Fumitoshi Goto

米ウィメンズファッションチェーン「ビビ(bebe)」が170店舗を閉鎖か

激しくウォルマートなアメリカ小売業ブログ

在米28年のアメリカン流通コンサルタント

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■またチェーンストアの店舗閉鎖のニュースだ。レディースファッションチェーンのbebeがアウトレットストアを含む170店舗を閉鎖すると報じられている。ブルームバーグによると、内部事情に詳しい匿名情報としてbebeが破産法申請を避けるためリアル店舗をすべてスクラップしようとしている。bebeには過大な負債がないものの過去4年で2億ドルもの赤字を計上しており、同社のEコマースで経営再建に集中する。一方、全店スクラップには、テナントとして出店しているショッピングセンター側との交渉が不可欠であり、交渉を進めるために連邦破産法第11条の申請が必要との見方もある。なお1976年創業のbebeは、シェイクスピア作の悲劇「ハムレット」の名セリフ「生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ(To be or not to be, that is the question)」から社名がつけられている。生きるか死ぬかの瀬戸際に立たされているチェーンは他にもある。シアーズ・ホールディングスが21日に証券取引委員会(SEC)に提出した年次報告書(10-K)で事業継続に重大な懸念があることを明らかにした。シアーズは1月、150店におよぶ大規模な店舗閉鎖と同社PBで老舗工具ブランド「クラフトマン(Craftsman)」の売却を発表したばかり。第4四半期でも6億ドルの赤字を計上しており、通年ベースでも最終損益が22億ドルの赤字と前年から赤字が倍増している。客離れに赤字、債務超過の状態が続いているため、シアーズはいつ破産申請を行ってもおかしくない。靴のディスカウントストアのペイレス・シューソースも早ければ来週中にも破産申請が行われると報じられている。5年前から投資企業のゴールデン・ゲート・キャピタルとブラム・キャピタル・パートナーズの傘下となっているペイレス・シューソースは北米の3,600店を含め世界に4,400店を展開している。お客はモールからネットに移行しており、皮肉にもペイレス・シューソースからも客足が遠のいているのだ。同社は7億ドル近い負債を抱えており、倒産後に500~600店を閉鎖すると伝えられている。
「生きるべきか死ぬべきか」のシェイクスピアの悲劇より、チェーンストアの悲劇はまだ続きそうだ。ハムレットのように、リアルはネットに復讐を果たせるのだろうか?

2017年1月7日 - 【店舗閉鎖】、2017年も相次ぐ店舗スクラップ!800店を展開していたリミテッドも限界?

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。アパレルチェーンのbebeを、社名の由来「生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ(To be or not to be, that is the question)」の「ビビ」で正解なのか、それともローマ字読みで「ベベ」でいいのか、いつも迷ってしまいます。「ビビかベベか、それが問題だ!」と叫んだのは穂積ペペ。それを撮るのは林家ペー。騒いでいるのがオネエのぺぇ...嗚呼、くだらないことを書いてしまった加トちゃんペッ!大量の店舗閉鎖となるチェーンストアの悲劇が続いていますが、多くは時流を無視していたということ。時流とはネットで買い物する消費者が増えていることです。「出店控えてIT投資」「店数へらしてIT投資」でオムニチャネル化できなかったことで、お店が武器になるどころか不良資産に陥っているのです。チェーンストアの規模の経済性が陳腐化しているのです。このチェーンストア理論の陳腐化はいずれ日本にもやってきます。
で、今さら「事業継続に重大な懸念がある」と表明したシアーズに残された道は、閉店商法です。シアーズは悲劇というよりチェーンストアの新喜劇。競合にボコられて「今日はこれぐらいにしといたるわ!」ですね。

後藤文俊

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