TOKYO BASEから若手社員が手掛けるジェンダーレスな新ブランド「リノー」がデビュー “メンズパール着用”の提案も
(左から)デザイナーの高木慎也氏、ディレクターの吉本悠希氏
Image by: FASHIONSNAP
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TOKYO BASEから若手社員が手掛けるジェンダーレスな新ブランド「リノー」がデビュー “メンズパール着用”の提案も
(左から)デザイナーの高木慎也氏、ディレクターの吉本悠希氏
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TOKYO BASEが、新ブランド「リノー(LiNoH)」を発表した。Z世代の若手社員をディレクターに起用し、同社のオリジナルブランドの中でもエッジが効いたデザインを提案。基本的にメンズ向けとしているが、ジェンダーレスかつ着用者のスタイルに合わせて様々な着こなしができるコレクションを展開していくという。
ブランド名にある大文字の英字「L」は自由(Liberty)、「N」は新鮮(Novel)、「H」は調和(Harmony)からそれぞれ引用し、「色彩が調和する自由でロマンチックなジェンダーレスウェア」をブランドコンセプトに打ち出す。ブランドを手掛けるのは、スーツブランド「ビスポークトウキョウ(BESPOKE TOKYO)」ディレクターの高木慎也氏とステュディオス原宿本店で販売員を務める吉本悠希氏の2人。2〜3ヶ月の準備期間を経てローンチを実現させた。同社の谷正人CEOはブランディングに関与せず、2人のリアルな感性をダイレクトに反映したという。ターゲット層はZ世代やデジタルネイティブ世代を想定している。
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ファーストコレクションは29型をラインナップし、他のオリジナルブランドと同様にメイド・イン・ジャパンを徹底。メッシュニットのカーディガンやシアー素材のシャツ、マーブル模様のパンツといったウェアのほかに、パール使用したブレスレットやネックレス、パーツを組み合わせて長さを調整できるチェーンネックレス、レザーハットなどのアクセサリー・小物も充実させた。ホワイトやブラックといったベーシックカラーに加えて、淡いピンクやブルー、グリーンなどのニュアンスカラーも取り入れている。価格帯は税別4396〜34100円。7月21日にステュディオスの公式オンラインストアで販売し、翌22日からステュディオス原宿本店でも取り扱う。
パールのアクセサリーは近年メンズのストリートで浸透しつつあり、原宿本店でもジュエリーブランド「プリーク(Preek)」に別注したパールのアクセサリーが人気を集めた。また、「ステュディオス ウィメンズ(STUDIOUS WOMENS)」の店舗に男性客が来店し、ウィメンズ商品を買うことも少なくないことから、新ブランドではジェンダーレスを打ち出したという。リアルな空気感をブランドに取り入れるため、ディレクターを担当する吉本氏はリノーのデビュー以降もステュディオス原宿本店の店頭に立ち、リノーのアイテムを着用し来店客の反応を見ながらブランド運営を行っていく方針。コレクションは春夏、秋冬の年2回の発表を予定している。
TOKYO BASEでは今春からステュディオスのオリジナル商品の製造販売を休止し、自社オリジナルブランドの拡充を進めている。リノーの立ち上げもその一環としている。今秋にはアスレジャーの新業態を立ち上げる計画だ。
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