のアバカとラフィアで制作したサステナブルシリーズを発表した。アバカ ニッティング ネームトートは青山店や伊勢丹新宿店、渋谷パルコ店などで販売を開始。ラフィア ニッティング ネームトートは公式オンラインショップで予約販売を行なっており、8月上旬に発売する。

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