化粧品業界でもウクライナへの人道的支援のための寄付および、ロシアでの営業停止の動きが広がっている。資生堂が、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)に100万ユーロ(約1億3000万円)を寄付したのに続き、花王がUNHCRに50万ユーロ(約6400万円)を寄付。仏ロレアル(L'OREAL)は、UNHCRやユニセフなどを通じて最大500万ユーロ(約6億4000万円)を、米エスティ ローダー カンパニーズ(ESTEE LAUDER COMPANIES)は100万ドル(約1億2000万円)を、「ザボディショップ(THE BODY SHOP)」は、これまでに18.7万ポンド(約2900万円)を寄付した。
その他、ロレアルは赤十字などと協力しすでに25万のエッセンシャルケアおよび衛生製品を配布し、今後も製品を提供すると発表。ザボディショップも近隣諸国に避難している女性や子どもたちに製品の無償で提供。花王は、避難先での暮らしに役立ててもらうため、「メリーズ」のベビー用紙おむつ、「ロリエ」の生理用品、「ビオレ(Biore)」のハンドソープなどを寄贈する。また、資生堂や花王、ザボディショップなどはグループ従業員に、ウクライナへの寄付金を募るという。
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一方、ロシアに対しては、資生堂や花王はロシア向けの輸出出荷を停止すること、また同国における広告宣伝などの事業投資活動も停止するとした。仏ロレアルや米エスティ ローダー カンパニーズ、ザボディショップはロシア国内における営業休止を発表している。
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