エア ズーム アルファフライ ネクスト%
Image by: NIKE
青山学院大学の総合優勝で幕を閉じた第98回東京箱根間往復大学駅伝。選手の着用シューズでは「ナイキ(NIKE)」の独壇場を崩すため、「アシックス(asics)」や「アディダス(adidas)」が厚底シューズの開発に取り組み、ナイキの着用率が昨年の95.7%から74%に下回ったことで「ナイキ一強の勢力図に変化が訪れた」と話題を集めていた。しかし、歴代の区間賞記録保持者の着用シューズが全てナイキであることがわかった。
第98回大会では、15年ぶりの区間新記録となる1区の吉居大和選手(中央大学)、連続区間新記録を達成した9区の中村唯翔選手(青山学院大学)と10区の中倉啓敦選手(青山学院大学)の3選手が新記録を樹立。3選手ともに、ナイキのエア ズーム アルファフライ ネクスト%を着用していた。なお、今年の箱根駅伝では、ミズノを着用した4区の嶋津雄大選手(創価大学)とアディダスを着用した5区の細谷翔馬選手(帝京大学)を除く計8区でナイキ着用者が区間賞を獲得した。
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歴代区間記録では、2区は2021年のイエゴン・ヴィンセント選手(東京国際大学)、3区は2020年のイエゴン・ヴィンセント選手(東京国際大学)、4区は2020年の吉田祐也選手(青山学院大学)、5区は2020年の宮下隼人選手(東洋大学)、6区は2020年の館澤亨次選手(東海大学)、7区は2020年の阿部弘輝選手(明治大学)、8区は2019年の小松陽平選手(東海大学)となっており、今年とあわせて全ての選手がナイキのシューズを着用。また、2022年に3区で区間賞を獲得し、日本人最高タイムとなった丹所健選手(東京国際大学)が着用していたのもナイキのシューズだった。
アシックスが2021年の0人から13人(12.4%)、アディダスが2021年の4人から12人(11.4%)となるなどナイキ以外の着用者が増え、他社の追撃に注目が集まった今年の箱根駅伝。だが、シェア率に変化はあったもののレース結果だけを見ればナイキ一強となっており、名実ともに最速メーカーの地位を確立したと言える。着用率が急増したアシックスは社長直轄組織「Cプロジェクト」を始動して「とにかく勝てるシューズ」を目指すなど、各社のシューズ開発が活発に行われている。来年の箱根駅伝では、ナイキより速いシューズが見られるか。シューズメーカーの戦いも更なる熱い展開が期待される。
■第98回大会区間賞
1区:吉居大和(中央大)ナイキ ※区間新
2区:田澤廉(駒澤大)ナイキ
3区:丹所健(東京国際大)ナイキ ※日本人最高タイム
4区:嶋津雄大(創価大)ミズノ
5区:細谷翔馬(帝京大)アディダス
6区:牧瀬圭斗(順天堂大)ナイキ
7区:岸本大紀(青山学院大)ナイキ
8区:津田将希(順天堂大)ナイキ
9区:中村唯翔(青山学院大)ナイキ ※区間新
10区:中倉啓敦(青山学院大)ナイキ ※区間新
■箱根歴代区間記録
1区:2022年第98回大会、吉居大和 (中央大)ナイキ エア ズーム アルファフライ ネクスト%
2区:2021年第97回大会、イエゴン・ヴィンセント(東京国際大) ナイキ ズームエックス ヴェイパーフライ ネクスト%
3区:2020年第96回大会、イエゴン・ヴィンセント(東京国際大)ナイキ ズームエックス ヴェイパーフライ ネクスト%
4区:2020年第96回大会、吉田祐也( 青山学院)ナイキ ズームエックス ヴェイパーフライ ネクスト%
5区:2020年第96回大会、宮下隼人(東洋大学)ナイキ ズームエックス ヴェイパーフライ ネクスト%
6区:2020年第96回大会、館澤亨次(東海大学)ナイキ ズームエックス ヴェイパーフライ ネクスト%
7区:2020年第96回大会、阿部弘輝(明治大学)ナイキ ズームエックス ヴェイパーフライ ネクスト%
8区:2019年第95回大会、小松陽平(東海大学)ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4% フライニット
9区:2022年第98回大会、中村唯翔(青山学院)ナイキ エア ズーム アルファフライ ネクスト%
10区:2022年第98回大会、中倉啓敦(青山学院)ナイキ エア ズーム アルファフライ ネクスト%
エア ズーム アルファフライ ネクスト%
Image by: NIKE
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