LVMHプライズ 公式サイトより
ファッションプライズ「LVMH Young Fashion Designers Prize(以下、LVMHプライズ)」が、2022年のファイナリストを発表した。日本人デザイナー 岡﨑龍之祐が手掛ける「リュウノスケオカザキ(RYUNOSUKEOKAZAKI)」をはじめとする8組がノミネートされた。日本人デザイナーがファイナリストに選ばれたのは2020年の「トモ コイズミ(TOMO KOIZUMI)」の小泉智貴以来2年ぶり(※2020年は新型コロナウイルスの世界的な流行によりグランプリの選出を中止)。
岡﨑は、東京藝術大学大学院美術学部デザイン科を首席で卒業後、2018年にブランドを設立。「人間と自然の境界線に衣服がある」というコンセプトのもと、「調和」をテーマとしたウェアラブルなアートピースを制作している。2021年に「Rakuten Fashion Week TOKYO」で初のファッションショーを披露した。
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RYUNOSUKEOKAZAKI 2022SS 東京コレクション
Image by FASHIONSNAP
ファイナリストにはこのほか、2008年に「装苑賞」を受賞後「ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)」などで経験を積んだ韓国出身デザイナーが手掛ける「ASHLYN」、カリフォルニアのベニスビーチを拠点とする「ERL」、セントラル・セント・マーチンズ(Central Saint Martins)出身のデザイナーデュオによる「KNWLS」、素材の廃棄ゼロを目指し構築的なデザインを追求するアイルランド設立のブランド「Róisín Pierce」、「アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)」が寄付した素材で卒業作品を制作した英国人デザイナー Steven Stokey Daleyによる「S.S. DALEY」、ナイジェリア人デザイナーが展開する「TOKYO JAMES」、クリストファー・ベイリー(Christopher Bailey)による「バーバリー(BURBERRY)」で経験を積んだIdris Balogunが手掛ける「Winnie New York」が選ばれた。
LVMHプライズでは、2016年に「ファセッタズム(FACETASM)」の落合宏理が日本人初のファイナリストにノミネート。2017年は「コウザブロウ(KOZABURO)」の赤坂公三郎(特別賞受賞)、2018年は「ダブレット(doublet)」の井野将之(グランプリ受賞)、2019年は「アンリアレイジ(ANREALAGE)」の森永邦彦がファイナリストに選出された。
■ファイナリスト
・「ASHLYN」Ashlyn Park
・「ERL」Eli Russell Linnetz
・「KNWLS」Charlotte Knowles、Alexandre Arsenault
・「Róisín Pierce」Róisín Pierce
・「RYUNOSUKEOKAZAKI」岡﨑龍之祐
・「S.S. DALEY」Steven Stokey Daley
・「TOKYO JAMES」Iniye Tokyo James
・「Winnie New York」Idris Balogun
■LVMHプライズ:公式サイト
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A Cultural History of Western Fashion: From Haute Couture to Virtual Couture
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