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【2021年3月1日追加】最終営業日の入店客数は1万8000人。特に食品ショップではワインや輸入食材のお買い得セール、生鮮3品、グローサリーが人気で、長蛇の列ができる店もあったという。最終日売上は前年比約510%(前年日曜日の3月1日比較)で、2月の累計売上は前年比約180%だった。
恵比寿ガーデンプレイスの三越恵比寿店が2月28日の今日、約26年にわたる歴史に幕を下ろした。19時の営業終了後に正面玄関前で閉店セレモニーを開催。田代直子店長をはじめとする社員が挨拶を行った。多くの客が最後の瞬間を見守り、涙ぐむ人の姿も見られた。
三越恵比寿店は、三越日本橋本店の分店として1994年10月に開業。恵比寿駅周辺に住む常連客に支えられ、食品を中心に売り上げを伸ばしていたが、10年程前から競合店の開業などにより業績が低迷していた。2017年に化粧品売場、2019年3月に食品売場をリニューアルし、改善を試みるも投資コストの回収が難航したことから閉店に至ったという。最終営業日の今日は開店前に約500人が列を作った。
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閉店セレモニーで田代店長は「地域密着の店として26年間、多くのお客様に育てられ、この街が本当に好きになりました。新型コロナウイルスで大変な時期を迎えましたが、5月の臨時休業明けの再開初日に多くのお客様が並んでいるのを見て、地域の方に支えられていることを再確認し、感動しました」とスピーチ。営業終了にあたり「笑顔で感謝の言葉を伝えよう」という想いを込めた「えびす顔で、ありがとう」というコンセプトを掲げ、最後まで多くの人に楽しんでもらえるようにと半年前から目立っていた空き店舗を全て埋めて営業するなど様々な企画を実施した。企画の一つとして閉店セレモニーで、ヒャダインが作詞作曲を手掛け、15人の社員が1フレーズずつ歌唱した楽曲「えびす顔でありがとう」を披露。セレモニー終了後には多くの人から拍手が送られ、記念撮影などが行われた。
なお、閉店後は「恵比寿ガーデンプレイス」の商業棟のリニューアルが2022年秋に控えており、スーパーマーケット「ライフ」や、ドラッグストア「トモズ」、1885年創業の老舗「明治屋恵比寿ストアー」などが出店を予定している。
三越恵比寿店 閉店セレモニー後の様子
Image by: FASHIONSNAP
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