シフォンの公式サイトより
今年末で事業を終了するフェニックス社のスポーツブランド「フェニックス(phenix)」の事業をシフォン(志風音)が継承する。志風音はフェニックスの親会社中国動向集団との間でマスターライセンス契約を締結。契約期間は2021年1月1日から2024年3月31日までとし、両社が合意した場合は契約を2年間延長する計画だという。
フェニックスは1953年に設立し、スキーやゴルフ、アウトドアウェアを展開。1980年代にはイタリアのMaglificio Calzificio Torinese社と提携し、「カッパ(kappa)」ブランドの販売を開始した。1990年代のスキーブームによりピーク時の年商は300億円を超えたが、バブル崩壊により業績が悪化。2004年にオリックスグループの傘下に入り、2008年には中国の大手アパレル中国動向集団がフェニックス株の91%を取得し買収した。
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志風音は代表取締役の西村健太氏が2004年に創業。複数の海外ブランドのライセンスを保有しており、「ヒュンメル(hummel)」や「カッパ(Kappa)」(ファッション分野)などと契約しているほか、「ディーゼル(DIESEL)」や「マリークヮント(MARY QUANT)」のライセンスも取得している。
今回の契約締結により、志風音がフェニックスブランドのマスターライセンシーとして、中国を除く世界各国での販売権利を取得。同ブランドに関する取引先や一部の人材、テクニカルセンターも引き継ぐ。なお、フェニックス社が抱える負債等は引き継がないという。
■志風音:公式サイト
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