星野リゾートが、リモートワークの推奨により観光地やリゾート地で休暇と仕事を切り替えながら行う「ワーケーション」に注目が集まっていることを背景に、ワーケーション向けの新プランを提案している。都市観光ホテル「星野リゾート OMO7旭川」や西洋型リゾート「リゾナーレ」、ラグジュアリーホテル「星のや」などで順次提供を開始している。

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　ワーケーションはコロナ禍を機に注目を集めており、今年8月に日本旅行など3社が実施した調査「会社員のワーケーションに対する考え方及び姿勢」によると、回答者の6割以上がワーケーションに興味があると回答していたという。

　星野リゾートでは、移動日を除き2日間の滞在日を作ることができ、仕事とリゾートのどちらも充実させることが可能な3泊4日以上の宿泊を推奨。ワーケーション向けの新プランを提供する施設では、テレビ会議用マイク・スピーカーやテレビ会議用ライト、ノートPCスタンド、膝上デスク、外付けディスプレイをセットにした「パーフェクトワーケーションセット」を1日あたり1500円（税別）で貸し出す。また、新プランを提供しないホテルを含む星野リゾートの全施設では、連泊割引プランなどを用意している。

　OMO7旭川では、スキーやスノーボードを楽しみながら仕事ができるプランを提供。12月11日から長期滞在（15泊以上）の予約を受け付ける。施設内にはパブリックスペースのほか、大小21の会場を無料で用意し、リモート会議にも対応することができる。リゾナーレは自然に囲まれながら仕事ができ、最長30泊滞在可能な「セカンドハウスプラン」の提供を開始。リゾナーレ八ヶ岳では11月10日からスキー場のゴンドラを活用した個室のワーキングスペースも登場する予定だ。ゴンドラ内にはデスクやソファを設置し、Wi-Fiと電源を完備。最大2人が同時に利用することができるという。同社のマーケティング担当者はワーケーションプランの導入について「新プランの提供にあたり、施設では衛生管理と3密回避を強化している。Go Toトラベルキャンペーンも適用されるため、この機会にリゾート地でのワーケーションを体験してもらえたら」とコメントしている。

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