マッシュスタイルラボが、40~60代のミドルエイジ向けセレクトショップ「タグドレス(Tug dress)」を今秋から開始する。9月16日に大丸京都店、10月上旬に阪神梅田本店に常設店舗を出店する予定。「スナイデル(SNIDEL)」「セルフォード(CELFORD)」「フレイアイディー(FRAY I.D)」といった自社ブランドに加えて、独自に買い付けたヴィンテージドレスやファッション雑貨も取り扱うという。
マッシュスタイルラボがセレクトショップを展開するのは初めて。店名は、大型船をエスコートし、着岸時には船の手足となって舵取りの補助や速度制御を行う曳き船である「タグボート」から引用している。ショップコンセプトは、洋服の美術館を意味する「Museum of FASHION」。ファッションを愛し、仕事も趣味も妥協せず毎日をポジティブに生きるミドル世代の女性に向けて、エレガントなスタイルを提案するドレスストアとして運営する。
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同社ブランドはルミネやマルイなどの商業施設に出店しているため若者向けのイメージが先行するが、すべてのブランドは「エイジレス」を打ち出しており、実際に若者だけではなくミドル世代の来店客も少なくないという。また、日本社会で高齢化が進行している背景も踏まえ、タグドレスではミドル世代の顧客が気軽に来店できるように、ターゲット層をあえて引き上げた。
商品構成は自社ブランドを中心に、エリアや顧客の特性に合わせて店舗ごとでラインナップを変更する。初年度は2店舗ともにスナイデル、セルフォード、フレイアイディーに加えて「リリーブラウン(LILY BROWN)」「ミラ オーウェン(Mila Owen)」「ファーファー(FURFUR)」「スタイリング(styling/)」の計7ブランドを取り扱い、段階的に同社が運営しているすべてのウィメンズブランドを導入する予定だ。買い付けのヴィンテージドレスは、ファッション業界でのキャリアが長く、タグドレス事業の立ち上げに携わった女性スタッフが当面の間担当するが、店舗スタッフを「スタイリスト&バイヤー」として育成し、店長が自らバイイングを手掛ける体制を視野に入れる。“個人商店”と位置付けられるような店舗運営を目指すとしており、ECでの販売は現状予定していないという。
また、マッシュスタイルラボとしてローカル戦略に着手する計画を立てており、各店舗の出店エリアの現地メーカーやD2Cブランドとの協働を計画。期間限定で当該ブランドの商品販売や店内のイベントスペースでのイベント開催などを想定している。百貨店に出店する店舗に関しては、1店舗あたり年商1億円を初年度の目標に掲げる。
■Tug dress 大丸京都店
オープン日:2021年9月16日(水)
所在地:京都府京都市下京区四条通高倉西入立売西町79番地 3階
電話番号:075-288-7017(営業開始日より開通)
■Tug dress 阪神梅田本店
オープン日:10月上旬予定
所在地:大阪府大阪市北区梅田1丁目13番13号 4階
電話番号:06-6345-1249(営業開始日より開通)
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