株式会社Familyinn(以下、Familyinn)は、 お寺暮らしのプラットフォームサービス「寺あんご」の提供を開始しました。
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同サービスを通じて、心と体を整えられる心安らかな暮らしを提供するほか、衰退しつつあるお寺の再復興に貢献するとしています。
「寺あんご」で心と体を整えるお寺暮らしを
寺あんごは、宿坊のあるお寺を予約することができるプラットフォーム。各お寺では、瞑想のほか、朝夕のお勤め、読経や食法、作務などの体験ができます。
また、修行によって心と体を整えるだけでなく、お寺がある地域との交流もできるといいます。
執筆時点で体験可能なお寺として挙げられているのは、和歌山県の高野山 恵光院や福岡県の川瀬観音 円通寺、岐阜県の高山 善光寺、新潟県の弘仁寺です。お寺ごとに体験内容やコンセプト、雰囲気が異なるようです。
LINEで気軽に相談、オンライン内見も
お寺の滞在は、最低1か月から。わからないことはLINEで相談できるほか、滞在前にオンライン内見や面談を希望することも可能です。
Familyinn代表の杉本朋哉氏のTwitterによると、3名限定で1週間無料滞在モニターを募集中とのこと(執筆時点)。興味のある人は、チェックしてみてはいかがでしょうか。
衰退傾向にあるお寺
Familyinn社は、寺あんごに「全国のお寺の再復興を目指す」という思いも込めています。
多くのお寺は、檀家の減少やお参り文化の停滞により、衰退傾向にあるのだそう。さらに、コロナ禍で宿坊を利用する訪日外国人旅行者などの受け入れが中止になっているといいます。
このような背景を受けて同社は、「お寺を日常に」をコンセプトに、人が集う場としてお寺暮らしのサービス「寺あんご」をリリースしました。
ちなみに、寺あんごの公式サイトによると、「あんご(安居)」とは、仏教の発祥となる古代インドにて、雨季に1か所に滞在し、外出を禁じて集団で修行生活をおこなったのが始まりとされているのだそう。インドの雨季は雨が激しく徒歩旅行に適さず、草木虫類を傷つけるため、お釈迦様が雨季に定住し修行をすることを定めたといいます。
現代の私たちは、まるで立ち止まることを許されないかのように仕事や情報の“雨”に晒されています。お寺暮らしを通じて、忙しい日常から離れ、心安らぐ時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
PR TIMES
(文・和泉ゆかり)
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