決算会見の様子
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TOKYO BASEから2つの新業態誕生へ "ステュディオス卒業生"向けセレクトショップを丸の内に出店

決算会見の様子 Image by FASHIONSNAP.COM
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 TOKYO BASEが、2つの新業態を立ち上げる。1つはアスレジャー、もう1つは会社設立時から展開してきた「ステュディオス(STUDIOUS)」よりも上の年齢層にあたる40〜50代をターゲットにしたセレクトショップを計画。ともに今秋から出店を開始する予定だ。

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 アスレジャー業態は「徹底的にファッションに寄せたスポーツブランド」と位置付ける。このアイデアは世界的なスポーツブランド関係者との対話の中から生まれたもので、「例えばスポーツブランドが提案するTシャツは高機能であっても、ロゴが入っていることで"体育"のイメージが先行して売れづらい。一方でアパレルのTシャツは高機能素材を使っていなかったとしても、無地であれば売れる」(TOKYO BASE CEOの谷正人氏)という発想から、ファッション性の高い商品を提案していく。具体的には、ヨガやランニング向けのアスリートライン、ファッションとして楽しめる定番ライン、コレクションラインの3本軸で展開。企画デザインには過去に大手スポーツブランドに携わった人材を採用し、TOKYO BASEならではのファッションの要素をかけ合わせるという。大阪・梅田エリアと新宿エリアに出店予定で、新宿エリアではメンズとウィメンズの専門店をそれぞれ展開する予定。中期的に250億円規模の事業に成長させる。

 セレクト業態では、2007年に立ち上げたステュディオスを古くから利用してきた顧客層が求めるアイテムを集積する。谷CEOは「我々は20〜30代のマーケットが得意だったが、ステュディオスはデビューから15年が経とうとしている。当時来店してくれた大学生は今では35歳になった。僕も37歳になったし、40〜50代の社員もいる。接客スタイルや立地を工夫すれば、日本のブランドは好きだがステュディオスが合わないという"ステュディオスの卒業生"を取り込めるのではないか」と見解を語った。「マーケット規模は広くないかもしれないが都心部では需要がある」という考えから、今秋に丸の内仲通りに1号店として路面店をオープンするほか、これまで未開拓だった六本木エリアにも出店する計画。中期的に売上100億円規模を目指す。

 同社は今期(2022年1月期 ※今期から決算期変更)、新業態を含め国内外でリアル店舗の出店を加速させる考えで、今年3月から来年1月までの期間で国内に11店舗、海外に9店舗を新たに展開する予定。グローバルで勝負していける企業を目指しており、「目先の売り上げを狙うと海外市場が苦しくなる」という背景から低価格路線にはシフトせず比較的高価格帯の事業モデルを維持するため、郊外ではなく東名阪エリアを集中的に攻めていく方針を明かした。

TOKYO BASE 谷正人代表

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